鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

カシマスタジアム、最新映像機材導入

2013年06月13日 | Weblog
試合のない日も稼ぐ Jリーグ20歳(ルポ迫真)
2013/6/13 3:30

 「これほどのものを備えたスタジアムはたぶん欧州にもない」。2月末、カシマスタジアム(茨城県鹿嶋市)にできたスタジオには試合の映像を制作する最新の機器が並ぶ。3月9日の仙台戦で本格運用を始めると、Jリーグ1部(J1)鹿島アントラーズ取締役事業部長の鈴木秀樹(52)は胸を張った。

 設備費は数億円。フルハイビジョンの4倍の画素数を持つ4K放送にも対応できる。鹿島は試合の中継映像を自らつくる世界的にも特異なクラブだ。


鹿島はスタジアムに最新の映像制作機器をそろえた

 話は3年前にさかのぼる。鈴木はJリーグを全試合、中継するスカパーJSAT専務の田中晃(58)に迫った。「映像制作をウチにやらせてほしい」。田中は不安を隠さなかった。「本当にできるのか?」。鈴木はすぐに、ノウハウに通じたソニーPCLのカメラマンや千代田ビデオの技術スタッフなど30人のチームを編成。2010年2月、プレシーズンマッチなどでテストを重ね、田中の承諾を得た。

 きっかけは自分たちの見せたいものを伝えたいと願う鹿島の思いだった。「野沢拓也(31)の絶妙のトラップや大迫勇也(23)の素早いターンからのシュート。試合後のスポンサーによるMVPの表彰式。ユニホームの背中の広告」。そうした要素を映像に盛り込めば、ファンやスポンサーの満足度が増すと鈴木は考えた。

 スタジアムのIT化でビジネスの可能性は大きく広がった。試合日に朝から試合後まで番組をつくり、スマートフォン(スマホ)や携帯型ゲーム機に配信。教育、文化関係の配信ビジネスも始める。4月、そのために筑波大との提携に合意した。

 鹿島の本拠地の30キロ圏内で人口はわずか70万人。だから「ノンマッチデー・ビジネス」や「ノンフットボール・ビジネス」に力を注ぐ。昨年度、スタジアムのスポーツジムは6千万円を売り上げた。「スマホを介してインストラクターと踊る時代」。鈴木は健康教室も配信する考えで、医療も視野に入れる。

 5月の連休中、スタジアムの周辺で農産物を売る市場を催した。夏場はビアガーデンの営業が恒例になっている。近い将来、農業にも進出する計画だ。「サッカーで頑張るのは当然だが、それだけでは経営が厳しい。試合のない日にどんな事業をしていくかが重要だ」。鈴木は新規事業に乗り出すことで「サッカーだけでは生き残れない」と業界に問題提起する。(敬称略)


カシマスタジアムに設置された映像機材がニュースになっておる。
これほどの施設は欧州にもないとのこと。
鹿島は立地的に他の大きな都市圏にあるクラブとは異なる戦略を採らざるを得ない。
他に先駆けいち早く何事にも手を打っていくのだ。
この映像機材もその一手である。
これからも、最先端のクラブであり続けなければならぬ。
それが、生き残りの手段である。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-06-14 07:46:49
カシスタの試合だけを見ていると特別凄いとは思いませんが、アウェイで他の制作会社の中継を見ると、『鹿島の映像はさすが!』と違いを実感します。

個人的な希望としては、試合前のスタメン紹介映像をリアルタイムで流して欲しいです。以前、再試合となった川崎戦の中継で流れた時、スタジアムにいるのようなドキドキ感を味わえたので。関係者のみなさま、ぜひ!
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