鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ナビスコ決勝戦コメント

2012年11月03日 | Weblog
Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝トーナメント 決勝
鹿島アントラーズ:ジョルジーニョ
先ずは選手たちに優勝おめでとうと伝えたい。また同時にどんな苦しい状況でも支えてくださったサポーターの皆さんに感謝したい。選手たちが努力を続けてこれたのも彼らの存在があったからだ。

清水というチームは本当に素晴らしいチームだし、おもしろい選手も多く、パスワークもいい。そして若さもあるし、タフさもある。ゴトビ監督という素晴らしい指導者の下、しっかりチームとそしてのトレーニングを積んでいると思う。ただ、今日は我々が相手の長所を消す中でゴールを決めることができた。

また最後は柴崎の素晴らしいパフォーマンスが見られた。若い選手だが日本代表でも活躍できる存在だし、将来的には日本サッカーを牽引する1人になると確信している。あれだけの選手に出会うことは少ないし、あの冷静さは驚くべきこと。あれで20歳だが、ベテランのような落ち着きがあるしフィジカルも強い。あの中盤のポジションは難しいポジションだが、時々私がヒヤリとするほどの落ち着きぶりを持っている。PKでも分かったように、あれだけ強靱的な精神力を持っている。今日は冷静な柴崎に蹴って欲しいと思った。私は彼の指導者であることに喜びを感じているが、恐らく近い将来ヨーロッパでプレーすると思うので指導する期間は短くなるだろう。ただそれは日本サッカーにとっていいことだと思う。

(増田の途中出場について)色々な状況を想定しなければいけなかったし、相手の長所も考える必要があった。清水の両サイドバックは攻撃的で、しかもサイドハーフと一緒にユニットで攻めてくる。こちらはサイドハーフ、サイドバックのユニットで守っていく必要があった。増田を入れることで小笠原、柴崎のボランチにして、引き続きユニットで守っていくバランスを取った。本田は怪我から復帰して間もないし、90分やれる状況でもない。また昌子を左サイドバックに置いたことについて驚かれた方もいらっしゃると思うが、清水にはここまで2敗している。いずれも大前選手にやられているわけで、そこをケアしたいと思った。新井場は昌子よりも攻撃的で、今回の意図である一対一での対応に適しているわけではない。昌子には大前選手を自由にさせないことをミッションとして、もし相手が水を飲みに行くようだったら、一緒に飲みに行くぐらいの気持ちでやれと言った。きちんと役目を果たしてくれたと思う。

(選手として、そして監督としてヤマザキナビスコカップを優勝した初めての人物となって)現役でも監督でも獲れたという結果を出したということになったが、そういうチャンスをもらえる人も少ない。だから私は幸運な人間だと思う。ただまだ終わったわけではないし、他のタイトルも獲りにいく。一番重要なのは、選手たちの意思。選手たちから次も獲るという気持ちになってこそ、前に進める。

【青木 剛】
出来れば90分で勝ちたかったが、結果的に優勝で終われたことは良かった。勝って喜べるというのは嬉しいこと。

【新井場 徹】
素直にうれしい。途中出場だったけど結果的にチームが勝ったことは良かった。前半は相手ペース。そういった中で点を取れた。PKで追いつかれはしたが、徐々にこっちのペースになって来た。その後、うまくゲームコントロールして、冷静に出来た結果が優勝につながった。

【遠藤 康】
優勝は嬉しい。2回くらいゴールチャンスがあったが、結果的にチームが勝てたから良かった。決勝だからお互いが探り合いだった。後半以降はスペースが出来ると思ったので、そこで決まるかどうかだった。リーグ戦で2回負けているので、どうしても勝ちたかった。自分がボールを運べれば、後ろが楽になるしドゥトラが何とかしてくれると思っていた。

2012年11月03日(土)

本日行われたナビスコ決勝 清水戦は延長戦の末、2-1と勝利しました。これでアントラーズは通算5度目、そして2連覇を達成しました。

ヤマザキナビスコカップ優勝コメント
  監督 ジョルジーニョ
先ずは選手たちに優勝おめでとうと伝えたい。また同時にどんな苦しい状況でも支えてくださったサポーターの皆さんに感謝したい。選手たちが努力を続けてこれたのも彼らの存在があったからだ。(選手として、そして監督としてヤマザキナビスコカップを優勝した初めての人物となって)現役でも監督でも獲れたという結果を出したということになったが、そういうチャンスをもらえる人も少ない。だから私は幸運な人間だと思う。ただまだ終わったわけではないし、他のタイトルも獲りにいく。一番重要なのは、選手たちの意思。選手たちから次も獲るという気持ちになってこそ、前に進める。

  GK 曽ヶ端 準
難しい試合だった。今年はリーグ戦で思わしくない成績なので、しっかりタイトルを取ってリーグ戦につなげられればと思っていた。勝つと負けでは大きく違うので、しっかり勝つことが出来て良かった。相手の長所であるサイドに気をつけていた。求められていることを出来たと思うし、結果につながった。

  DF 岩政 大樹
勝てて良かった。狙い通り、0対0の時間を長くできた。思っていたよりも緊張してしまって、自分はまだまだ未熟だなと思う。タイトルを6年連続取れるというのは、ありえないこと。リーグ戦で成績が出ていない状況のなか、負けていても応援していただいている方たちこそ、真のサポーターだと思う。そういう人たちのためのタイトルだと思っている。

  DF 新井場 徹
素直に嬉しい。途中出場だったけど結果的にチームが勝ったことは良かった。前半は相手ペース。そういった中で点を取れた。PKで追いつかれはしたが、徐々にこっちのペースになって来た。その後、うまくゲームコントロールして、冷静に出来た結果が優勝につながった。

  DF 青木 剛
出来れば90分で勝ちたかったが、結果的に優勝で終われたことは良かった。勝って喜べるというのは嬉しいこと。

  DF 西 大伍
(試合を終えて)疲れた。去年は出場できない中の優勝で、今年は出場しての優勝なので全然違う。攻撃はあまり上手く出来なかった。前半はサコが孤立していたし、前で上手くもらうタイミングが無かった。上がるにはタイミングも必要だから行ける時は行った。守備は前半の最初にやられていたけど、全体的にはしっかり行けていたと思う。

  DF 昌子 源
前の試合で大前選手にやられていたので、そこをしっかり抑えて、攻撃は大伍くんに任せた。自分はとにかく大前選手と吉田選手のところを抑えるという役割で入り、攻めは考えていなかった。大前選手はあれだけ若いのにすごかった。結果として止めることができたのかもしれないけれど、内容では負けていたと思う。まさかこんな大舞台でチャンスがまわってくるとは思っていなかった。ガッチガチだったが、自分なりにやれたのではないかと思う。

  MF ドゥトラ
お疲れ様。チョー嬉しい~!

  MF 増田 誓志
優勝は嬉しいけど次の大宮戦が大事な試合になる。状況が状況なので去年よりは喜びは薄い。優勝してJ1残留が決まる訳ではない。常に試合には最初から出たい気持ちはある。でも出られないからと言ってチームの力になれないのであれば、アントラーズにいる必要はない。

  MF 本田 拓也
前半の早い時間帯に失点をしなかったことが大きかったかなと思う。相手のクロスが嫌だった。クロスの対応やこぼれ球には気をつけようと話はしていた。中はやられる気がしなかったので特に問題は無かったが、相手が前から来てそれを受ける形になった。自分たちのペースになった時に、良いテンポでパスを回して良い攻撃ができていたので、そういう時間帯を増やさないといけない。ただ、相手も若くて運動量も多かったので、仕方がない部分はあったかなとも思う。この前の試合でもそうだったが、後半は怖くなかった。若いけど、杉山選手も出ていなかったし、ゲームを組み立てる選手が少なかったと思う。

  MF 柴崎 岳
MVPは取れると思っていなかった。個人の賞よりもチームが優勝できたことが嬉しい。2ゴールは誰も予想していなかったと思う。1点目は自分が取ったPKなのでプレッシャーなく思いっきり蹴った。2点目は裏のスペースがあるのが分かっていて、パスが若干長かったけどヨン ア ピン選手が足元を狙っているのが分かっていた。ゴール慣れしてないので緊張した。アントラーズが掲げる団結というものが勝利につながったと思う。

  MF 遠藤 康
優勝は嬉しい。2回くらいゴールチャンスがあったが、結果的にチームが勝てたから良かった。決勝だからお互いが探り合いだった。後半以降はスペースが出来ると思ったので、そこで決まるかどうかだった。リーグ戦で2回負けているので、どうしても勝ちたかった。自分がボールを運べれば、後ろが楽になるしドゥトラが何とかしてくれると思っていた。

  MF 小笠原 満男
前からの守備は狙いの一つでもある。相手が出て来たところでカウンターをかけ、2得点出来たと思う。SB、CBが相手のクロスに対し、上手く対応出来た。相手への対応力はこのチームの良いところ。何をして良いのか、しちゃいけないのか分かっている選手が多い。予選を含め多くの選手が出場した大会なので全員で掴んだ優勝だと思う。

  FW 大迫 勇也
システム上、前で孤立する場面が多いだろうと最初から思っていた。今日は勝ちに徹する、勝つサッカーをしようと思っていたので、本当に結果が出て良かったと思う。相手が前半に疲れてくれたので、いい意味で良かった。自分たちのサッカーが変わっただけで、はじめから前に出ようと思えば出られたと思うが、そこはあえて引いていた。結果が出たからいい。こういう舞台では、結果がすべてなので、本当に良かった。

  FW 興梠 慎三
今年はリーグ戦でも下のほうにいて、なかなか良い結果が出ていないので、優勝できたことは良かったと思う。でも、今日は全くやりたいことが出来なかった。うちは引いていて、向こうに合わせていたのかなという立ち上がりだった。もう少しみんなが前に出て来てくれていれば、もっと良いプレーができたかなと思う。僕自身としては、課題しか残らない試合だった。あまりボールも触れていない。後半は向こうが疲れてチャンスが出てくるかと思っていたけど、交代させられてしまった。何もできずにという感じ。監督から「イエローをもらっていたので、1人減るのは厳しいから早めに交代した」と言われた。内容としても良くなかった。相手に主導権を握られながらも、耐えてカウンターで決めたという形だったので。結果的に勝てた試合だった。相手に合わせるのではなくて、自分たちのサッカーをするのがアントラーズだけど、今は難しい。

【ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島】ジョルジーニョ監督(鹿島)記者会見コメント(12.11.03)
11月3日(土) 2012 ヤマザキナビスコカップ 決勝
清水 1 - 2 鹿島 (13:10/国立/45,228人)
得点者:73' 柴崎岳(鹿島)、77' 大前元紀(清水)、93' 柴崎岳(鹿島)

●ジョルジーニョ監督(鹿島):

「まず選手たちに優勝おめでとうと伝えたいです。同時にどんな状況でも支えてくれるサポーターに感謝を伝えたいと思います。今日は、選手たちが諦めずに努力した成果を示せたと思っています。
試合に関しては、清水は面白い形の選手の配置をして、パスワークで崩してきましたし、同時に勢いとスピードをもって攻撃を仕掛けて来て、牽制をしなくてはならない部分もありました。今日の試合のタフさを皆さんも見て感じたと思いますし、素晴らしい監督の指導というのが表現された部分もあったと思います。

ゴトビ監督はこういう試合会場で話すくらいで接する時間は短いですが、素晴らしい人格の持ち主で尊敬できる方です。技術的・精神的にポテンシャルとなる力の引き出し方をしているし、特に戦術的な部分は非常にマークしにくい戦法で僕も考えさせられたし、特に若い選手が勇敢にプレーする姿を見て、今後このチームが怖いチームになっていくと思いました」

ただ、その困難な状況を選手たち自身が情報を整理して、相手の長所を消す作業をした中でチャンスを作りだすことができました。最後は柴崎選手の素晴らしいプレーを見られたと思いますし、彼は若い選手ですが日本代表で活躍できる、将来的には日本サッカー界を背負う選手の一人に成長するのではないかと思います」

Q:増田選手を投入して、柴崎選手を中のポジションに移してから攻撃面が改善されたと思うが、あの交代を70分まで引っ張った理由は?

「この試合において色々な状況や相手の長所を考えなくてはならなかったのですが、ひとつは両サイドバックが攻撃的な選手で、クロスの精度も高いし、あとはユニットで中と外、そして縦のポジションチェンジだったりで崩そうという狙いがあるので、そこは我々もサイドハーフとサイドバックのユニットで相手のユニットに対応しようとしました。
興梠選手はFWですが、もともとハーフの選手なのでそこもしっかりできるのではないかと思ったのですが、守備も求められるポジションで、前半でカードをもらってしまったので、ドゥトラ選手を入れて同じ状況を持続することを狙いました。
そのあとで、増田選手を入れて柴崎選手と小笠原選手をダブルボランチにしたんですが、柴崎選手はサイドも中も両方できるので、そういった意味でバランスを崩さずにサイドのユニットの代用と、同時に攻撃の厚みをかけることを狙いました。また、本田選手が怪我から復帰間もなくて90分できないというところでこういったプランをたてなくてはなりませんでした。

もう一つ皆さんが驚かれたのは昌子選手を左サイドバックに置いたところかと思いますが、清水には2敗しているなかで、その中で大前選手がいい動きをしていて、いい判断をして得点もしているし、そういった意味で彼をどう押さえるのかをキーとしてとらえていました。そこはずっと新井場が対峙していましたが、彼はどちらかというと攻撃能力が高い選手で、彼に対峙をしてほしいと言っても求めるものが違うと思ったので、昌子選手をいれて1対1の強さ、アグレッシブさ、ボールを簡単には失わないというところで対応できるのではないかと思いました。彼には他は何もさせない、水を飲みにいった時にも一緒についていくくらいの気持ちでついて行けと言ったわけで、出した要望をしっかりとやってくれたと思っています」

Q:前半右サイドはかなり破られていた印象があるが、そのあたりの修正はどう指示をしたのか?

「僕の最初のプランは柴崎選手が右で遠藤選手を左と思っていたんですが、選手から入れ替えてほしいという要望があったので答えました。守備もできるし遠藤選手が右の方がプレーしやすいという事だったので、選手の気持ちの部分もくみました。
先程も説明しましたが、選手にはユニットで対応することを要求しました。ただ、完璧に抑えるのは不可能なことです。相手の左サイドバックの選手の能力の高さも称えなくてはいけないし、相手の戦法をくぐろうという努力はしたと思いますが、1,2回危険な場面は作られました。ただ、それは相手の選手の能力もあるだろうし、サッカーは完璧なスポーツではないので多少ずれが生じたところもあると思います」

Q:ジョルジーニョ監督は、選手としてもこの大会を制していると思うが、選手と監督の両方でタイトルを取るという快挙についてどう思うか?

「確かにそういった結果が出せましたが、世の中にそういったチャンスをもらえない人が多い中で僕は恵まれていると思っています。ただ、今日勝ったからと言って終わったわけではなくて、リーグ戦も天皇杯もあします。その他の大会で現役と監督という立場でタイトルを取った人がいるかわかりませんが、それも継続して目指したいと思います。ただ、重要なのは僕の目的意識ではなくて、選手の目的意識であるということです。選手がタイトルを取りたいという意識を持つことが重要なので、その働きかけをしてまたいい報告ができるようにと思っています」

Q:柴崎選手の成長は著しいと思うが、彼のここまでの成長について、どういった評価をしているのか?

「なかなかあれだけの選手とは出会えないと思います。20歳ではありますが、ベテランのような落ち着きがあるし、運動量も豊富。特に中盤の今プレーしているゾーンは密集していて精神的に落ち着いてプレーすることは難しいですが、そこを冷静にさばいていける。僕が外で見ていてひやひやするときにも落ち着きすぎだろうと思うくらいです。今日も皆さん見たと思いますが、PKの際にも彼に蹴らせました。彼の冷静に状況を見てボールを蹴るところは強じんな精神力だなと思っています。彼の指導者であることは光栄に思うし、おそらくヨーロッパで活躍する選手になると思いますが、ただそれは日本サッカーにとってはプラスの事ですし、日本代表でも必要不可欠な選手になると思います」

以上

【ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島】試合終了後の曽ヶ端選手、青木選手、遠藤選手、増田選手(鹿島)コメント(12.11.03)
●曽ヶ端準選手(鹿島)
「難しい試合でしたけれど、しっかりと結果を残すことができました。鹿島のサポーターだけでなく、清水のサポーターもいなければ、このいい雰囲気の中で試合はできなかった。そういう中でゲームができる幸せを感じながらプレーしていました。優勝できて何よりです」

●青木剛選手(鹿島)
「できれば90分で勝ちたかったけれど、結果的に延長戦でも勝てたこと、タイトルを獲れたことはよかったです。サポーターの方々とともに喜ぶことができるのは、本当に素晴らしいこと。決勝という一発勝負の舞台でそれを達成できたことはよかった」

●遠藤康選手(鹿島)
「サイドを抑えることから始まり、守備を安定させてから入れば、チャンスは出て来るんじゃないかなと思って試合に入りました。前半はさぐりさぐりの部分もあったと思います。(個人的な出来はいかがでしたか)まだまだです。やれることはあったし、得点を取れるチャンスもありました。守備も何回かやられた記憶もあるんで反省して次に臨みたいです」

●増田誓志選手(鹿島)
「優勝は素直にうれしいですが、次(リーグ戦)も大事なので、去年とは状況は違うと思っています。リーグ戦で苦しんでいますし、今日勝ったからと言って残留できるわけではないので。現実的な戦い方をしなければならない試合がすぐあるので、それに切り替えてやらなければならないと思います」

【ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島】試合終了後の昌子選手、大迫選手、本田選手、中田選手(鹿島)コメント(12.11.03)
●昌子源選手(鹿島):
「前の試合でやられたので、大前くんをしっかり抑えて、攻撃は(西)大伍くんに任せて、自分はとにかく大前くんと吉田くんのところをなにもさせないという役割で入りました。攻めても、1本くらいシュートを打ってやろうと思ってましたけど、試合に入ったらそんなこと考えてる場合じゃない!みたいな感じでした。(緊張しました?)ガッチガチです」

Q:清水の印象は?
「あれだけ若いのにすごい。大前くんとかすごかった。結果は止められたかもしれないけど、内容では負けていると思う。(前半は凌いでというイメージだった?)そうですね。交代は(興梠)慎三さんがイエローをもらってたからじゃないですかね。(途中交代まで献身的な守備を見せたが?)結果的には抑えられてたみたいに言われますけど、PKを入れられたのがちょっとショックでした。なにが起きたのか全然わからなかった。PKまではうまいこと凌げてたかなと思います」

Q:左サイドバックでいくと言われたのは?
「非公開練習の前の日です。早々とミーティングをして、『大前のところでやられすぎたから、最初は守備から入る。イバ(新井場)のところに昌子を入れる』ということで、そこから非公開で二日間練習しました。まさかこんな大舞台でチャンスがまわってくると思ってなかったので。自分なりにはできた方かなと思います」

Q:サイドバックの経験は?
「あんまりないです。途中からはあったけど、頭からはないですよね。でも『昌子は大前』みたいな感じで目的を言われていたのでやりやすかったですね。目的言われないで、例えば『イバのようにやれ』と言われていたらもっとダメだっただろうし、大前くん、吉田くんを潰す役割で入ったから目的がハッキリしていたんで、ある意味やりやすかったです。

大前くんが後半、中に絞ってきて、俺を避けるような感じだったので『嫌がってるのかな』と思いました。結局は勝負を仕掛けてこなかったですからね。1対1なら僕も自信はあるんで。いくら大前くんでも負ける気は無かったし。むしろ、絶対に止められる、スピードでも負けていないと思っていたので、自信は全然ありました。攻撃には上がらず、ちょっとサイドバックっぽくはなかったですけど、大前くんにマンツー気味になってたんですけど自分的にはやりやすかったです」

Q:試合前にピッチに出てきた理由は?
「あれはピッチの確認と、(大岩)剛さんに『お前、出てこい。雰囲気に飲まれてこい』と言われたからです。サポーターの声とか聞けて、ちょっとはリラックスできたかなと思います。(それで少し試合に入りやすくなった?)そうですね。芝生の問題は絶対に無いと思ってたんで。ピッチを確かめる振りをして今日はがんばるんでみなさんよろしくおねがいします、みたいな感じです。最初、(岩政)大樹さんと見に行く予定だったんですけど、大樹さんが『さっき見た』ということだったんで一人で行きました。(試合に出てみた感想は?)楽しかったです。あれだけ人がいても歓声が聞こえないです」

●大迫勇也選手(鹿島):
「システム上、前半は前の方で孤立するなとは最初から思っていました。今日は割り切って、ほんとうに勝ちに徹するというか、勝つサッカーをするということだったんで、結果が出て良かったです。(1トップとしてはサポートは少なかったけどその辺は割り切っていたと?)割り切ってやるしかなかったので。前半飛ばしすぎたのかむしろ相手が疲れてくれたんで。そこは良い意味でよかったのかなと思います」

Q:前回のリーグ戦と比べて相手のプレスの速さに違いはあった?
「自分たちのやるサッカーがかわっただけで、そんなに感じなかったです。僕たちがもっと最初から前に行こうと思っていたら前に行けていたただろうし、そこはあえて引いた感じだったので。結果が出たので良かったです。こういう舞台では結果がすべてなので。(我慢というか辛抱だった?)今日はそういう感じでやるということだったので仕方ないと思っていました。(チームとしても意思統一してブレなかった?)そうですね。後ろの人が指示を出してくれたんで」

Q:去年は大迫選手がMVPで、今年は柴崎選手がMVP。若い選手がタイトルを取ることに貢献していることについては?
「タイトルを獲れることは大事なことだと思うし、自分たちのやり方を確認できることもあるし、また違った考えを持てるところもある。ほんとうに嬉しいことなので、これに満足せず。まあ、満足できないですけどね。今日は次があるからあっさりしています(笑)」

●本田拓也選手(鹿島):
「この前のリーグと違って、結構前半から相手は来たかな、という印象があるけど、前半の30分過ぎくらいからは自分たちのペースでできたので、前半の早い時間に失点しなかったことが大きかったかなと思います。
(来られても慌てることはなかった?)クロスは嫌でしたけど、真ん中からの攻撃はあまりなかったので。FWの外国籍選手のところにパスが入って、そこを起点にしてという感じだったので、クロスの対応だけしっかりしていれば大丈夫だと思っていました。ただ、クロスのあとのこぼれ球とかは正直嫌でしたね。でも、中を割られる感じはしなかったので、そこは問題なかったです」

Q:守備的にいくという意識だった?
「そんなことは別にないんですけど、相手が前から来たんで、それを受けたみたいな感じだったと思います。攻撃に行くときも中途半端になって、長いボールを蹴ってというだけになってしまった。その時、もう少しディフェンスラインをあげられればよかったんですけど、前半の方はラインが低かったかなという感じがします。でも、自分たちのペースになったときはラインを上げて、テンポ良くまわせて良い攻撃ができていたので。そういう時間を増やさないといけないけど、相手も若くて元気な選手ばかりでした」

Q:前半を失点ゼロで折り返したとき手応えはあった?
「もう大丈夫だと思いました。この前の試合もそうでしたけど、後半はそんなに怖くないし、後半はだいたいうちのペースになるのがわかってたんで。若いけどゲームを落ち着かせる選手というのが、今日は(杉山)浩太くん出てなかったというのがむこうには大きかったんじゃないですか。いつもは浩太くんがそういう役目をしてるんだろうけど、若い選手だけでやってるというのが、こういう一発勝負のところは出るんじゃないかと思います」

Q:初優勝ですね。
「気持ちいいですね。めっちゃ気持ちいいですよ。いつも負けて帰っていたので。ロッカールームの雰囲気も違いますし、すごい気持ちいいですね。でも、切り替えて水曜日があるので。喜びはこの場所だけに抑えて、水曜日に切り替えていきたいと思います」

●中田浩二選手(鹿島):
「(試合には出ることはできなかったが)スタメンで出た選手だけでなく、控えの選手も含めて勝ち取ったタイトルだと思うので、そういう意味ではもちろんうれしいです。もちろん試合に出られれば、それに越したことはないけど。たぶん初めて決勝をベンチで見たと思うけど、なかなかいいモノでしたよ(笑)。優勝できてよかったです。

特に声をかけたと言うことはないけど、(昌子)源とかポイントポイントで経験が無い選手もいたので、そういう選手には声をかけたりしました。でも、思い切ってやってくれたので良かったと思います。

今年は怪我をして全然貢献できてないので、最終的にはベンチに入れて多少なりに貢献できたのはよかったけど、このまま終わるつもりもないし、リーグ戦もなかなか厳しい状況で、次の試合は特に難しい試合だと思うので、そういう試合に出られるようにやっていきたいと思います」

【ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島】試合終了後の柴崎選手、小笠原選手、新井場選手、興梠選手、岩政選手(鹿島)コメント(12.11.03)
●柴崎岳選手(鹿島)
「(感想は?)優勝した時は嬉しかったです。今はシャワーを浴びてひと段落したところです。今日の清水は素晴らしいプレーをしていました。それがなければこういった試合にはなっていないと思います。(PKのシーンは?)試合前に監督から今日はお前が蹴ろと言われていました。決めることが出来て良かったです。(2点目も)西(大伍)選手から良いボールが来て、コントロールしてシュートが出来ました。2得点は出来すぎです。(MVP賞については)まさかのMVPでした。個人賞には縁があまりなかったので、MVPについては素直に嬉しいです。(賞金の使い方は?)味方がいなければ生まれなかったゴールなので、みんなで使いたいと思います。(サポーターがたくさん来てくれました)サポーターのみんなのためになんとかタイトルを取りたかったので良かったです」

●小笠原満男選手(鹿島)
「リーグ戦で結果が出ない中でもこういったタイトルがとれて非常に嬉しく感じています。今の状況のなかで来てくれた多くのサポーターに感謝をしたいと思います。(今日の試合は)自分達のサッカーは出来たと思いますし、うまく試合を運べました。欲を言えば90分で試合を決めたかったですけど、これも鹿島らしいですし、意味のある優勝だと思います。(柴崎選手のPKについては)チームとしての指示でもありましたし、本人がとったPKですから。PK以外にも(柴崎選手は)素晴らしいプレーをしていたと思います。(ジョルジーニョ監督については?)監督には結果で応えることが出来ていなかったですし、今日の優勝で自分達のやっていることが間違っていなかったことが証明できたと思います。(鹿島の強さは?)多くの選手が試合にでて活躍できるということと、信じて応援してくれるサポーターがいることです」

●新井場徹選手(鹿島)
「途中出場自体は悔しかったですが、結果的にチームが勝つことができて良かったです。今日の試合は劣勢になるときが多かったですし、前半は特に相手のペースでした。その中でも鹿島のペースになると思っていましたし、最終的にはゲームをコントロールできたと思います」

●興梠慎三選手(鹿島)
「(今日の勝因は?)一人ひとりが強い気持ちをもって臨んだことが今日の勝因だと思います。サポーターからの声援も力になりましたし、たくさんスタジアムに来てくれてありがたかったです。(MVPの柴崎選手については)MVPに相応するプレーをしましたし、そういう選手だと思います。これから活躍していく選手だと思いますし、嬉しいです」

●岩政大樹選手(鹿島)
「(優勝は?)嬉しいです。前回相手は勝っていましたから、そこまでやり方を変えてくることはないだろうと思っていました。ですので、0-0の時間を長くするという自分達の狙い通りのサッカーができたと思います。相手はシステマチックにプレーしてきましたし、それに対応することができました。昨日はあまり寝ることができなくて、今日も緊張してしまいました。本当にコンディションを整えるのが下手だと思いました。全然落ち着いていなかったですし、後半途中に足はつっていましたので、どうごまかしてプレーするか考えていました。こんなに多くタイトルにめぐり合うことはないので、あり得ないくらい素晴らしいことだと思います」

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

試合前の国歌斉唱をおこなったゴスペラーズ。美しいハーモニーに観衆からは大きな拍手が沸き上がった。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

連覇、そして5度目のヤマザキナビスコカップ制覇を狙う鹿島のスターティングメンバー。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

鹿島の指揮官・ジョルジーニョ監督。自身初のビッグタイトルを狙う。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

本日、ヤマザキナビスコカップ20周年を祝し、バックスタンドでコレオグラフィが実施。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

選手入場時にはバックスタンドにヤマザキナビスコカップのコレオグラフィが浮かび上がった。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

試合開始から攻勢を見せたのは清水。鹿島は岩政大樹を中心に守りなかなか得点を許さない。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

何度もゴールを狙いシュートを放つ高木俊幸(写真右)のマークをかわしてボールを運ぶ本田拓也(写真左)。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

中盤の底でゲームをコントロールした小笠原満男(鹿島)。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

村松大輔(清水)とドゥトラ(鹿島)のマッチアップ。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

抜群のキープ力で勝利に貢献した遠藤康(鹿島)。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

カルフィン ヨン ア ピン(清水)と大迫勇也(鹿島)の激しい攻防。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

前半を無得点で折り返した両チーム。試合が動いたのは73分。李記帝が柴崎岳を倒してしまい鹿島にPK献上。これを柴崎が落ち着いて決めて鹿島が先制した。
写真はゴールを決めた柴崎(20番)と駆けよるドゥトラ(11番)

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

貴重な先制点を決めて喜ぶ鹿島の選手達。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

90分で決着のつかなかったこの試合。延長戦へと突入すると開始間もない93分、西大伍のパスを受けた柴崎岳がトラップで相手を抜き去るとゴール左隅に蹴り込み、鹿島が勝ち越しゴールを奪った。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

ジョルジーニョ監督は就任1年目での初タイトルとなった。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

優勝パネルを持って喜ぶ選手達。
左から大迫勇也、柴崎岳、西大伍、遠藤康、興梠慎三

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

2ゴールをあげ、見事MVPを獲得した柴崎岳。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

壇上で満面の見せる鹿島の選手たち。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

優勝の鹿島アントラーズが表彰台で喜びを爆発させる!

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

ピッチ上で歓喜のジョルジーニョ監督がナビスコカップを掲げる!

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

優勝メダルを胸に、ピッチ上で歓喜の優勝記念撮影!
この輪の中には「JOIN!CUP UP!キャンペーン」で当選したサポーターも参加した。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

サポーターと喜びを分かち合う鹿島の小笠原満男。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

ナビスコカップを持ったジュニーニョを中心に選手・スタッフが笑顔で記念撮影をする。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

サポーターから胴上げの祝福を受けるジョルジーニョ監督。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

激闘の120分を選手と共に戦ったサポーターの前で、優勝の記念撮影が行われた。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

表彰式を終えた選手たちが、手をつなぎ、横一列になってサポーターの元へダッシュ!皆良い笑顔だ。

[ ヤマザキナビスコカップ:決勝 清水 vs 鹿島 ]

サポーターの元へ横一列で走ってきた選手たちがゴールラインのところでヘッドスライディング、となるところが意思疎通ができておらず、ぐだぐだな感じに。それでも皆良い笑顔で、サポーターと喜びを分かち合っていた。

ジョルジーニョ監督、柴崎を絶賛「日本代表でも必要不可欠な選手になる」
 Jリーグのヤマザキナビスコカップ決勝が3日、東京・国立競技場で行われ、鹿島アントラーズが延長戦の末に清水エスパルスを2-1で破り、2年連続5度目の優勝を果たした。鹿島は後半28分に柴崎岳のPKで先制。同32分に大前元紀のPKで清水に追いつかれたが、延長前半3分に再び柴崎のゴールで勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 以下は、試合後のジョルジーニョ監督(鹿島)の会見要旨。

 まず選手たちに優勝おめでとうと伝えたいです。同時にどんな状況でも支えてくれるサポーターに感謝を伝えたいと思います。今日は、選手たちがあきらめずに努力した成果を示せたと思っています。

 試合に関しては、清水は面白い形の選手配置をして、パスワークで崩してきました。同時に勢いとスピードをもって攻撃を仕掛けてきて、けん制をしなくてはならない部分もありました。今日の試合がタフであったことは、皆さんも見て感じたと思いますし、素晴らしい監督の指導というのがサッカーに表現されていました。

(アフシン・)ゴトビ監督はこういう試合会場で話すくらいで、接する時間は短いですが、素晴らしい人格の持ち主で尊敬できる方だと思っています。技術的・精神的に選手のポテンシャルを引き出しているし、戦術的な部分では非常にマークしづらい戦法で、僕も考えさせられています。また、特に若い選手が勇敢にプレーする姿を見て、今後このチームが怖いチームになっていくと思いました。

――ジョルジーニョ監督は、選手としてもこの大会を制していると思うが、選手と監督の両方でタイトルを取るという快挙についてどう思うか?

 世の中にそういうチャンスをもらえない人が多い中で、僕は恵まれていると思っています。ただ、今日勝ったからと言って終わったわけではなくて、リーグ戦も天皇杯もあります。重要なのは僕の目的意識ではなくて、選手の目的意識であるということです。選手がタイトルを取りたいという意識を持つことが重要なので、その働きかけをして、またいい報告ができるようにと思っています。

――柴崎の成長は著しいと思うが、彼のここまでの成長について、どういった評価をしているのか?

 なかなかあれだけの選手とは出会えないと思います。20歳ではありますが、ベテランのような落ち着きがあるし、運動量も豊富です。特に中盤の今プレーしているゾーンは密集していて、精神的に落ち着いてプレーすることは難しいですが、そこを冷静にさばいていける。僕が外で見ていてひやひやするときにも落ち着きすぎだろうと思うくらいです。PKも彼に蹴らせました。彼の冷静に状況を見てボールを蹴るところは強じんな精神力だなと思っています。彼の指導者であることは光栄に思うし、おそらくヨーロッパで活躍する選手になると思いますが、ただそれは日本サッカーにとってはプラスのことですし、日本代表でも必要不可欠な選手になると思います。

取材協力:Jリーグメディアプロモーション
[ スポーツナビ 2012年11月3日 19:29 ]

MVPに驚く2得点の柴崎「個人賞にあまり縁がなかったので」
 Jリーグのヤマザキナビスコカップ決勝が3日、東京・国立競技場で行われ、鹿島アントラーズが延長戦の末に清水エスパルスを2-1で破り、2年連続5度目の優勝を果たした。鹿島は後半28分に柴崎岳のPKで先制。同32分に大前元紀のPKで清水に追いつかれたが、延長前半3分に再び柴崎のゴールで勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 以下は、試合後の柴崎(鹿島)のコメント。

「優勝した時はうれしかったです。今日の清水は素晴らしいプレーをしていました。それがなければ、こういった試合にはなっていないと思います。(PKのシーンは?)試合前に監督から『今日はお前が蹴れ』と言われていました。決めることができて良かったです。(2点目のシーンについて)西(大伍)選手から良いボールが来たので、コントロールしてシュートが打てました。2得点はできすぎです。(MVPについては)まさかのMVPでした。個人賞には縁があまりなかったので、MVPについては素直にうれしいです。(賞金の使いみちは)味方がいなければ生まれなかったゴールなので、みんなで使いたいと思います。サポーターのためになんとかタイトルを取りたかったので良かったです」

取材協力:Jリーグメディアプロモーション
[ スポーツナビ 2012年11月3日 19:45 ]

2連覇を喜ぶ鹿島・小笠原「意味のある優勝だと思う」
 Jリーグのヤマザキナビスコカップ決勝が3日、東京・国立競技場で行われ、鹿島アントラーズが延長戦の末に清水エスパルスを2-1で破り、2年連続5度目の優勝を果たした。鹿島は後半28分に柴崎岳のPKで先制。同32分に大前元紀のPKで清水に追いつかれたが、延長前半3分に再び柴崎のゴールで勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 以下は、試合後の小笠原満男(鹿島)のコメント。

「リーグ戦で結果が出ない中でも、こういったタイトルがとれて非常にうれしく感じています。今の状況のなかで来てくれた多くのサポーターに感謝をしたいと思います。(今日の試合は)自分たちのサッカーはできたと思いますし、うまく試合を運べました。欲を言えば90分で試合を決めたかったですけど、これも鹿島らしいですし、意味のある優勝だと思います。

(柴崎のPKについては)チームとしての指示でもありましたし、本人がとったPKですから。PK以外にも(柴崎は)素晴らしいプレーをしていたと思います。(ジョルジーニョ監督について)監督には結果で応えることができていなかったですし、今日の優勝で自分たちのやっていることが間違っていなかったことが証明できたと思います。(鹿島の強さは?)多くの選手が試合に出て活躍できるということと、信じて応援してくれるサポーターがいることです」

取材協力:Jリーグメディアプロモーション
[ スポーツナビ 2012年11月3日 20:14 ]


源の左SBは白眉であった。
この際杯が勝敗を分けたことは事実であろう。
源の成長も含めて、未来に繋がったと思う。
ジョルジーニョ監督の引き出しに乾杯である。

最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
源の安定したプレー (大宮の鹿)
2012-11-03 23:08:47
大前を潰し決定的な仕事をあまりさせなかった.大舞台にも関わらず源のプレーは良かったし成長が見られた試合だったと思う.彼自身も自信になったのではないだろうか.今後も頑張ってほしい.
今後は攻撃へつなげるプレーや空中戦を磨いてほしい.
がんばれ源!応援してるよ!
返信する