『三春の春、みぃーつけた!』

春になると梅・桃・桜が一度に咲き競う福島県三春町
小さな城下町「三春」の四季の移り変わりや季節の話題をお届けします♪

桜の番付「西の横綱」登場

2006年04月04日 | 三春周辺の桜

 春になると『梅・桃・桜』が同時に咲き競う小さな城下町『三春(みはる)』 
 そんな福島県三春町をのんびり散策してみませんか?


きょうの三春は   吹き荒れていた強風もだいぶおさまってきました。
きのう小名浜までやってきた「桜前線」ですが、このところの変わりやすいお天気に左右されて、
ここ数日は、しばらく足踏み状態のようです・・・

「三春滝桜」から南へ15分程のところに位置する郡山市中田町には、枝垂れの一本桜が点在しています。
中でも有名なのは・・・
「うつくしまふくしま 枝垂れ桜花番付」で西の横綱と称される「紅枝垂地蔵ザクラ(べにしだれじぞうざくら)
「滝桜の娘」と言われる樹齢400年のシダレザクラで、郡山市の天然記念物に指定されています。
滝桜より濃い紅色の花を咲かせるんですよ

昔、この地区に住む木目沢伝重郎さんという人が、10年の歳月をかけて滝桜の周辺半径10キロ以内の桜を実測し、
滝桜の子孫420本を探し当てたそうです。
その調査のきっかけとなったのが、この地蔵桜だったとか・・・。

この木目沢さんの功績を称え、郡山市ゆかりの詩人、故・三谷晃一氏が贈った別れの詩碑には次のように刻まれています。
 ・・・・・花も人も散ったあとに鳥がやって来る  さくらんぼの実は彼らの好物だ  
     5年10年そして100年  鳥が運んでいったさくらんぼのタネは芽を出し  やがて一人前の木になる  
     ある時、そのことに気付いた人がいる  ・・・・・ 
     彼は死んできっとさくらんぼのタネになっただろう いつかそれが芽を吹く 絶対に 木目沢さん

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2 コメント

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地蔵桜 (そばがき)
2006-04-05 17:23:23
地蔵桜、そのものも素晴らしいですが滝桜と木目沢伝重郎さんのお話も素晴らしく感動いたしました。

 

 日立の桜もそろそろ見ごろですよ。
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エピソード (yamasan)
2006-04-05 18:38:57
そばがきさん、こんばんは。

実は私も下見に行って初めてこのエピソードを知ったのですが、素敵なお話なのでぜひ皆さんにも知って頂きたいと思い、ご紹介しました

日立の桜は週末は賑わいそうですね
返信する

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