【J2第6節:V・ファーレン長崎vsガイナーレ鳥取】3月31日@長崎県立
われらガイナ鳥取、3点も先取されて、どっぷりの完敗。他会場でも大味な点差の試合がありますが、ま、その仲間入りの一試合だったことは間違いないでしょう。このような試合をまいど繰り返してしまうと、またまた崖っぷち、ということになりかねないので今日はチビリと辛口ですよ。
32分、43分、51分。10分そこそこのあいだに失点が立て続けに重なってしまっている。いったいなんなの? これは。あの「粘り強い」鳥取が・・・。
最初の失点が不本意なものであれ、その後の状況からすると、試合の流れをすべて相手にさらわれている(譲っている)ような気がする。これは相手がホーム戦だからという理由はつきにくいのであります。選手たちの、ただの運動量の問題ではない。トップの久保、住田選手が欠場したからこうなった、というのも理屈にならない。いつもいつでも相手がどういう動きをしてくるかわからない状況で、鳥取は試合中での態勢やコミュニケーションの修正能力がどれだけ発揮されたのだろう(これが今後試されるのでしょう)。事前にインプットされた動きだけをしていれば勝てるというものではないだろう。
毎回のことだけれど、易しい試合はどこにもないと思います。
とくにサイド攻撃に重きを置いたチームにとっては、相手が3バックだと後手を踏むことがあり得るということがわかりました。「3バックだからサイド狙いが効く」と思わせぶりぶり。しかし、ここに落とし穴が隠されることがある。というのも、いわゆる3バックというのは実は「5バック」であったりボランチを含めた「6バック」であったりします。守りのブロックは固い。ところが相手を「ぬるいな」と判断すると、一気呵成に額面どおりの3バックを敷く。長崎はスタメンでMFを6人そろえていましたが、その中身をみると攻撃的なのか守備的なのか、ワイドか中かがポジションチェンジしながら変わってくる。その辺の選手の特徴を活かしながら守備感が筋金入りの長崎・高木監督流の一面が出たかもしれません。次に鳥取のホームで当たるときは、私たち、ぜひ恩返ししましょう。
鳥取は今季、初の敗戦を喫しました。長崎おめでとう。まさか、昨夜(けさ)の「さだ・まさし」効果じゃないでしょうが。Jオシドリ・ダービーの初戦は鳥取が負けました。カンパイ・・・
さはあれ「負け」に喜ぶ鳥取サポなど、どこにもいない。悔しいのは、もちろんだ。ただゼロ封されたのではなかった。これ、大きいよ。意外に大きい。じんわり効いてくる。
私たちは次も鳥取のホームでますますガイナを応援したいと思うのです。オ―レ。