山本ひろふみの一歩、一歩。

京都市会議員山本ひろふみ(伏見区選出・42歳)の日々の雑感、活動の報告等を綴ったブログです。

発達障害児・者に対する療育手帳の交付要件の緩和は4月1日から。

2014-03-06 18:43:33 | 議会報告
季節は一気に冬に逆戻り?
今日の京都は雪もちらつく寒い一日でした。
今日は10時より、平成26年度予算に対する市長総括質疑が行われました。

私からは大きくは3点。(持ち時間は答弁も含めて16分)
〇救急事業について
→昨年1年間の救急出動件数は80576件と前年から2579件の増加となりました。
今後の高齢化も含めて、救急の要請は益々増えることが見込まれています。
今後の救急体制の充実の必要性について質疑を行いました。
→副市長からは現在毎年15名の救急救命士の養成を行っていることや、夏・冬などの増隊、適正配置などの取組について説明があった後、今後もしっかり充実していくとの答弁がありました。

〇地下鉄事業の安全対策について
→議会からの要請を受けて、来年度、烏丸御池駅において転落防止柵が設置されます。転落防止柵はその名の通り、転落を防止する上で大きな効果が期待をされていますが、一方で、柵と車両の間に死角が生まれることや、烏丸線は車両に自動停止装置が装着されていない為、運転士の技術の向上が必要とされています。1月共用開始に向けた取り組みについて質疑を行いました。
→「死角」については乗務員用モニターや異物センサー、車外用放送施設の設置などの対策をとる。運転士の技術向上については、竹田にある研修所に同様の施設を設けて技術の向上を図るとの答弁がありました。

〇発達障害者・児に対する療育手帳の発行要件の緩和について
→9月市会の代表質問において私が取り上げた課題です。現在発達指数が75以下である人にしか原則交付されていない療育手帳ですが、障害の特性から、一律に発達指数で判断するのではなく、個人の社会適応能力に応じた発行が必要。
→他都市の事例も検討したところ、発達指数が89以下の児・者に発行している自治体も多く、京都市もそのような取り組みを実施していきたい。また、心理判定のときに判断する社会適応能力も勘案し、必要な人に交付できるように制度を改正し、今年の4月から運用を開始したい。


概略以上のようなやり取りでした。
特に発達障害者・児に対する療育手帳の交付要件の緩和については具体的にこの4月から新制度を開始するとの新たな答弁もありました。私の政策の一つが達成されたことにもなります。
しかし、制度が改正され、療育手帳が発行されたからといって問題が解決するわけではありません。
生きづらさを感じながら生きている人たちがいます。
行政が地域社会が、しっかりと寄り添って、個性を認め、個人を受け入れることが当たり前のまちづくりに向けてまだまだ課題は残されています。
障害を他人事だと思っている人がいます。
障害に対して偏見をもっている人がいます。
大きな間違いです。全ての人が当事者であり、偏見や差別をなくしていかなくてはいけません。
そのために政治の果たす役割は大きいです。

その他、、、
・行財政改革について
・市立浴場の今後について
・焼却灰溶融施設における住友重機械工業に対する対応について
・京都市における雇用の安定、賃上げについて
・臨時財政対策菜について
・4月の消費税率の引き上げの転嫁について
・税務事務の集約化について
・中央卸売市場について
・コンビニ納税の促進について
・動物愛護について(組織、条例制定、アニマルポリスなど)
・市立芸大の移転について
・二重行政の打破について
・客引きの防止について
・敬老乗車証の見直しについて
・児童虐待について
・地域包括ケアについて
・双京構想について
・学校跡地の活用について
・地下鉄の増客対策について
・地下鉄駅トイレの改修について
・地下鉄における駅ナカビジネス「コトチカ」の推進について
・AEDの普及について
・生活保護について
・介護保険について
・国民健康保険について
・空き家対策について
・京都駅八条口の再整備について
・京都の強みを活かした新産業の創出について
・有料指定ごみ袋の有料化財源の有効活用について
・地域コミュニティの活性化について
・リニア中央新幹線、京都駅ルートの誘致について
・公教育における法律家や税理士など専門家の活用について
・国民健康保険の徴収業務について
・ウィルス性肝炎の検査体制の充実について
・府市協調によるスポーツ施設の整備について
・京都の成長戦略の推進の為の組織強化について
・小学校給食の地産地消について
・リプロダクティブヘルスについて
・京都府における京都市の役割について
・歩くまち京都の推進について
・省エネと再生可能エネルギーについて

などなど、市政の様々な事業などについて質疑が行われました。
市長総括質疑は明日も行われます。


それではまた。


☆☆☆☆☆☆ 「活力京都」総決起集会を開催します ☆☆☆☆☆☆

私達、民主党京都府連も参画しております、山田啓二京都府知事の選挙母体である「活力ある京都をつくる会」の総決起集会が開催されます。
私の事務所で入場整理券を取り扱っておりますので、ご参加いただける方はご一報ください。

日時:2014年3月15日 14時から
会場:京都国際会館
費用:無料


☆☆☆☆☆☆ 後援会総会・市政報告会・懇親会を開催します ☆☆☆☆☆☆

毎年恒例となりました、私の活動を支えていただいております後援会の総会・研修会・懇親会を下記の通り開催させていただきます。
研修会では、私のこれまでの活動のご報告をさせていただきます。
多くの皆様のご参加をよろしくお願いいたします。

日時:2014年4月19日(土)11:00から14:00(受付は10:30から)
会場:藤森神社参集殿
会費:3000円(昼食・お酒・デザートを準備させていただきます)

ご参加いただける方は下記事務所まで、お申込みください。


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京都市会議員
山本ひろふみ事務所
〒612-0087
京都市伏見区深草紺屋町4-6 エトワール伏見1F 
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メール office@yamamoto-h.net
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2 コメント

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頑張ってください (伏見区民)
2014-03-25 00:09:35
私の息子(小4)は、1年生時に発達障害と診断され、知能指数は99で、全くなんの支援も受けられない状態でした。
児相の診察も予約を入れても2年待ちは当たり前。
そんな毎日で全く学校に通えなくなりました。
学校では通級と言う場があり
かろうじて、そこには行っていましたが、
一日一時間、週に2回のみ。
これで、いいのか、いいのか?の毎日でした。

本格的に学校に行けなくなり
再度、検査をしたところ
知能指数77のアスペルガーとの診断でした。

でも、精神福祉手帳はいただけましたが、
相変わらず、支援がほとんどなく、
療育の場は未修学児の子供対象ばかりで、
行き場がありません。
精神福祉手帳は本来、子供のためのものではなく、その手帳でいいのか?と思っていました。

本当に発達障害児には京都市は
なんの支援もないのです。
それどころか、
検査を受けるのも何ヵ月も待たなければなりません。
その順番を待ってる間、
本当に地獄のような毎日です。
でも、検査を受けたからって、
その後、どうしていいかそれすら
京都市は受け入れ先がありません。

子供の悩み相談、子育て支援センターに電話しても、なんの解決案を出される事もなく、
ただただ、理解のない環境で耐え、
近所を謝りあるく、
そんな毎日なのです。

今回、たまたま、発達障害、京都で検索していたら見つけました!
発達障害児に目を向けて下さりありがとうございます。
こんな、議員さんもおられる事に
びっくり、そして感謝です!

選挙、頑張って下さい。

回りの発達障害児を持つママ友達と
選挙行きます!

応援しております。
コメントありがとうございます。 (山本ひろふみ)
2014-03-31 18:42:33
伏見区民さん。
コメントありがとうございます。
息子さんの子育て、大変でしょうね。
周りに理解があり、支えてくれる人はいますか?
子育ては大変です。
一人で抱え込まないようにしてください。
もし悩みがあればまたご相談ください。
メールでももちろん構いません。

発達障害については、まだまだ多くの課題があります。
行政ができること、学校ができること、地域でできること、それぞれですが、何よりも全ての人が他人事として捉えるのではなく、理解をし、育むことが重要だと思っています。

全ての子どもがすくすくと健康に、生きづらさを感じることなく成長できるような京都。安心して子どもを産み、育てられる京都の街づくりのためにこれからも頑張りたいと思います。

重ねてになりますが、コメントありがとうございました。

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