ボランティア団体「びほく子ども食堂」(代表:祖父江 鈴子)は、昨年4月から毎月第3日曜日に「いわくら大地の里の家」(岩倉市大地町乾出1-5)で「子ども食堂」を実施してきました。
子どもの貧困対策の事業として位置付けていますが、管理栄養士が栄養価の高い献立を作成しています。家庭菜園で収穫した無農薬野菜を使うなど、食材の選定にもこだわっています。さらに、「ごはんを食べるだけの場所」ではなく、子どもに調理の手伝いをしてもらうなど「食育」を重視しています。
これまでに計10回実施し、毎回、十数人から二十数人の子ども・保護者などに参加いただいており、一定の成果を上げています。
新年度にあたって、当団体は子ども食堂を継続するとともに、新規事業として子どもの「学習支援」を実施します。
近年、家庭の経済格差による教育格差がますます大きくなっています。低所得家庭の子どもは塾や習い事に通わせてもらえず、家庭での学習習慣が身についていないため、すでに義務教育段階から学力に大きな差が生じています。それゆえに、高校進学など将来の選択肢を狭め、貧困から抜け出せない悪循環を招いています。
貧困の連鎖を断つことは社会全体の責任ですが、当団体としてもその一助として、下記の通り、子どもの学習支援の場を提供したいと考えています。ぜひこの取り組みの趣旨をご理解いただき、子どもへ参加を呼びかけてください。どうぞよろしくお願いします。
びほく子ども食堂 「学びの部屋」
○ 実施日:4月8日(土) 15時00分~17時00分
・5月以降は、原則毎月第2土曜日に開催します。
○ 場所:「いわくら大地の里の家」(岩倉市大地町乾出1-5)
○ 対象:主に小中学生 定員10名程度 事前予約不要
・ 貧困層の子どもに限らず、誰でも受け入れる。
○ 当団体のスタッフ(元教員・学習塾経営者・学習塾講師の経験者など)が勉強を教え、学習習慣を身に付けさせるとともに、基礎学力の定着を図る。各自、学校のテクストや宿題などを持参する。
○ 行き帰りは自分でできること、もしくは保護者が送迎すること。
○ 参加費:300円(軽食・おやつを提供するので、実費相当分)
「勉強の仕方がよく分からない」「誰か勉強を教えてくれないかなあ」
「家に帰ると宿題が手につかない」という子ども。
「塾に通わせたいけれど、おカネが厳しい」と思っている保護者。
心配しないでください。教員OB、塾講師、大学生が中心となり、子どもの学びを応援します。まずは学校の宿題やドリルを持ってきて、一緒に 勉強しませんか。教育に関する悩み相談も受け付けます。