鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

名古屋戦コメント

2011年10月09日 | Weblog
Jリーグヤマザキナビスコカップ 準決勝


鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
決勝へ駒を進められて嬉しいし、名古屋に勝ったということが嬉しい。1つタイトルを獲れる位置にいるのだから、ぜひサポーターに足を運んでもらい、一緒に新たな歴史の1ページを綴りたい。
(試合を振り返って)前半だけで4、5点は取れる状況だったと思う。それが出来なかったことが苦しい状況を作り出してしまったことにつながったし、楢崎選手の好セーブや闘莉王選手の見事なクリアもあった。またこちらが先制したことで、レフェリングの基準が若干変わったように思えた。
(決勝点をアシストした)本山は宝物であり、クリスタルのような存在。大事に扱わなければいけない。磨いたり、愛情を注ぐことが必要。今季、彼は90分やれる状態にはないので、ここぞという時に使いたいと考えていた。後半で追いつかれたが延長前半を0で切り抜けたところで、最後の15分に本山をフレッシュな状態で使おうと思った。彼の持っている視野、パスの質が決勝点を作り出した。これが出来るという部分では、彼は日本で一番だし、それが彼の天性のサッカーセンス。彼を起用できる私は、幸せな監督だと思う。
(柴崎の活躍について)確かに彼がシュートを決めたが、その前に本山が作ったタメやスルーパスがあったわけで、チーム全員がみんなで取った決勝点ではないかと思う。柴崎は去年からトレーニングに参加したりして、チームのやり方や求められていることをしっかり理解している。まだ足りない部分はあるが、性格も強いし競争心も高い。若いが選手としては早く成熟するのではないか。後は継続してどれだけやれるかということなので、今持っている意識を持続していけば、アントラーズというチームだけではなく、日本のサッカーに貢献できる選手に成長していくと思う。

【遠藤 康】
今日はガクが最後に決めたけど、あれはモトさんのおかけだと思う。ミドルシュートは思い切り打ってやろうと思った。早めに点を取れば、サイドバックが上がって来るので、その裏を狙おうと思っていた。ガクはあの時間で良く走ってたし、後ろも安定していた。

【小笠原 満男】
前半、たくさんチャンスがあった。もっと繋いでサイドからクロスを入れたり、足元を狙うパスがあったりしても良い。有三の使い方はもっといい方法があるはず。モトが入って、試合は変わった。パスを受けられるし、出せる。シュートが入らないのはFWのせいだけじゃない。パスを出す方の問題もある。ちょっとずれるだけでも違う方に飛んでしまう。

【柴崎 岳】
ゴールを決め、結果を出せた事はうれしかったけど延長まで行ったのが…。モトさんとアイコンタクトはなかったが、オフサイドポジションだったので、戻ってDFと同じラインから、モトさんのパスが出てから走った。相手DFに走り勝てればいけると思った。あのシュートコースは、イメージ通り。シュートを打つことしか考えてなかった。こういう試合だから決められて良かったと思う。

【大迫 勇也】
立ち上がりは狙い通りだった。良い形でチャンスは作れていたけど、2点目が入ればもっと楽になった試合。シュート、入らないもんだなぁ。申し訳ない。モトさんに助けられた。ガクのゴールも良かったけど、モトさんは本当に凄い。後ろも完璧だと思う。


2011年10月09日(日)

本日行われたナビスコカップ準決勝 名古屋戦は、2-1で勝利しました。詳細はマッチレビューをご覧ください。なお、これでアントラーズは2006年以来5年振りとなる決勝へと駒を進めました。

【ヤマザキナビスコカップ:準決勝 名古屋 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.10.09)
10月9日(日) 2011 ヤマザキナビスコカップ 準決勝
名古屋 1 - 2 鹿島 (13:00/瑞穂陸/8,562人)
得点者:10' 大迫勇也(鹿島)、80' 田中マルクス闘莉王(名古屋)、107' 柴崎岳(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:柴崎選手がプロ初ゴールを決めました。彼は今季、どのような部分で成長を遂げてきたのでしょうか。
「確かにシュートは彼が決めたのですが、その前に本山選手がスルーパスで作った状況からの部分であって、チームがみんなで勝ち取った決勝点ではないかなと思っています。彼は去年から我々の下で練習をし、我々のやり方と求めるものを理解した上で入ってきたわけです。まだ足りない部分はありますけど、ただ性格も強いし、競争心も強い。おそらく選手としては若いうちに成熟していくのではないかなと思います。それをどれぐらい継続してできるのかという部分にかかってくるのであって、今持っている意識を持続できればかなり早い段階で成熟できるだろうと思います。それはアントラーズというチームのためだけではなくて、日本のサッカーのために役立てる選手に成長していくのではないかと思っています」

Q:前半から素晴らしい試合をしましたが、1点しか入らずに後半からは名古屋のペースになりました。そこでの本山選手投入の意図を教えてください。
「試合というのは90分、今日は120分やりましたが、5点は取れたと思います。そこで取れなかったということが、自分たちにとって苦しい状況を作り出してしまったところがあります。しかし同時に名古屋のGK楢崎選手も、ファインセーブをしましたし、闘莉王選手がライン上でクリアしたこともあり、流れが変わっていったところで少し難しい状況になりました。本山選手というのは本当に宝物、クリスタルのような選手です。しかし置物ではないので大事に扱わなければいけない。磨いたり、愛情をこめたりして、残念ながら今季は運動量にしてもパワーにしても90分使える状態ではないのですが、ここ、というところに使っていきたいと考えています。後半に失点してしまって、延長前半は失点をせずにできればと思っていましたが、そこがうまくできたので、残り15分で彼のフレッシュなひらめき、彼が持っている視野の広さ、パスの質を使おうと思いました。そして最後の決勝点というのは、決めたのは柴崎選手かもしれませんが、それを作り出したのは本山選手であって、それができる能力というのは、日本では天下一品、彼が持つ天性の資質ではないかと思います」


以上

【ヤマザキナビスコカップ:準決勝 名古屋 vs 鹿島】試合終了後の鹿島の各選手コメント(11.10.09)
10月9日(日) 2011 ヤマザキナビスコカップ 準決勝
名古屋 1 - 2 鹿島 (13:00/瑞穂陸/8,562人)
得点者:10' 大迫勇也(鹿島)、80' 田中マルクス闘莉王(名古屋)、107' 柴崎岳(鹿島)


●遠藤康選手(鹿島):
「早めに点を取ったので、相手のサイドバックも両方あがってきてて、その裏を狙おうとみんなずっと言っていた。そこからFWが入れてくれればもっと楽な試合だったかもしれませんが。でも、今日はモトさん(本山雅志)。あれはモトさんにしか出せない。『そこ?』って思ってたよ、みんなで。『あ、(柴崎)岳が走ってる』みたいな感じだった。岳も、よくあの時間帯にあそこまで走ってた。(中田)浩二さんとか後ろも安定していたし、危ない場面も入れられたところくらいだった。今日はいろいろ噛み合ってよかった」

●本山雅志選手(鹿島):
「すごい良いサッカーをしてたので、自分が入ったときに流れに乗れることと、あとはどういう風な使われ方をするのかな、と思いながら試合を見てました。

(後半の途中から名古屋も良くなった?)
そうですね。セットプレーが一番怖かった。あそこでやられてしまいましたけど、すごく良い試合だと思います。あとは岳に聞いて下さい(笑)

(得点の場面は?)
相手との駆け引きで、裏に強すぎないパスを出せれば、岳は結構動けるんでね。そこだけですね。勝って良かったです、次があるので。

(タイトルについては?)
3つ有る国内のタイトルのうちのひとつなので、やっぱり取りたいですね。チャンスがあれば、目指していくのがアントラーズだと思うので。

(あの距離で思い切りシュートを打つのは度胸があるなと思うのですが?)
そうですね、練習の中からミートがすごく上手いんで、これからどんどん点を取ってくれるんじゃないかと思います。

(彼の良い所は?)
いっぱいありますよ。落ち着いてゲームつくれますし、ミツ(小笠原満男)と組んでるんで、今日も落ち着いてまわりをうまくつかって、ゲームをコントロールしましたしね。あとはキックの精度も高いので、そういう意味では素晴らしいと思います。

(柴崎選手とは目で合図した?)
目は見ましたけどね。けど、動き出したんで。動け、っていうイメージもありましたけど、ほぼ同時だったと思います。あれ以上タメるとオフサイドになったと思いますし。岳は最初動き出したときにオフサイドだったから動き直した、って言ってたんで」


●小笠原満男選手(鹿島):
(得点の場面は?)
最初、何回か無理して繋いでる感じがしたので、前もいい感じで追ってくれていたので。

(大迫選手にパスを出した時点で決めてくれると思った?)
いや、最後まで不安でいっぱいでした(笑)。

(昼間の13時の試合はあまりありませんが?)
腹が減ります(笑)。時間は関係ない。腹が減るくらいです。

(決定力については?)
シュートが入らないのは、単純にFWのせいだけではないし、チャンスのつくり方でちょっとずれると、最後のシュートが打ちづらかったり、そういうところまで、前の選手だけじゃなくて、ボール1個ずれただけで変わる。パスを受ける方も出す方も、そういう努力が必要だと思う。みんなでやっていきたいです。

(前半のこぼれ球の集中力は?)
うまくいいところを出せたし、相手の穴を突けたと思う。もちろん、ゴールが欲しかったですね。FWだけのせいというわけじゃなく、みんなでゴールに到るまでの過程の精度を上げて意識してやっていきたいと思います。

(こういう試合で柴崎選手のゴールで勝てたのは大きいのでは?)
良いことだと思いますし、やっぱり今年に入って、ちょっとしたきっかけですごく伸びることも多いので、今後も大いに期待できると思います。良いゴールだったんじゃないですか」

●青木剛選手(鹿島):
「運動量的には中盤の方が多いので、そこは問題なかったんですけど、やはり頭を使うというか精神的なものの方が今日はすごく疲れた感じがしました。

(危険なシーンはそれほどなかったと思いますが?)
(中田)浩二さんやイバさん(新井場徹)が横にいて、ソガさん(曽ヶ端準)も含めてみんな声をかけてくれて、僕としてはオリヴェイラ監督になってから1回か2回、あったかなかったくらいのセンターバックでぶっつけに近い形でしたけど、結果が出たのは大きい勝利でした。あとは今年に入ってセンターバックを何回か練習してきましたけど、そのことが間違いじゃなかったというか、結果に結びつけられたので、自分としてはかなり大きな勝利でした。普段やってないポジションで結果を出せたのは大きいと思います。

(名古屋の攻撃陣については?)
特徴はわかっていたので、そこはみんなで気をつけることができると思いましたし、みんなで最後まで集中して戦えた結果だと思います。

(最後の方で、田代選手が下がって守備をしていましたが?)
闘莉王が最後にパワープレーで来てたので、有三が引いてきてくれて、そこはすごく助かりました。

(ラインをあげて中盤での守りの内容が濃かったと思いますが?)
永井選手の特長は裏に抜け出すことだと思っていたので、まずは裏に抜けられないようにしっかりケアすることと、あとは相手がボールを出せない状況というか、バックパスや後ろ向きになったときはしっかりラインを下げずに、というのは浩二さんと試合前に話していました。まずは裏をやられないようにするけど、ボールのパワーがないときにラインをあげるということを浩二さんが声かけてくれて。そこら辺は意識してやっていました。」

●柴崎岳選手(鹿島):
(シュートの場面でキーパーの頭上を狙ったのは?)
可能性が一番高いところだと思ったので、シュートを打つときはそういうイメージでした。自分なりに経験というか、なかを見てなかったですし、そういう意味では迷いなくシュートを打つことしか考えていませんでした。良いインパクトのあるシュートを打つことができたんじゃないかと思います。

(ああいう場面が来ると思っていた?)
そうですね。モトさん(本山雅志)が良いためをつくってくれたので、自分としてはすごくやりやすかったですし、前を向いたときに動き出せばパスは来ると信じていたので。

(最初、足下で受けようとしてた?)
最初オフサイドだと思ったので、いったん同じラインに入ってオフサイドを回避しようとしたことと、あとはタイミング的にもう少し経てばスルーパスが来るかなとは思ってたんですけど、あのタイミングでまさか来るとは思ってなかったので、そういう意味では相手も反応できてなかった。そこは走り勝った結果、シュートが打てたのかなと思います。

(ああいう動きを狙っていた?)
あの場面だけでした。バランスを崩してボランチから出るのは危険なことだと思ってたので、なんとかチャンスがあるときは出ていこうと思ってましたけど。ああいう場面が1回来てくれて良かったです。

(うまく高い位置が取れた?)
タイミング良く抜けたことと、あとはモトさんに入ったときの動きだしがうまくできたと言うことですね。

(ゴールは取りたかった?)
毎試合狙っていましたし、つねにそういう意識は持っていました。こういう場面で決められたというのは、良いことだとは思います。

(初ゴールが貴重なゴールになると想像してた?)
どんなゴールでも良いと思っていたので、決められて良かったです。

(楢崎選手だったのも自信になった?)
もちろん偉大な選手だということは知っていますし、僕とはあまりにも歳が離れているので、そこまで意識せずできたかなと思います。

(アントラーズの一員としてやっている以上、タイトルを意識していますか?)
意識するというよりは、それが当然だと思っているので、どんな状況であろうとそういう意志を持ってないと取れるものも取れないと思うので、つねにそういう意識は持ってます。

(1年目でここまでやれて、ここが成長したと感じるところはありますか?)
守備の意識は多少なりとも良くなったかと思います。あとは自分が能力というか個性を、チームに対していかに融合させてできるかという部分に関してはまだまだだと思うので、チームとしての連携を深めて、もっともっと試合を積んでいかないといけないと思います。

(小笠原選手と組んでいて刺激になるところは?)
他の選手もそうですけど、練習中から満男さんから良い所を盗んだり、練習試合から組ませてもらっているところもあるので、そういう部分では違和感なくボランチのコンビとして試合をやれている。あとは満男さんと組んでるときもそうですけど、この前の試合は初めて組んだ試合でしたし、コンビとして負けたくありませんでした。中盤を制するという意味で、満男さんと僕のコンビとして相手には負けたくないという意識は持ってます。

(チャンスで決めきれないときはどんな思いでしたか?)
楢崎選手のビッグセーブもありましたし、入るときは入りますし、僕みたいなのでも入るときは入りますし、(興梠)慎三さんみたいに実績を積んでる選手でも外すときは外すので、もう切り替えてやるしかないという気持ちでした。

(2試合連続の120分は?)
きついっす。休ませて下さい(笑)。良い経験してると思います。

(次は国立です)
いい思い出のあるピッチですし、あのときは結果が出なかったですけど、いい結果を出せることを信じて。まだ出るかわからないですし、まだまだレギュラー争いというか、ポジション争いもありますし、(増田)誓志さんも戻ってくるので誰が出る状況かわからないですが、いつでも出られる準備をしておきたいと思います」


以上

[ ヤマザキナビスコカップ:準決勝 名古屋 vs 鹿島 ]

開始10分に先制したのは鹿島。小笠原満男からのパスに反応した大迫勇也(写真)が2試合連続となるゴール!ファイナル進出を決める大一番は鹿島が先手を取った。

[ ヤマザキナビスコカップ:準決勝 名古屋 vs 鹿島 ]

1-1のまま延長戦にもつれ込んだ一戦に終止符を打ったのはルーキー柴崎岳(写真)。延長後半107分、途中出場の本山雅志からのノールックパスに反応し見事にゴールネットを揺らした。柴崎はこれが嬉しいJ初ゴール。この若武者の一振りで試合を決めた鹿島が見事にファイナル進出を決めた。

[ ヤマザキナビスコカップ:準決勝 名古屋 vs 鹿島 ]

ルーキー柴崎岳の決勝ゴールでファイナル進出を決めた鹿島。写真はサポーターの歓声に応える鹿島の選手たち。


数有ったチャンスを決めきっておれば、岳の劇的ゴールはなかったと言えよう。
しかしながら、岳の得点を演出した本山は鹿島の宝であると、改めてオリヴェイラ監督が言うことになったのも、そのおかげである。
本山あってこそここまでタイトルの数を重ねてこられた。
次なるタイトルを得るには本山の力が必要である。
本山と共にタイトルを獲りたい。
それが我等の願いである。
ナビスコ杯を得るため、走り続けて欲しい。
楽しみである。

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-10-09 20:35:00
決勝の相手は浦和に決まった。チームの歩んできた歴史を見ても鹿島が負けるわけがない。負けてはいけない。必ず勝つ。
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本山はファンタジスタ☆ (大宮の鹿)
2011-10-09 20:43:12
やっぱ鹿島の10番はすげーや!
ジーコ、レオナルド等から引き継いでいる背番号だから、伊達じゃないね☆
オリベイラからの「本山は宝物であり、クリスタルのような存在」という言葉がすごくうれしい
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Unknown (Unknown)
2011-10-09 20:53:48
織部本山絶賛ですね
そう思ってるならもっと使って欲しいんだけどw

本山満男やっぱり凄すぎ。
目で見て肌で感じて、二人の後継者となる選手が今のチームから出て来て欲しい。

鹿島は決勝の地がよく似合う
優勝したいですね
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Unknown (横浜の鹿島ファン)
2011-10-09 21:22:20
改めて本山が素晴らしい選手だと思いました。あれはオリヴェイラの言う通り天性のサッカーセンスですね。
そして楢崎。憎たらしいほどシュートを止められました。逆に言えばあれだけスーパーセーブをしているとなると名古屋の状態が悪いことが伺えます。
次は決勝ですが絶対に勝ってタイトルを手にしてほしいですね。
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