鹿島内田に鉄人指令!W杯出場まで頑張れ
パスを出すDF内田篤人(09年3月7日)
鹿島の日本代表DF内田篤人(21)に「鉄人指令」が出された。今季はクラブと代表で17試合に出場。22日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のシンガポールAF戦では試合中に嘔吐(おうと)して交代するなど疲労は蓄積している。だが、鹿島の鈴木満強化部長は23日、「W杯出場を決めるまでは頑張ってもらうしかない」と愛のムチとなるげきを送った。「日本一忙しいJリーガー」が過密日程を乗り越え、たくましさを身につける。
日本と鹿島を背負う不動の右サイドバックに、あえて「愛のムチ」が放たれた。この日、鈴木満強化部長は「今後W杯予選の大事な試合が控えている。(内田)篤人にはW杯出場までは頑張ってもらうしかない。代表として、これを乗り越えてほしい」と話した。
内田は今季17試合に出場しており、疲労は蓄積されている。22日の試合中に嘔吐しただけでなく、7日のアウェーのACLシンガポールAF戦では脳振とうを起こし途中交代。3月15日の新潟戦で腰部から左脇腹にかけて打撲を負い、同下旬には右太もも裏に違和感を訴えるなど、満身創痍(そうい)。同部長も「疲れはたまっている。ここ2試合は集中力をやや欠いているし」と話したほどだ。
それでも、同部長が「篤人以外の代表選手も厳しい日程をこなしている。試練だと思う」と厳しい言葉を送ったのは内田への期待が高い証拠。鹿島のオリベイラ監督も内田の疲労を理解している。6月のW杯予選3連戦まで続く今後の過密日程を乗り越えさせるため、機を見て途中交代させるなど「配慮」をしていく可能性は高い。
内田はこの日、25日のリーグ山形戦に備え軽いメニューを消化。普段から「体調? あまり気にしていない。やるしかない」と話しており、気丈に振る舞った。過密日程をクリアして、W杯切符をつかめば、世界で戦うための心身のたくましさも手に入るはずだ。【菅家大輔】
[2009年4月24日8時23分 紙面から]
75試合無休!篤人に鹿島強化部長がフル稼働指令
最大で年間75試合にもなる超過密日程に挑むことになった鹿島・内田
鹿島が23日、日本代表DF内田篤人(21)に「鉄人指令」を出した。鈴木満取締役強化部長が今季日本人最多の16試合に出場し、疲れの見える内田に対し、すべての日本代表招集に応じる考えを示した。今後も、クラブの公式戦、日本代表などで年間最大で75試合をこなす超過密日程が待ち受けるが、代表選手の「宿命」とし、いばらの道で鍛え上げる方針だ。
鹿島の鈴木部長はDF内田について「過密日程は代表選手としての試練であり、宿命。今年は日本代表の合宿を休ませるとか考えていない」と明言。公式戦52試合に出場した昨年は疲労を考慮し、代表に休養願を日本サッカー協会に出したが、「今年は出さない」とし、フル稼働指令を出した。
今季は日本代表のイエメン戦(1月20日)を皮切りに、3か月間でJリーガー最多の16試合に出場。今後も1年間最大で公式戦75試合をこなす過密日程が待ち受ける。世界的にも年間60試合以上は、超人的と称されるレベル。日本がW杯アジア予選でプレーオフにまわる可能性は現段階では薄いが、出場が濃厚なJリーグオールスター(8月)のほか、今後日本代表の親善試合が組まれれば、総試合数は80試合近くなる可能性もある。
内田はアームド・フォーシズ戦(22日)の試合中に嘔吐(おうと)し、途中交代を余儀なくされた。疲労で体がむしばまれているのは事実。同部長は「確かにここ2試合は疲れて、集中力がなくなってきている」と分析しながらも「ほかの代表選手も苦しい日程をこなしている。今は日本サッカーにとっても大事な時期。これを乗り切ってたくましく育ってほしい」と願いを込めた。
鹿島のオリヴェイラ監督が「代えの利かない選手」と言うように、鹿島でも、日本代表でも不動の右サイドバック。内田は、高濃度酸素カプセル(通称ベッカムカプセル)に入るなど体調維持に努めており、「疲れとか、過密日程とか本当に何も考えていない。若いから大丈夫」と明かす。弱冠21歳が、過酷な1年に挑む。
(2009年4月24日06時01分 スポーツ報知)
疲労困憊の篤人にフル出場司令を支持する鈴木満強化部長である。
確かに替えの効かぬ選手であり、當間や笠井がまだまだの現状としては、篤人に踏ん張ってもらう以外に手がないように思える。
特に明日の山形戦などは、チュホがボランチに上がり左SBに新井場が起用されるため、右に使うことが出来ぬのである。
明日を乗り切れば、水曜の神戸戦は考慮することも検討出来よう。
オリヴェイラ監督の采配に期待したい。
とはいえ、問題は5月後半から予定されておる日本代表である。
鹿島だけでなく日本代表に於いても不動のポジションを得ており休む機会がないのである。
公式戦であるW杯アジア最終予選であるなら、身を粉にして働くことも否定せぬ。
しかしながら、花試合であるキリンカップなどは他の選手で良いのでは無かろうか。
岡田氏としても新しい選手も発掘したいであろう。
長友を右SBとして起用し、左に香川と相性の良い石神を起用しては如何であろうか。
むしろ、代表はセレッソで固めることこそ重畳である。
と、書いて気付いたのであるが、J1は中断してもJ2は行われるのであった。
石神にはセレッソで鉄人的活躍をし成長してもらわねばならぬ。
フィジカル・レフティとして、更なる進化を期待しておるのである。
パスを出すDF内田篤人(09年3月7日)
鹿島の日本代表DF内田篤人(21)に「鉄人指令」が出された。今季はクラブと代表で17試合に出場。22日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のシンガポールAF戦では試合中に嘔吐(おうと)して交代するなど疲労は蓄積している。だが、鹿島の鈴木満強化部長は23日、「W杯出場を決めるまでは頑張ってもらうしかない」と愛のムチとなるげきを送った。「日本一忙しいJリーガー」が過密日程を乗り越え、たくましさを身につける。
日本と鹿島を背負う不動の右サイドバックに、あえて「愛のムチ」が放たれた。この日、鈴木満強化部長は「今後W杯予選の大事な試合が控えている。(内田)篤人にはW杯出場までは頑張ってもらうしかない。代表として、これを乗り越えてほしい」と話した。
内田は今季17試合に出場しており、疲労は蓄積されている。22日の試合中に嘔吐しただけでなく、7日のアウェーのACLシンガポールAF戦では脳振とうを起こし途中交代。3月15日の新潟戦で腰部から左脇腹にかけて打撲を負い、同下旬には右太もも裏に違和感を訴えるなど、満身創痍(そうい)。同部長も「疲れはたまっている。ここ2試合は集中力をやや欠いているし」と話したほどだ。
それでも、同部長が「篤人以外の代表選手も厳しい日程をこなしている。試練だと思う」と厳しい言葉を送ったのは内田への期待が高い証拠。鹿島のオリベイラ監督も内田の疲労を理解している。6月のW杯予選3連戦まで続く今後の過密日程を乗り越えさせるため、機を見て途中交代させるなど「配慮」をしていく可能性は高い。
内田はこの日、25日のリーグ山形戦に備え軽いメニューを消化。普段から「体調? あまり気にしていない。やるしかない」と話しており、気丈に振る舞った。過密日程をクリアして、W杯切符をつかめば、世界で戦うための心身のたくましさも手に入るはずだ。【菅家大輔】
[2009年4月24日8時23分 紙面から]
75試合無休!篤人に鹿島強化部長がフル稼働指令
最大で年間75試合にもなる超過密日程に挑むことになった鹿島・内田
鹿島が23日、日本代表DF内田篤人(21)に「鉄人指令」を出した。鈴木満取締役強化部長が今季日本人最多の16試合に出場し、疲れの見える内田に対し、すべての日本代表招集に応じる考えを示した。今後も、クラブの公式戦、日本代表などで年間最大で75試合をこなす超過密日程が待ち受けるが、代表選手の「宿命」とし、いばらの道で鍛え上げる方針だ。
鹿島の鈴木部長はDF内田について「過密日程は代表選手としての試練であり、宿命。今年は日本代表の合宿を休ませるとか考えていない」と明言。公式戦52試合に出場した昨年は疲労を考慮し、代表に休養願を日本サッカー協会に出したが、「今年は出さない」とし、フル稼働指令を出した。
今季は日本代表のイエメン戦(1月20日)を皮切りに、3か月間でJリーガー最多の16試合に出場。今後も1年間最大で公式戦75試合をこなす過密日程が待ち受ける。世界的にも年間60試合以上は、超人的と称されるレベル。日本がW杯アジア予選でプレーオフにまわる可能性は現段階では薄いが、出場が濃厚なJリーグオールスター(8月)のほか、今後日本代表の親善試合が組まれれば、総試合数は80試合近くなる可能性もある。
内田はアームド・フォーシズ戦(22日)の試合中に嘔吐(おうと)し、途中交代を余儀なくされた。疲労で体がむしばまれているのは事実。同部長は「確かにここ2試合は疲れて、集中力がなくなってきている」と分析しながらも「ほかの代表選手も苦しい日程をこなしている。今は日本サッカーにとっても大事な時期。これを乗り切ってたくましく育ってほしい」と願いを込めた。
鹿島のオリヴェイラ監督が「代えの利かない選手」と言うように、鹿島でも、日本代表でも不動の右サイドバック。内田は、高濃度酸素カプセル(通称ベッカムカプセル)に入るなど体調維持に努めており、「疲れとか、過密日程とか本当に何も考えていない。若いから大丈夫」と明かす。弱冠21歳が、過酷な1年に挑む。
(2009年4月24日06時01分 スポーツ報知)
疲労困憊の篤人にフル出場司令を支持する鈴木満強化部長である。
確かに替えの効かぬ選手であり、當間や笠井がまだまだの現状としては、篤人に踏ん張ってもらう以外に手がないように思える。
特に明日の山形戦などは、チュホがボランチに上がり左SBに新井場が起用されるため、右に使うことが出来ぬのである。
明日を乗り切れば、水曜の神戸戦は考慮することも検討出来よう。
オリヴェイラ監督の采配に期待したい。
とはいえ、問題は5月後半から予定されておる日本代表である。
鹿島だけでなく日本代表に於いても不動のポジションを得ており休む機会がないのである。
公式戦であるW杯アジア最終予選であるなら、身を粉にして働くことも否定せぬ。
しかしながら、花試合であるキリンカップなどは他の選手で良いのでは無かろうか。
岡田氏としても新しい選手も発掘したいであろう。
長友を右SBとして起用し、左に香川と相性の良い石神を起用しては如何であろうか。
むしろ、代表はセレッソで固めることこそ重畳である。
と、書いて気付いたのであるが、J1は中断してもJ2は行われるのであった。
石神にはセレッソで鉄人的活躍をし成長してもらわねばならぬ。
フィジカル・レフティとして、更なる進化を期待しておるのである。
腹(体力)が減っては戦はできぬ