あるいて健康 奈良県歩け歩け協会 例会情報

ウォーキング愛好グループ「奈良県歩け歩け協会」の例会に参加し、コースマップを中心に訪問地の写真で綴ります。

天下分け目の天王山とビール工場見学

2017年06月07日 | 日記

ウォーキングの愛好者グループ「奈良県歩け歩け協会」で、『天下分け目の天王山とビール工場見学』をテーマにした例会が、7月9日(日)に予定されています。
JR東海道線山崎駅に9時50分に集合して 「宝積寺 - 青木葉谷展望広場 - 旗立松展望台 - 十七烈士の墓 - 酒解神社 - 天王山山頂・山崎城趾 - 小倉神社 - サントリー京都ビール工場 - 恵解山古墳 」を辿り、長岡京駅へ至る約12kmのウオークです。


例会の当日は天候他の事情により、コースが変更される場合もあります。 ウォーキングは野外を歩き自然と親しむ機会です。雨も自然ですから、原則として雨天でも例会は実施されます。


例会当日の朝7時に目的地に気象警報が発令された場合は、例会は中止されますのでご注意下さい。



コースマップ

コースマップを印刷する時は、https://blogs.yahoo.co.jp/yakuojijpを参照下さい。


宝積寺

















宝積寺は宝寺とも呼ばれ、寺伝によると神亀元年(724)聖武天皇の勅願により行基菩薩が開基した伝えられます。寺宝が多く、建造物では桃山時代に建立の秀吉「一夜の塔」と呼ばれる三重塔、仁王門の金剛力士像が重要文化財に指定されています。本堂並びに山門は京都府の登録文化財に指定されています。


旗立松展望台





天正10年(1582)に勃発した天下分け目の戦い「山崎合戦」の時、秀吉軍の士気を高めるため老松に千成瓢箪の旗印を掲げたところ戦局が優位に動いたと言われます。それ以来この松を旗立松と呼んでいますが、現在の松は7代目とのことです。当地には展望台が設けられ、木津川・宇治川・桂川が合流し淀川となる三川合流域が見渡せ、雄大なパノラマが楽しめます。


十七烈士の墓

十七烈士の墓は禁門の変の首謀者の元久留米藩士17名が眠る墓所です。元治元年(1864)長州藩は尊王攘夷を訴えて、軍を駐屯していた大山崎から京に向けて進軍しました。しかし会津や薩摩の京都守護軍に阻まれ、短時間で敗退し天王山中で自刃して果てました。


酒解神社







正式には自玉手祭来酒解神社(たまてよりまつりきたるさかとけじんじゃ)で大山崎地域の産土神で、牛頭天王を祭神としていました。天王山の名は祭神の牛頭天王から由来しています。


天王山山頂・山崎城趾



天王山は丹波山地の南東端に位置し、大阪平野から京都盆地に入る関門となる標高270.4mの山です。古来から地理的に重要視され、山上には度々城が築かれました。今に残る城跡は羽柴秀吉が山崎合戦の後に築城したもので、天下統一の出発点になった城の跡です。


小倉神社







社伝によると、奈良時代の養老2年(718)に鎮座したと伝わります。桓武天皇の平安遷都にともない大内裏の鬼門除けとして祈願され、「正一位小倉大明神」と号したと言われます。小倉は天王山の山裾で、小暗い場所から地名が生れ神社名になっとと考えられています。


サントリー京都ビール工場







ビール工場の実際の製造工程の見学ツアーと試飲が楽しめます。


恵解山古墳





恵解山古墳(いげのやまこふん)は、古墳時代中期に築造された乙訓地域で最大の前方後円墳です。桂川右岸の標高わずか16mの台地端につくられており、全長約128m、後円部の直径約78.6m、高さ10.4m、前方部の幅約 78.6m、高さ約7.6mと推定されています。周囲に幅約30mの周濠があり、周濠を含めた古墳の全長は約180mに及びます。古墳の表面には砂岩やチャートなどの葺石がふかれ、埴輪が並べられていました。死者を埋葬した施設は古くから墓地があるため明らかになっていませんが、後円部に竪穴式石室があったとみられます。




最後までお読みいただきありがとうございました。