病院に行くと、先生がとても体調悪そうな中、待っていてくれ、診てくれました。
錆びた釘は、右後ろ脚のかかとの辺りの肉球を、上から下に向かって貫通。部分麻酔みたいな薬剤をつけてから、ペンチで抜いてもらいました。ちよ、痛がらなかった。
皮膚と皮下脂肪のところを、すくい縫うように貫通していて、幸い筋肉には到達していないとのこと。それで出血も少なかったよう。
抗生物質を塗り、ガーゼと包帯で巻いて、砂や錆びなどの異物を身体が自然に排出するのを待つ。消毒はしない。ガーゼと包帯を食べたりしないように、エリザベスカラーをつけること。
靭帯も少し伸びている。運動は控えて、トイレくらいに。
化膿止めの抗生物質の飲み薬をもらって帰宅。
2日後に再受診して傷の様子を確認し、包帯を巻き直してもらった。
順調にいけば、処方された薬を飲み終わったら、自然にカサブタになるでしょう、とのことだった。
でも、それから3日後、薬を飲み終わったけど、傷口はまだ生々しく、浸出液が出続けていたので再受診。
浸出液が出続けるのは、まだ傷の内部に異物が残っていて身体が排出しようとしているということ。釘が錆びていたため、異物が多かったのかも。
再度傷口に粉末状の抗生物質を塗り、飲み薬も追加で処方された。
これで自然に排出してカサブタになればよいが、自然に出せない場合は、傷口を切開して異物を取り除き、縫わなければいけない。そうなると歩くのに支障が出るので、自然治癒できるのが望ましい、とのことでした。念のため2〜3日おきに受診して傷口の様子を見てもらうことに。
そんなわけで心配したけど、その日から傷口が乾き始め、どんどんカサブタになっていきました。
25日にカサブタも落ちて、傷口に新しい薄皮もはり、26日にようやくエリザベスカラー卒業!3週間かかりましたが、治りました!
先生は、毎回、傷口に鼻を近づけて、においをかいで化膿していないかどうか確認してくれました。その姿に感激。
傷口から菌が入って破傷風になると危険だけど、最近では破傷風の症状を見たことがない医師も多く、見逃されることもある、という情報をお友達から聞き、何度目かの受診のときに先生に質問した。
そしたら、こんな風にすごく丁寧に答えてくれました。
最初の診察の時に、それも踏まえて治療法を決めたけど、説明してなかったからごめんね。破傷風菌は、嫌気性菌といって、空気を遮断されたところで増える。なので、慌てて傷口を縫ったりして閉じると、破傷風菌が増えることもある。なので、今回は傷口を開放して治療した。
でも気になることがあったら説明するけん、それに、僕も気がつかんこともあるかもしれんけん、なんでもこうして質問してね。
そんな風に言ってくださったので、わかりやすいし、納得して安心したし、これからも気になることは質問してもいいんだなーって思えて、また感激しちゃった母ちゃんでした。
ドクターにも恵まれて、ホントにありがたい、感謝しかない!
続く!