鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

清水戦コメント・報道

2010年10月03日 | Weblog
J1リーグ 第25節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
ドローではあったが、素晴らしい試合だったと思う。前回相手のホームで戦った内容に比べると今日は主導権を握っていたし積極性をもって戦い圧倒することができていたが残念ながら勝ち切ることはできなかった。ただ、サッカーは面白いもの。良い内容だからといって勝てないときもあるし、逆に内容が悪くても勝つこともある。競争意識が高く、ダイナミックさがあった試合だったと思う。シュート数が20本だったが、この数字はもっと高くできたと思うし、それを唯一できなかったことはピッチコンディションも影響されていたと思う。シュートを打つタイミングでボールが弾まなかったり、パスがつながらなかったりとピッチコンディションが伴わずここぞというチャンスのときにしっかりと決められなかったりすることが今シーズンのホームゲームでは多くみられるし今シーズンのホームで戦う上で厳しさもある。対戦相手の清水は質が高く、組織力をもっている素晴らしいチーム。そのチーム相手に多くチャンスを作れていたし、自分たちの持っているレパートリーをフルで出し切ることができたと思う。残り9試合だがリーグではまだいろんなことがあると思うので、我々は最後まであきらめず最終戦まで34試合戦いぬく。

【小笠原 満男】
残念な結果。チャンスは作れていたがチャンスの数を競うゲームじゃないし、点を取れなければ意味がない。残念です。

【新井場 徹】
主導権は握っていたが結果がすべてだし、自分たちの力を受け止めてやっていくしかない。さらに厳しい状況になったことは変わりないが、他の結果を考えずに目の前の1試合1試合を勝っていくだけ。

【中田 浩二】
前半に1点をとられてからは清水も引いてきたので難しかった。でも今日は広島戦の時と違って、失点をしてから焦らずにじっくりとできたと思う。名古屋との勝点差は開いてしまったが、内容はよかったしチャンスも作れていたのでこれを続けていくしかない。

【伊野波 雅彦】
(失点シーンは)ボールの取られ方が良くなった。個人的にはあの失点以外はやられたところがないと思うし、それを取り返すような場面はたくさんあったと思う。この状況になって、もちろん危機感はあるが自分たちのやれることをやっていくしかないと思う。

【岩政 大樹】
グラウンドが悪いのでサッカーのやり方を考えてプレーしないといけない。(ゴールシーンについて)満男さんは常に相手の隙を付く選手だし、満男さんと僕にしか分からないタイミングだったと思う。あのタイミングで何度か点を取ったこともある。


2010年10月02日(土)

本日行われたJ1第25節清水戦は、1-1のドローに終わりました。

【J1:第25節 鹿島 vs 清水】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.10.02)
10月2日(土) 2010 J1リーグ戦 第25節
鹿島 1 - 1 清水 (17:04/カシマ/22,236人)
得点者:11' 小野伸二(清水)、53' 岩政大樹(鹿島)
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:今日の試合だけ観ると見応えのある良い試合で、それぞれにチャンスのあり、アントラーズは20本シュートを打ってるので決まってもおかしくなかったかもしれませんが、いずれにしてもリーグ戦のことを考えると我慢比べの試合だったわけですが、残りの9試合をどのように戦っていくのかということ、今日の試合はどういう想いだったのかを聞かせて下さい。

「僕自身も非常にすばらしい試合だったのではないかと思います。おもしろいことに、前期というか相手のホームで戦った時の内容と今日の内容は、ホームチームの部分だけで評価をしたとすると、我々が自分たちのホームで圧倒的な強さと主導権を握って試合をしたけれど引き分けてしまった試合でした。では相手が自分のホームでどうだったのかというと、これだけ支配して圧力をかけたかといえばできませんでしたが、試合には勝つことができました。サッカーというのは複雑というか、そこがおもしろい部分なんだと思います。内容が良いからと言って、必ずしも勝てるわけではないですし、内容が悪くても勝てる時があります。そうしたおもしろみがあると思います。

試合に関しては、競争意識が高く、ダイナミックさが両チームにあったのではないかと思います。20本というシュート数をいわれてますけど、おそらくもっとその数字は高く出来ると思いますし、それができない唯一の理由はピッチコンディションではないかと思います。何度かあった決定的なチャンスのタイミングで、皆さんは上から見ていて把握できたかわかりませんが、シュートを打つタイミングでボールが変な弾みや余計な弾みをしたり、トラップしても弾まないはずのところで弾んでしまったり、いくら技術や能力が高くてもピッチコンディションが伴わなければ厳しい状況になります。例えば、コントロールしてシュートという場面でもリズムというのがあるわけですが、それをやろうとしたタイミングでできないのはグランドが影響している部分もありますし、ホームの試合というのはどこのチームもホームチームが押していく状況になるわけです。我々もそうやっって行くわけですが、チャンスになったときに決められるタイミングのところや、パスやシュートのタイミングでボールが浮いてしまったり弾んでしまうとちょっとずれたりします。そういう厳しさがうちのホームの試合ではあると思います。

あと、リーグの状態に関してなんですが、残り9試合で勝点9という状況ですが、勝点9というのは3試合分の勝点です。いろいろなことが9試合のなかにはあるだろうし、我々はまだ諦めずに34試合の最後まで戦い抜くという意志でしっかり取り組んでいきたいと思います」

Q:後半に比べると前半は攻めがスムーズに行かなかった部分があると思いますが、その要因は何かということと、後半流れを変えるために選手に強調した部分はなんでしょうか?
「立ち上がりのどちらに流れが行くかわからないタイミングでは、我々の方が主導権を握っていたのではないかと思います。立ち上がりに関してはそんなに大きな問題はなかったし、サイドで数的有利な状況をつくっていく、起点をつくていくという部分はうまくできていたと思います。ただ、そのなかで失点をしてしまって、失点の仕方については小野選手のすばらしいシュートという、見ていて楽しい選手であるし、いちサッカーファンとしてはすばらしい選手だなといつも関心される部分もあります。それを讃えなくてはいけないと思います。自分たちのミスもありますが、それは新たな機会に話をしたいと思います。
1点とったなかで、相手はリトリートしてスペースを与えずに対応しようとやっていたわけで、そうするとなかなか入っていけない部分もありますし、自分たちのリズムをつくれない、ピッチコンディションが影響してなかなか組み立てができない状況が一時的にあったと思います。ただ、後半に入ってからは相手にとられたのと同じ時間帯で同点に追い付いて、そうすると相手も徐々に出てこなければなりません。彼らにとっても引き分けは好ましい結果ではないので、相手も出てくる状況になってスペースができれば我々もそのスペースを使うことができます。オープンな試合になったのではないかと思います。そういった相手の戦法、特に1点とってからは、ゴールキックなりスローインなり、接触があったら倒れて時間を稼いでいく、時間が経つのを願うという作戦は、うちと対戦するどこのチームもやってくるわけであって、少しでも得点した時間帯を長くしていく、あるいは我々の時間帯で時間を上手く操るのはひとつのやり方です。それが消極的な姿勢になった部分が相手にはあったかもしれませんが、時間帯、状況、求める結果によって変わってきます。それが後半のなかで相手が出てきた影響もあり、我々の長所も出せるようになったと考えております」

Q:今日は勝点3がどうしても欲しい試合で、選手もピッチでそれを表現したと思いますが、最後、勝ちきれなかったのは何か足りない物があったと思われますか?
「先ほども理由や状況を説明してきました。ただ、対戦相手が格下ではないですし、評価するべき相手で質の高い選手や組織力を持っているチームです。そう簡単に勝てる相手ではないのですが、ただチャンスを多くつくれたわけで、サイドからの攻撃、クロス、セットプレー、流れのなかでも相手のゴール前でワンツーをしたり、いろんなあらゆるレパートリーというか、自分たちが持っている武器を出し切ったのではないかと思います。決まるところがうまくいかなかったわけですが、それはピッチコンディションというものが最後のレパートリーを出す際に、精度というものが大事になってくるわけであって、選手の精度が悪いと言い切ることはできないと思います」


以上

【J1:第25節 鹿島 vs 清水】試合終了後の各選手コメント(10.10.02)
●新井場徹選手(鹿島):
「しようがないというか…。これが結果。自分たちの力不足と受け止めてやっていくしかない。主導権はある程度握れたけど結果がすべて。勝ちきらないといけないなかで、1-1という結果がすべてかな。」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「内容も良かっただけに勝ちたかった。伸二のシュートはいいシュートだった。3対3の状況だったし、距離もあったので。でも、なんとか止めたかったですね。
(名古屋の結果は試合後に知ったのですか?)
しぶといですね。うちも負けなかったですけど、先制されているわけで。次は勝つしかない。
(長いボールが多かったようだが?)
グランドが悪くて、繋いでる段階でとられていた。プレッシャーがないときは運びながら前にいけたけど、その辺はしようがない。臨機応変にやろうとしていたのだと思う。
(引いた相手に崩せた?)
あそこまで引かれると難しい。チャンスもあったので悪くはなかったと思います」

●中田浩二選手(鹿島):
「内容的にはよかった。ある程度、清水を圧倒できた。
(失点の場面はロングボールのこぼれを狙ってた?)
満男が引いていたと思うので、どちらかが前に出ないといけないと思ってた。伸二のシュートがすごかったね。あいつ、初ゴールなんでしょ?試合中に言ってたよ。追いつけたけど、勝ち越せたしもったいなかった。ただ、点をとられても焦らずにやれた。広島の時は焦ってしまったから」

●伊野波雅彦選手(鹿島):
「楔を打ったんですけど、正直、とられ方が悪かったですね。でも、1点取られたからといって楔を入れなくなるのはやだった。どんどん入れていこうと思った。失点を取り返せるプレーが自分なりにはあったのでそこは良かったと思います。
(名古屋との差が開いたことについては?)
危機感はあるけど、危機感で変わる訳じゃない。やれることをやっていくしかない」

●岩政大樹選手(鹿島):
(得点シーンは?)
ミツ(小笠原)と僕しかわからない感覚です。ミツはつねに隙を狙っている。これまでも、何度かあとタイミングで取ったことがある。あのタイミングにまわりが合わせないといけないと思います」


[ J1:第25節 鹿島 vs 清水 ]

この日の試合では迫力ある空中戦が繰り広げられた。

[ J1:第25節 鹿島 vs 清水 ]

リードを許す鹿島は53分、小笠原満男からのCKを岩政大樹がヘッドで決め同点ゴールをあげる。その後は一進一退の攻防が続くが両チームとも決め手を欠き1-1の引き分けで試合終了。勝点1を分け合う痛み分けとなった。
写真は岩政の同点ゴールのシーン。


鹿島伊野波痛恨のパスミス悔やむ/J1
<J1:鹿島1-1清水>◇第25節◇2日◇カシマ

 3年ぶりに日本代表復帰した鹿島DF伊野波雅彦(25)が、痛恨のミスパスを悔やんだ。前半11分、前線を狙ったパスが、同じく日本代表に招集された清水MF本田にカットされ、MF小野の先制ミドル弾に。「縦に入れて攻撃の起点にしたかった。取られ方が悪かった」。チームは後半8分、DF岩政のヘッドで追いついたが、ドローに終わった。首位名古屋とは残り9試合で勝ち点9差。それでも伊野波は「縦パスを狙うことだけは続けていきたい」と懸命に気持ちを切り替えた。
 [2010年10月3日8時10分 紙面から]

鹿島ドローで名古屋との勝ち点差「9」に
2010.10.3 05:00
 J1第25節第1日(2日、鹿島1-1清水、カシマ)前半11分に伊野波のパスミスから先制された鹿島は、元日本代表DF岩政のヘッドで追いついたものの、首位名古屋との勝ち点差は9に広がった。それでも伊野波は、「失点場面以外はある程度(持ち味を)出せた。パスミスはすぐに改善できる」と強気。4連覇が厳しくなる中、約3年ぶりに日本代表に復帰したDFは「やることをやっていかないとしようがない」と前を向いた。


清水と引き分け、首位名古屋に差を広げられ肩を落とすマルキーニョス(18)ら鹿島イレブン=カシマ


後半、同点ゴールを決めガッツポーズする鹿島・岩政(右)=カシマ(撮影・吉澤良太)


伊野波痛恨パスミス…鹿島ドローで9差に

<鹿島・清水>後半、軽快な動きを見せる鹿島・伊野波(右はヨンセン)
Photo By スポニチ


 【鹿島1―1清水】鹿島は日本代表DF伊野波雅彦(25)のパスミスが響き、3位に後退した。前半11分、伊野波が出した縦パスをカットされ、カウンターから先制ゴールを奪われた。「くさび(のパス)を入れたんだけど、正直、取られ方が良くなかった。くだらない失点はいらなかった」と悔やんだ。

 ただ、その後は無難に守備をこなし、多彩なフィードで攻撃の起点にもなるなど、視察に訪れた日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)の前で及第点のプレーを披露。「後半は持ち味が出せた。チームとしては勝てなかったけど、いいところは見せられたと思う」と話した。

 痛恨の引き分けで首位・名古屋との勝ち点差は9に広がったが、伊野波は「勝たないとその差は縮まらない」と前を向いた。4日からは日本代表合宿がスタートする。「まず守備をしっかりやって、攻撃でも絡めるようにしたい」と攻守両面でのアピールを誓った。
[ 2010年10月03日 ]

4連覇黄信号!名古屋と9差に…鹿島
 ◆J1第25節 鹿島1―1清水(2日・カシマ) 鹿島は4連覇に黄信号がともった。決定機で決めきれず、清水に痛恨ドロー。残り9試合で、首位・名古屋との勝ち点は9に開いてしまった。DF新井場は「自分たちの力を反映した結果。もう勝ち点を計算する余裕なんてない。厳しい状況になった。勝ち続ける以外にはない」とうつむき、MF小笠原は「チャンスを競う競技じゃない。点を取らなきゃ」と悔やんでいた。

(2010年10月3日06時01分 スポーツ報知)

主導権を握り、多くのチャンスを作り、20本ものシュートを放って、得た勝ち点は1であった。
残念であり、無念である。
しかしながら、これがサッカーという球技なのである。
内容では勝敗は決まらぬ。
とはいえ、内容と共に結果も欲しい。
気持ちを切り替え、次の試合では良い内容でより結果を掴み取りたい。

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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-10-03 12:31:08
ミスをする選手は、代表になってはいけない。
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Unknown (鯖男)
2010-10-03 13:37:15
そんな人はいません。
ミスが失点に繋がったのがたまたま昨日の試合だっただけです。
イノは下らないミスが少ない選手だと思いますよ。
失敗から切り替えて、ミスを恐れずに縦パスを入れようとし続けた姿勢を評価すべきでしょう。
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Unknown (Unknown)
2010-10-03 14:06:08
一生懸命やってれば、ボールに絡むことも多いし、たまたまミスに絡むこともある。
ミスはやってはいけない事だけど、昔誰か忘れたけど「ミスをやりたくなければ、なるべくボールに絡まなければいい」と言ってたのを思い出しました。
長い選手生活の中で、ミスを犯さない選手はいない。
それが、試合の敗因になったとしたら、運が悪かったという事だ。

叩くことは簡単だけど。
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Unknown (さん)
2010-10-03 16:57:48
伊野波は、視野が狭く読みに欠けるな。
他の選手だったら、もっと叩かれていたと思います。
もっと励まないと、代表定着はないと思います。
走ってカットするだけでは、世界に対応出来ないと思います。
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