建築・環境計画研究室 (山田あすか)

東京電機大学未来科学部建築学科

空き教室/空き校舎利用

2010-11-16 17:15:29 | 【雑感・寄稿文他】建築・都市・環境探訪

「学校施設の有効活用検討委員会」の見学会で、中学校の余裕教室を活用した保育所を見てきました。

待機児童の問題があるのだから、一方で空き教室があるという学校施設を使えばイイじゃない?
…という話があるわけですが、
統廃合(空きがありすぎると学校自体がなくなる)や、
かなり改修をしないと学校はそのままでは保育施設には使えないこと(その予算はだれがどこ=財源から出す?)、
待機児童がいる地域かどうかというマッチング(待機児童がいる地域にはそのあと数年遅れでまとまった学校ニーズが生じるハズなので、敷地切り分けや教室を減らす改修はしたくない)、
学校教育のやり方が変わってきていて教室数が(必ずしも面積ではなく、数)ほしいこと(少人数クラス、少人数単位での授業展開、進度別授業、特別支援学級…)、
まとまった面積が空かないと、保育所はいれられない(効率が悪い)こと…などなどで、
「空いてるから使えばイイじゃない?」という簡単な話ではないということが研究会でわかってきて、
それを現地でみせていただき、関連部署のみなさまからお話うかがって、「なるほどなぁ」が深まりました。

今回のテーマとはずれるわけですが、
小学校中学校、幼稚園保育所のわくぐみについても再考しつつ全体にこどもの育ちや、教育保育(の連続性)、
そのための場、を考えるのか?など話が大きく拡散したところで、おひらきです。

明後日また議論の機会があるので少し考えておこう…
難しいですね、というコメントだけは、鉄板です。

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