木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今日も肌寒い一日でした。「寒の戻り」というのでしょうか?
さて、今日の写真の主役はUPではなく、
後の松下電器のサービスマン「松下」さんです。
(あえて、仮称とし写真もはずさせていただきました)
UPの後で黙々とFaxのメンテナンスをしてくれました。
我が家の松下電器のFaxの通称「オタックス」は
昨年来、紙送りが具合悪くて、送受信に失敗することも多々ありました。
その修理に松下さんはやって来ました。
まず、最初に紙送りのローラーの汚れを拭き取り、
きれいに紙送りができることを顧客である私に示しました。
その後、すでに耐用年数が過ぎているので取り替えの提案をします。
私は迷わずに、「お願いします」
それからが、松下さんの真骨頂です。
マニュアル一つ見ず、複雑なFaxを部品に解体し、
ゴムローラーを買えてゆきます。
たかが、ゴムローラーと考えていた私は浅はかでした。
それを取り替えるためには裏の基盤をはずさなければならないのです。
さらに、取り替えるだけではなく汚れている箇所が見つかれば、
クリーナーをウエスにつけて、黙々と拭いてゆきます。
花粉症か?くしゃみが時折出て、つらそうですけど
そんなことは一言もなく作業を進めます。
作業の最後には自分の携帯からFaxに電話をし、
正常に作動することを確認して作業終了。
すべて基本的なことと言えばそれまでですが、
その基本が確実にできる人が少なくなっているこのごろです。
作業に何一つ無駄はありません、しかし、1時間はしっかりかかりました。
私がマニュアル見ながらあーでもないこーでもない
とやる1時間とは違います。濃密な1時間です。
場を察し取ることのできるUPも真剣な仕事態度から
これは我慢しなければならないとひたすら我慢の表情です。
この松下さんの作業態度を見て、
家電ナンバーワンの松下電器の底力を見た気がしました。
簡単に買い換えを勧めたりしない、
作業は静かで確実で顧客に安心感を与える。
商品への信頼は人が支えていると言うことを改めて感じました。
昨年の石油ファンヒーターの事故の時にも、
松下電器はリコール対象の商品の告知を新聞やTVで徹底的にやりました。
その辺が煮え切らない対応に終始したパロマあたりと大きな違いです。
信頼を大事にするという会社の姿勢が末端の
サービスマンに行き届いていることを私はこの目で確認しました。
松下電器の関係者がこのブログを読んでいたら(そんな人はいないか?)
記憶に留めて下さい、松下さんの本名は高梨さんです。
今日は何かすごく得した気分の日でした。


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