間違いだらけの一日

土曜日は蜷川幸雄さん演出のお芝居を観てきました。



久光製薬　カルチャー・スペシャル
「間違いの喜劇」



もともとは主演の小栗旬君目当ての観劇だったのですが
いや～、本当におもしろいお芝居でした。

シェイクスピア劇にあまりいい印象を持っていない私としては
どうせ小難しいせりふを並べたてているに違いない！と
戯曲自体にはあんまり期待していなかったのですが
いや～、ストーリーも単純でわかりやすく、
繰り広げられるどたばた劇で大笑い。
ほんと、タイトル通りの「喜劇」でした。

しかもキャストがall-male。
今まで歌舞伎や美輪明宏さんのお芝居で、女形さんのお芝居は何度も観てきたけど
今回の女形（と言っていいのか？）のお芝居は、今まで観てきたそれとは違い
ときどきわざと「素の男の部分」を見せたりして
それがまた、面白かった。


舞台装置もいたってシンプルな作り。

最近はミュージカルや博多座の大仕掛けな舞台装置ばかりみていたので
こういう、同じ舞台装置のままで違う場面を演出するって感じのお芝居は久しぶり。


そしてなんといっても蜷川さんの演出。
これが大きいんだろうな～。
実は私、恥ずかしながら蜷川作品はこれが初観劇だったのです。
う～、なんで今まで観なかったんだろう…
すっごくもったいないことした気分。

これからは蜷川作品は要チェックだわ！



そして…

旬くんは、やっぱり美しかったです　



観劇のあとはお茶でもいただきながら余韻に浸ろうと
カフェを探してぶらぶら歩く。
せっかくだから浄水通りのおしゃれなカフェがいいよね～と
山の手の方向に向かって坂を登ってみる。
が、残念なことに数軒まわったけど、どのお店も満席。
う～む。
じゃあ、下るか…と、今度は薬院方面に向かってぶらぶら…
お店を見つけるたびに、一応のぞいてはみるが、やはりどこも満席。

カフェ探しぶらぶらはさらに続き
薬院～今泉～大名　そして気づくと岩田屋にいました…（涙）

いったいどれくらいの距離歩いたんだろう。
こんなことなら、最初のカフェで席があくまで待っていてもよかったのでは…
うぅむ。読み間違いでしたな。


そのあと天神をちょっとぶらぶらして、夜のお食事へ。

最後は　JB'S BAR　に行こうって決めていたので
その前のお食事も薬院が便利だねってことで
薬院駅前の　じぇい　へ。
お店の窓にお酒の瓶がディスプレイされていたので
吸い寄せられるようにして入ったお店でしたが
まあまあいい感じのお店でした。

お供は福岡の寒北斗と福島の飛露喜。

飛露喜ははじめていただきましたが、かなり旨いお酒です。
久々のヒット！

いい気になって飲んでいると、お店の方から
うちわ海老の焼いたのをサービスでいただきました♪
こんなサービスしていただいたら、飲まんわけにはいかんでしょ。
と言うことで、「飛露喜おかわり～！」
相当飲んでしまいました…

時計を見ると、１１時ちょっと前。
やばい、JBのところに行かなければ…

最終のＪＲで帰ろうと思ったら、11時45分にはお店を出なきゃいけないので
JB'Sですごせる時間は1時間足らずだわ…

そして、久しぶりにＪＢの顔を見ると、なんだかほっとする。
梅酒も美味しいし、音楽も気持ちいい。
あ～、まだ帰りたくない～。
「津屋崎までタクシーで帰るから、もうちょっとこのお店にいる」
とわがままを言い張る私。
「来週も飲みに来るんだから」と松木ちゃんとＪＢとの二人がかりで説得され
仕方なく最終のＪＲで福間に向かうことに。

そして、最終の上りＪＲに乗り込み、
あとは福間からタクシーに乗っておうちまで。
のはずだったのに…

ＪＲに乗って座席に座ったら、ねむくなってきて居眠りしてしまった。
んで、目がさめたら「あ、東郷だ。乗り過ごしちゃった」
反対側のホームを見ると、運良く下りの列車が止まっているぞ。
ラッキー。
これに乗って福間に折り返そう。

んで、無事下り列車に乗り込み、座席に座って外の景色を見ると
あれれ…　福間駅が遠ざかっていく…　？

あれ？
なんで…？


どうも私が目を覚ましたのは、
東郷駅なんかではなく、降りる予定の福間駅だったみたい。
なんで、東郷まで乗り過ごしたって思っちゃったんだろう…？
1ヶ月ほど前に、本当に東郷まで乗り過ごしたので、
その時の苦い思い出とリンクしちゃったのか？

いずれにせよ、次の千鳥で降りてタクシーで家に帰ろうっと。
と思って、今度は居眠りしないように祈りつつ
（気づいたら南福岡だったとか、洒落にならないもん）
千鳥駅まで行き、タクシーを…

ない！
客待ちのタクシーが1台も停まっていない。
しかも、タクシーが来る気配すらない！

ひーえー
どうしよう。おうちに帰れないっ！

あ、そういえば長期出張中の弟が、この週末は帰省してきているはず。
と言うことで、弟にＳＯＳの連絡をし
駅近くのローソンに迎えに来てもらうことに。

げんきんなもので、さっきまで泣きそうな気分だったくせに
おむかえの約束を取り付けた途端、急に元気復活。
酔っ払い特有の“いい気になってるモード”も復活。

ローソンで楽しくお買い物なんか始めちゃいました。
そして、ピエトロのヨーグルトドリンクとチョコレートを手に持っているところを
（弟の到着があと5分遅かったら、確実にチーかまも手にしていたと思われる）
弟に確保され、自宅まで護送されたしだいです。


なんだか、このごろ
飲むとダメ人間になってしまうようです。
「れいしゅ・くいーん」は過去の栄光なのかも…




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