『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』
など内館牧子の高齢者小説シリーズ2022年の本『老害の人』
私は集中力が乏しくて本を読むのが苦手だ
人物の設定が呑み込めずに読むのに時間がかかる
が これは最近BSドラマで見たので 登場人物と役者の顔が思い浮かび
すんなり読むことができた 以下は本文より抜粋
先のある人間はつい相手の立場を考えたり言葉を選んだりする
これから生きていく以上ことを荒立たせたくないが
老人は近々お迎えが来るので強気だ
自分がこの世にいた証を自慢し語りまくる
先々がないから昔のことばかり言うのが老人だ
しかし世の中で一番つまらないものは毒にも薬にもならない人間だ
老害は若者には毒でも老人には薬だ 老害は毒でも薬でもない
老害は一挙両得だ 若者に遠慮することはない と綴る