鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

水原戦報道

2009年05月06日 | Weblog
鹿島が難敵水原下し決勝T/アジアCL

前半27分、ヘディングで先制ゴールを決めるDF大岩(撮影・蔦林史峰)
<アジアCL:鹿島3-0水原(韓国)>◇5日◇1次リーグ◇G組◇カシマ
 鹿島が難敵水原(韓国)を3-0で下して勝ち点を12に伸ばし、決勝トーナメント進出を決めた。故障のDF岩政大樹(27)に代わって出場したベテランDF大岩剛(36)が、前半27分にヘッドで先制点を奪取。チームを勢いに乗せると、FWマルキーニョス(33)が2点を加えての快勝だった。この日の夜、3位上海申花(中国)が引き分けたため、19日の上海戦を待たずにG組2位以内が確定。首位突破もほぼ手中にした。

 満面の笑み、そして会心のガッツポーズを決める半袖の36歳を中心に、歓喜の輪がつくられた。前半27分、MF野沢の右クロスに合わせて走り込んだ大岩が、鮮やかなヘッドで先制点を突き刺した。「半分はタク(野沢)のゴール。自分としては得点より無失点の方がうれしい」。余裕ある大人びた口調で振り返った。

 岩政の欠場が決まったのは、この日の午前中。「お願いします」という岩政からの電話に「嫌だよ」と冗談で応じた。正式に先発を知ったのは試合直前のミーティングで、平然として受け止め、07年5月9日名古屋戦以来となる727日ぶりの公式戦ゴールだけでなく、鋭い読みで危機を防いで完封劇を呼んだ。

 王者鹿島の強さの「土台」と言える存在だ。今季の契約延長した際は「仕事する場所を与えてくれたクラブに感謝したい」とつぶやいた。控え暮らしが続いても「いつ出番が来ても大丈夫なように当たり前の準備をする。監督に僕が求められているのは、そういうところ」と言い切れる。

 練習は常に全力投球、ライバルとなる若手DFへの助言を惜しまず、クラブへの貢献を最優先する姿はまさに「プロの見本」。オリベイラ監督もこの日の会見で「選手、人間として大岩と一緒に仕事できることは名誉だと感じている」と最大限の敬意を言葉にした。

 実は前日4日の「極秘練習未遂」の際の青空ミーティングが先制点を生んだ。DF伊野波が「あの時に『相手は大きいからCKはショートコーナーとかでタイミングをずらせ』と監督に言われた」と話し、DF内田も「監督の指示がずばり的中した」と振り返るように、先制点の起点はショートコーナー。同監督の意図を具現化した。

 この日の結果で決勝トーナメント進出が決まり、G組首位突破も目前だ。それでも大岩は「次がアウェーだろうと僕たちは勝つだけ」と冷静に話す。この偉大なベテランの存在が、念願のアジア制覇へ向けたチームの支えとなる。【菅家大輔】
 [2009年5月6日8時41分 紙面から]


鹿島・内田「一番大事な試合だった」/ACL
2009.5.5 19:45

前半、ゴール前の混戦から最後はマルキーニョス(右)が押し込んでゴールを奪う=県立カシマサッカースタジアム(撮影・大橋純人)
 内田の言葉が、この一戦に懸ける鹿島イレブンの思いを端的に言い表していた。「ことし一番大事な試合だった」。敵地で1-4という屈辱的な敗戦を喫した水原に見事、雪辱した。

 ベテランの得点がチームに勢いを呼んだ。前半27分、ショートコーナーから大岩が頭で先制ゴール。故障の岩政に代わって今季公式戦3試合目の先発出場となった36歳が、ホームのサポーターを沸かせた。

 5バック気味の守備的布陣で試合に入った水原は、この失点で前に出てこざるを得ない。5分後、マルキーニョスのゴールで畳み掛けると、後半30分にはカウンターから興梠、マルキーニョスとつないで3点目。アウェーでの得失点差3を、ホームで取り返した。

 昨季のACLは準々決勝で敗退。Jリーグでは2連覇を果たしたが、どこか物足りなさも残った。「浦和、G大阪が(ACLで)優勝しているからね」と内田は悔しさをにじませる。アジア制覇が大きな目標となった。

 1位で1次リーグを抜ければ、一発勝負の決勝トーナメント1回戦をホームで戦える。「次はアウェーだけどしっかり結果を出して1位で通過したい」と大岩。水原に雪辱しただけでは満足していない。

鹿島・オリベイラ監督
「目指していた勝ち点3を取れて満足している。水原はこういう大会の戦い方を知っている。それをかいくぐって、選手はよくやってくれた」

水原・車範根監督
「最善を尽くしたが、0-3に終わった。序盤のチャンスをものにできなかった。守備で何度か失敗があり、そこを鹿島に突かれた」

★マルキーニョスが2得点!
 右内転筋の故障で出場が危ぶまれていたマルキーニョスが2得点。1-0の前半32分、ゴール前へのクロスを相手GKともつれながら押し込んで加点。後半30分にはカウンターから興梠のパスを受け、落ち着いてループシュートを沈めた。

 「けがは心配なかった。(水原との)1戦目はパニックになって大敗したが、お返しができてうれしい」と笑みを浮かべた。(カシマ)



前半、ゴール前の混戦から最後はマルキーニョス(左)が泥臭く押し込んでゴールを決める=県立カシマサッカースタジアム(撮影・大橋純人)

鹿島・大岩が決めた!決勝T進出弾/ACL
2009.5.6 05:02

先制ゴールを決めた鹿島・大岩剛(中央)は、アシストをした野沢拓也(左)にかけより笑顔を見せる。右はガッツポーズする本山雅志
 アジアCL1次L第5節(5日、鹿島3-0水原、カシマスタジアム)鹿島が水原(韓国)戦に3-0と快勝。上海申花(中国)がシンガポール軍と引き分けたため、決勝トーナメント進出が決まった。元日本代表DF大岩剛(36)がヘッドで先制弾。守備でも、3月のアウェー戦で4失点を喫した相手を無失点に抑えた。

 今季公式戦3試合目の先発だった36歳のベテランが、日韓リーグ王者の対決で先制ゴールをもぎ取った。前半27分、MF野沢が放ったクロスにドンピシャのヘッド。真っ赤に染まったスタンドを指さして、自身初のACL弾に白い歯を見せた。
 「ショートコーナーで相手の意表をつく狙いだった。僕じゃなくてもいいボールが来れば」。控えめに振り返ったが、思惑通りの先制弾だった。
 敵地で屈辱の大敗を喫した相手との負けられない一戦。オリベイラ監督は前日夕方、午前練習を済ませた選手たちを緊急招集。この形のセットプレーを指示していた。大岩にとって、07年5月のナビスコ杯・名古屋戦以来のゴール。しかし、J1の日本人選手では磐田の中山雅史(41)に次ぐ現役最年長は「前回(3月のアウェー戦)は1-4だった。得点よりもゼロの方がうれしい」と、本職での完封勝ちを喜んだ。
 守備の要のDF岩政が右足を負傷。「出ようと思えば出られた」という岩政だが、実は電話で直接、大岩に代役を頼んでいた。「休んでも大丈夫と思えた要因は、剛さんがいるから」と、絶対の信頼を寄せていた。
 大岩は、「去年からポジションを奪うというスタンスがない」と、サブ役に徹する覚悟を固めている。もちろん、出番が来たら、先発に負けないだけの働きをする準備はして。オリベイラ監督は「控えでありながら、黙々と取り組む姿勢は若い選手の見本だ」と表情を緩めた。
 先制で一気に火がついた鹿島はFWマルキーニョスが2発で続き、水原に雪辱。上海申花がシンガポール軍と引き分けたため、2季連続で決勝トーナメント進出が決まった。昨季はJを2連覇しながら、ACLは準々決勝で敗退している。「次も結果を出して1位で通過したい」。大岩が悲願のアジア制覇へ向け、必勝を口にした。(丸山汎)



鹿島はマルキーニョス(左)が、ダメ押しの3点目。アシストした興梠も笑顔でガッツポーズ(撮影・大橋純人)

リベンジ作戦的中!鹿島3発で突破決めた

<鹿島・水原>試合後、サポーターの声援に応えるマルキーニョス(中央左)大迫勇也(同右)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は5日、各地で1次リーグの第5戦を行い、G組の鹿島はホームで水原(韓国)に3―0で快勝した。ベテランのDF大岩剛(36)が先制ゴールを決めると、FWマルキーニョス(33)が2得点を追加して突き放し、初戦で1―4と敗れた雪辱を果たした。同組の上海申花(中国)がSAF(シンガポール)と引き分けたため、鹿島は1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。

 狙い通りの先制点だった。前半27分の右CK。ショートコーナーから野沢が上げた右クロスを、ゴール前で完全にフリーになっていた大岩がヘディングでゴールマウスに叩き込んだ。

 「(高さのある)岩政がいなかったから、その分工夫しようと思っていた。(ゴール前が)ガラ空きだった。ああいうふうになるのは分かっていた」

 アシストの野沢はしてやったりの表情だったが、狙いは前日4日の“青空ミーティング”でオリヴェイラ監督から伝えられていた。水原のセンターバックは高さがあるが、中国代表DFイ・ウェイフォンの出場停止などで連係に問題があった。ショートコーナーでタイミングを変えてクロスを上げることでマークがずれる。その弱点を突いた。「(オリヴェイラ)監督、ズバリだよ。新聞は“未遂”って書いてあったけど、ちゃんとやったんだよ」と内田。前日計画していた非公開練習はサポーターが練習場に残っていたため“未遂”に終わりプレーを確認できなかったが、口頭で伝えられた選手たちが見事に実行した。

 アウェーで1―4と敗れた水原に借りを返した。「絶対にやり返すって気持ちが強かった。僕が一番強かったと思うけど、みんなもそうだったでしょ」。前回の大敗がきっかけでスタメンを外れた興梠は笑顔を見せた。3―0の大勝でG組1位に浮上し、上海申花がSAFと引き分けたため決勝トーナメント進出が決定。最終戦の上海申花戦は引き分け以上、負けても条件次第では1位突破となる。「選手たちがよくやってくれた。満足している」とオリヴェイラ監督。初のアジア制覇に向けて、鹿島は狙い通りに勝ち進んでいる。

[ 2009年05月06日 ]

36歳・大岩、緊急先発で先制ヘッド

<鹿島・水原>前半27分、クロスを頭で合わせ、先制ゴールを決める鹿島・大岩剛(右)
Photo By 共同

 【ACL 鹿島3―0水原】“プロのかがみ”大岩が大活躍した。右ふくらはぎの違和感を訴えたDF岩政に代わって急きょ先発出場。先制点を決めただけでなく、冷静な守備で完封勝利にも貢献した。「半分は(野沢)拓のゴール。自分としては(前回)1―4で負けていたので無失点の方がうれしい」と笑顔を見せた。

 先発は試合前のミーティングで言い渡されたが、その前に岩政から電話があった。「お願いします」という言葉に「いやだよ」と冗談で返す余裕が36歳の元日本代表にはあった。今季はリーグ戦は1試合にしか出場していないが、黙々と練習をこなす。「(試合に向けて)いい準備をするという感覚がない。それが当たり前。どんな選手も心得ないといけない」と大岩は常々話している。オリヴェイラ監督も「若い選手の手本だ。あと数年でキャリアを終えるときに指導しているのが惜しい」とベテランを称えていた。

[ 2009年05月06日 ]

マルキ復帰即2発!“作戦”ループも決めた

<鹿島・水原>後半30分、ループシュートを決める鹿島FWマルキーニョス
Photo By スポニチ

 【ACL 鹿島3―0水原】負傷明けの鹿島FWマルキーニョスが2得点と大暴れだ。前半32分にゴール前の混戦から右足で追加点を押し込むと、後半30分には「GK(李雲在)が前に出てくるタイプだと分かっていたので、使えると思った」というループシュートでダメ押しのゴールを決めた。右内転筋の軽い肉離れで2日の千葉戦を欠場していたが、「ケガは心配しないでピッチに立った。不安があったら出場しない」と力強かった。
[ 2009年05月06日 ]

鹿島のクソ力!6月37歳・大岩、奪首弾!…ACL

後半44分、水原三星の李雲在(右)をかわしループシュートを放ったマルキーニョス
 ◆アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第5節 鹿島3―0水原(5日・カシマ) 鹿島が3発で快勝し、2大会連続決勝トーナメント進出を決めた。ホームで3―0で水原三星(韓国)を倒し、3位上海申花(中国)がアームド・フォーシズ(シンガポール)と1―1で引き分けたため、2位以内が確定した。前半27分、DF大岩剛(36)が先制点を挙げ、同32、後半30分にFWマルキーニョス(33)が加点。アウェー戦(3月11日)で1―4と惨敗したリベンジを果たした。

 鹿島が大きな1勝を手にした。「勝たなくちゃいけない試合で勝てた。これはかなり大きい勝利だと思う」とMF青木。オリヴェイラ監督(58)も「目標の勝ち点3を取れて満足している」。負ければ、首位通過が絶望的になる試合で快勝。試合後、大粒の雨が注がれる中、イレブンは余韻に浸るようにゆっくり場内を一周した。

 ベテランが勢いに乗せた。前半27分、ショートCKからMF野沢がクロス。マークを外したDF大岩が体をねじるようにしてヘディングシュートを放った。「うまくフリーになれた。タク(野沢)のボールが良かった」。ゴール左へ流し込む技ありの先制弾。07年5月9日のナビスコ杯名古屋戦以来、約2年ぶりの公式戦ゴールに、白い歯がこぼれた。


前半27分、先制弾を決めた大岩(左から3人目)は祝福される(左からマルキーニョス、野沢、1人おいて青木)

 今年6月で37歳を迎える。「この年になってすべての試合に出ようと思っていない。求められた時にしっかり仕事をするために日々準備する」。軽めの調整を勧められても「全部やる」と断り、10代の若手に交じって厳しい練習に取り組む。清水商―筑波大とエリートコースをたどってきた男は、同期の名波浩氏らが引退する中で「同年代の代表」と言って踏ん張る。

 妻・芽久(めぐ)さんも大きな影響を及ぼした。昨季リーグ、大分戦(11月23日)前に流した、選手の家族によるビデオレター。芽久さんは「もうこれ以上頑張ってとは言えない。あなたがチームのために一番必要だと思うことをやってください」涙ながらにメッセージを送ったという。出番に恵まれない若手選手は「愚痴より練習」と奮起。その背中と言葉で引っ張る縁の下の力持ちだ。

 前半32分には、MF小笠原の縦パスから、最後はFWマルキーニョスが追加点。後半30分にもカウンターから3点目を奪った。アウェーで1―4と大敗した水原に、ホームでリベンジ。3位・上海申花が引き分けたため、最終戦の上海申花(19日・上海)を待たずして、決勝トーナメント進出が決定した。さらに、最終戦で大敗しなければ、首位通過となる。

 右ふくらはぎの肉離れで、大岩に任せたDF岩政は「剛さんがいるから休めた」と感謝した。雨に見舞われたこどもの日。自称「おっさん」がここぞの「熟年の力」を発揮し、首位通過へと前進させた。

(2009年5月6日06時03分 スポーツ報知)

我等と共にあるベテランに絶賛の荒らしである。
大岩万歳と言うしかない。

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3 コメント

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Unknown (毬藻)
2009-05-06 12:01:21
見事、ACLグループリーグ突破…!素晴らしいです。おめでとうございます。そして、感動をありがとうございました。
それにしても、昨日の大岩さんのヘッドには、みんなで歓喜乱舞しちゃいました。試合後の大岩さんのコメントにも感動です。そして、オズの大岩さんを称えるコメントにも、また感動で♪  やはり鹿島は、大岩さんや小澤さんのような人がいるから、強いんですよね♪ 
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コメントありがとうございます。 (原理主義者)
2009-05-06 12:06:52
鹿島はベテラン、中堅、若手のバランスが非常に良いと思います。
フロントの力でしょうね。
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Unknown (ひぃ)
2009-05-06 20:30:19
昨日は現地観戦でした。
雨の中の快勝、ほんとに素晴らしい!
ラフプレーにも耐え、戦いぬいた選手たちを 心から讃えたいです!
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