【11月16日@静岡・アウスタ日本平】遅れてごめんなさいです。“試合の入り”が悪かったのは私の方でして、チームメイトたちは、決して悪くない形で序盤を戦っていたようでした。この試合、前半戦を存分に応援できなかったことが悔まれてなりません。
東名高速で交通事故による渋滞に巻き込まれて、アウスタに到着したのは試合開始から遅れること30分あまり。ときに歓声がどよめいているアウスタの入場ゲートをくぐるときに、会場スタッフのお姉さんに「今ね、1点取ってるのよ。リードしているよ」と声をかけられて励まされる。「どっちの1点?」と思う間もなく、どうも私は、清水サポと間違えられたのかもしれない、と思ったのでした。でも、そんな対応にホームチームを大事にしている多くの人たちの熱意を感じます。その後、係員さんに案内されてアウェイ側のゴール裏に直行。そこにある小さい緑の一団は、さかんに応援コールを送っていました。案の定、鳥取1点ビハインド。ゆえに、さっそく私も緑の応援ユニを身に着けて、真向かい見えるオレンジ色に挑むことにしたわけですが・・・。
前半ロスタイム、鳥取は清水の右サイドからのクロスに「どんピシャ」と合わせたFW高原選手のダイビングヘッドで2失点目。私が会場入りした早々に目にしたシーンでした。
後半、鳥取はさらに3点をバッチリ奪われて結果5-0で清水の勝利になるわけですが、相手に積み上げられていく失点シーンを現地でまざまざと見させられるのは、やはり厳しいものがあります。ただ、点を取られても、さらにまた失点しても応援を止(や)めない鳥取サポたちがちゃんといて、それはそれは逞しいものですね。
疲れ戦い終えたガイナ選手たちが鳥取サポにあいさつをするとき、それは正直なものであり、良くぞ、いまの実力を出せたのではないか。手応えがあったのではないかなどと思ったりしています。とくに深々と挨拶するGK井上選手の態度が印象に残りました。そして、この試合の一番のシュートは、なんといっても途中出場した清水・永井雄一郎選手の得点場面。もう、あのようにやられてしまっては、鳥取としては手の打ちどころないでしょう。あれは個人技なんでしょうか? それともチームワーク技なんでしょうか? それを永井選手に尋ねたいくらいです。すばらしい意気のこもった得点(鳥取にしては、お手上げ失点)でした。
試合が終わり、そろそろとアウスタを去ろうとするとき、なぜか突然、アウスタ・メインスタンドの中央から一部の清水サポも混じり「ガイナーレ鳥取、ガイナーレ!」の盛んなコールが呼びかけられました。一瞬、なにが起こったのかと思いましたが、その声に私は手を振って応えるのが精いっぱい。スタジアムは不思議なものです。だから魅力が尽きない。いつか、このマッチ・カードで、またアウスタで戦えることを・・・・・ずいぶん先の話か、もうありえない話になるかも? って?・・・・いやいや、それは期待しておりますし、期待できる。と信じて・・・。
試合観戦後、静岡から鳥取に帰ってきたのは朝の8時すぎ。もう眠くて眠くてしょうがない。ふーぅ。ちょっと疲れ気味かも。
さて残るリーグ戦。われら鳥取の次節(19日)はFC東京とホーム・とりスタでの対戦となりますが、この1年の流れをゆがめることなく、相手にのみ込まれる必要もまったくなく、堂々と戦っていただきますよう。