鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

川崎戦コメント

2007年09月02日 | Weblog

鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
今日の勝利はレフリーにささげたい。それは皆さんも見ての通りだと思う。
我々は目標を失わずに取り組むことが大事。
今日のフロンターレ戦まで短い時間であったが選手一人一人が高い意識を持って戦ってくれたことに感謝したい。
努力をすれば必ず運も味方してくれる。

【J1:第24節】鹿島 vs 川崎F:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
9月1日(土) 2007 J1リーグ戦 第24節
鹿島 4 - 1 川崎F (18:30/カシマ/14,856人)
得点者:'30 野沢拓也(鹿島)、'37 小笠原満男(鹿島)、'58 ジュニーニョ(川崎F)、'84 マルキーニョス(鹿島)、'85 興梠慎三(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:監督は選手のモチベーションを上げるのを得意としているが、いかにして大敗の後、モチベーションを上げたのか?
「約30年間、この世界でやってるけど、大敗した後だからといって、何か特別な秘密があるわけではなく、目標を忘れずに取り組むことが大事。この試合のために、私は前節の後、睡眠時間を減らしながら自分なりにいろいろ考えた。ほとんど練習という練習はできなかったが、選手たちにいろんな話をした。どういう狙いがあるのかも細かく話し、要求をし、ビデオも見せたりした。中2日のゲームで移動のロスもあったが、限られた時間の中で細かく要求していくべきだと思った。そういう作業を徹底してやったからこそ、うまく機能したのではないか。このリーグ戦は面白くて、フロンターレとガンバの試合が4-1 (8/25)、ガンバとうちの試合が5-1、そして今回が4-1で勝利と、強豪と言われているチーム同士の戦いに相応しいスコアになっている。両チームが戦って、最後はどこかで点を取りにいかなければいけないわけだから、点差が開く形になる。それでも中身の濃い試合だと思うし、今日もお互いのいいところをつぶしあいながら戦った」
Q:青木をジュニーニョにつけ、野沢と本山選手をボランチの2人につけたように見えたが、守備で何か意識したことは?
「練習ができない中で、そのことを徹底したかった。実際、その狙い通りのサッカーができた。ジュニーニョは点を取れて、1人で打開できる選手。それを自由にさせるとああいう得点につながってしまう。それを抑える役割を青木に与えた。それと、代表クラスの両ボランチを自由にさせてしまえば、うちがやられる。彼らをつぶしていくことも考えた。マギヌンも危険な選手だし、彼もつぶさなければいけないと選手には言った。もちろん残りの6人も高い能力もっている。彼らをポイントポイントで抑え、主導権を握っていくことで、うちのリズムになると思った。それを選手たちに徹底的に話したが、よく理解し、消化してくれた。選手1人1人が高い意識を持ったからこそ、短いスパンの試合でもやれた。僕は選手たちに心から感謝したい。もちろん運も味方した部分もある。努力すれば運も味方する
以上

【J1:第24節】鹿島 vs 川崎F:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●小笠原満男選手(鹿島)
「この間、悔しい試合をして、今日は頑張らなきゃと思った。前節は悔しかったから点差をつけて勝てたことが収穫。今まで先に点を取ると、守りに入ったり、追いつかれたりしてきた。だからもう1点もう1点という意欲があった。見ている人も楽しいサッカーだったんじゃないかと思う」
Q:野沢のゴールで前節が吹っ切れた? 
「そういうことはないけど、まず決めてくれたし、自分が2点目を取れて、その後失点したけど、3、4点目も取れたことが大きかった。ギリギリで逃げ切ったかなという感じ。シュートシーン? クリアボールを拾おうと前へ行って、実際に拾えて、それで勝負あったと。シュートはよく蹴れましたね」
Q:ワンボランチ気味の仕事だったが? 
「真ん中からいなくなるのは、まずいと思った。ポジションを見つつ、前に対する意識を持っていた。みんな人に行っていた。近くにいる人をうまくつかまえてマークするという仕事はよくやったと思う。後半は相手が出てくると分かっていた。0のまま行って、3点目が取れたら理想だったけど、1点を失った後に2点取れた。それはうれしいこと。守る時は守る意思統一が大事だけど、ボールを奪った時に出て行かないと攻められない。前へ行く意識はつねに持ち続けた。シュートシーンはイメージ通りだった」
●青木剛選手(鹿島)
「欲を言えば、ジュニーニョにだけは点をやりたくなかったけど。相手のシュートまでの速さでやられてしまった。シュートに来るのは分かってたけど、シュートまでのステップで外された。スライディングしたけど届かなかった。
最後のシュートチャンスはカウンターの形で入ってボールが来た。たまたまだったけど、まだ体力が余っていたから、勢いで走った。優勝戦線は負けなければまだチャンスはある。前節はああいう負け方をしているだけに、逆の試合ができてよかった。
マンツーマンはやりやすい面もあるけど、責任も重大。ズレが生じたら責任が思い。1対1のバトルで抜かれたら後ろがズレてくるし。今季ホーム開幕のガンバ戦(第2節)で吉澤がマグノにマンマークしたことはあったけど、まさかこの試合で自分がやるとは思わなかった。こういう形のマンマークは鹿島では初めて。システムは事実上、3ー5-2になっていた。ウイングバックも出て行く形が多かったし」

●岩政大樹選手(鹿島)
「ガンバ戦の大敗を見て、やられていた昔の鹿島の守備のイメージがよみがえった人も多かったかもしれないが、今日は1点を取られても落ち着いてやれた。今までやってきたことをまた出せたし、今後に向けてよかったと思う。今日は何か起こるかもしれないというのは分かっていた。連敗したらほぼ優勝はない。勝つことでこの前の大敗は帳消しにはならないけど、6試合で勝点15、首位との差も11から7まで縮めてはいる。このペースならまだまだ追いつける。もう1回、自分たちの目標を持てた。ガンバ戦から苦しい思いをしていたし、勝てたことはよかった。欲を言えばもう1点あれば、プラスマイナスゼロになっていたが。とはいえ、4ー1のスコアで先が見えてきた。今日は守備のやり方を変えて入った。これからチームとしてどう勝っていくのかを中断期間に考えないと。この前のようなことがもう1回あったら終わり。謙虚に1から10まで詰めていきたい。今日はラストチャンスだと思っていたけど、ラストチャンスはまだまだ続く。今日で今季が終わるのか、先が見えるのかが決まると思ってた。そんな試合に勝てたからこそ次につながる」
●柳沢敦選手(鹿島)
「前半終わって1-0で勝っているからといって、守りきれると考えるのは危険。逆転されてしまう。守りに入るのは後半残り10分で十分。今日はそういう意識にならなくてよかった。追加点を狙いに行く意識が高まってきたのは事実。特に顕著だったのが横浜FC戦。前半1分に点を取り、その後、攻め込まれ、さらに得点を取った。今まではどこかでそういう気持ちが足りなかったのかもしれない」

野沢選手
ガンバ戦で負けてしまって、今日の試合まで時間はなかったんですけど、みんなで気持ちを切り替えて勝とうという意識で今日の試合に臨みました。すごくいい勝ち方ができたと思います。
ガンバの試合は忘れて、ボクたちは勝ち続けていくしかないと思います。
FKを決めたのは今シーズン初めてだったので本当にうれしかったです。練習通りに決める事ができました。

この試合は監督力を問う試合であった。
そしてその答えは、我等にとって喜ばしかったことが結果から導き出されたと思う。
川崎を十分にスカウティングし、分析し、選手に丁寧に指示し、そしてメンタルを高めたと言えよう。
審判に壊されかかった試合にゴールという形で答えた選手も素晴らしい。
様々な障害も努力で切り開けることを示してくれたことに感謝すべきである。


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