立憲民主党 山としひろ

立憲民主党公認 衆議院議員候補者(富山県第1区)
44歳 
人にやさしい政治

学校別の学力テスト結果公表に反対

2013年10月22日 | Weblog

 文部科学省が、全国学力テスト(小6、中3対象の悉皆調査)の結果を自治体の判断で公表することを容認する方向で検討しています。

 私は学校別の結果公表に反対します。公表することのメリットとデメリットを比較すると、デメリットの方が多いと考えるからです。

 もし結果が公表されたら、結果が悪かった学校や自治体が点数を上げようと必死になるでしょう。保護者や地域、議員からは「学校や教育委員会は一体何をやっているんだ」との声が上がり、現場には相当の重圧がのしかかります。点数学力に特化した競争主義に陥り、目先のランキング競争にさらされます。過去問題や練習問題を繰り返し解いて、テスト対策に追われることになりかねません。

 しかし、少々点数が上がったからといって、必ずしも自発的な学習意欲や自己肯定感が育まれることにはなりません。学力テストの点数が底上げされると、子どもの成長にプラスに作用する、あるいは教育の質の向上につながると解釈するのは間違っています。

 点数の良し悪しではなく、学力格差を生み出している背景、例えば社会問題となっている子どもの貧困に目を向けるべきです。学力がふるわない学校には教員を加配する、予算を重点配分するべきです。また、子どもを支える家庭や地域社会がその機能を発揮できるような支援策に知恵を絞るべきです。

 

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