世界金融危機によって雇用情勢が悪化し、「派遣切り」「雇い止め」が横行しています。今日、社民党緊急雇用・医療対策本部(本部長:福島みずほ党首)は、生活支援対策(住居に関わる問題)や雇用保険制度のあり方を考えるべく、ハローワーク刈谷、雇用促進住宅(豊田市田中、田中第2、京ヶ峰住宅)、トヨタ第二聖心寮、笹島寮(名古屋市中村区)を視察しました。私も同行させてもらいました。
私の感想を以下数点、簡単に述べます。
○ハローワークが派遣切りに十分な対応ができていない。
・人員体制が不十分、派遣労働相談窓口が1ブースしかない。
・企業城下町ということもあり、企業に強い姿勢でものを言えていない。
・派遣先に対しても実態調査を行なうべきである。
○派遣労働者の住居を確保するという視点が弱い。
・廃止が決定している雇用促進住宅でも、まだまだ活用することができる。
・寮をすぐに追い出すのではなく、新たな住居が確保されるまで寮に住むことができるよう取り計らうべきである。それにかかる経費を国が補助すべきである。
○雇用保険制度が十分に機能していない。
私が思っているよりもはるかに厳しい現実があることを目の当たりにしました。今後、地元自治体でもできることはないのか、よく研究します。
<ハローワーク刈谷>
<トヨタ第二聖心寮>
<雇用促進住宅>
(田中)
(田中第2)
(京ヶ峰)