あるいて健康 奈良県歩け歩け協会 例会情報

ウォーキング愛好グループ「奈良県歩け歩け協会」の例会に参加し、コースマップを中心に訪問地の写真で綴ります。

岩倉から詩仙堂へ洛北の道を歩く

2014年11月15日 | ウォーキング
ウォーキングの愛好者グループ「奈良県歩け歩け協会」で、「岩倉から詩仙堂へ洛北の道を歩く」をテーマにした例会が、11月30(日)に予定されています。
京都地下鉄国際会館駅に9時45分に集合して「岩倉具視幽旧宅 - 実相院 - 昌子内親王陵 - 石座神社 - 三宅八幡宮 - 赤山禅寺 - 詩仙堂 - 一乗寺下り松」を辿り、叡山電鉄一乗寺駅へ至る約13Kmのウォークです。




例会の当日は天候他の事情により、コースが変更される場合もあります。
ウォーキングは野外を歩き自然と親しむ機会です。雨も自然ですから、例会当日の朝7時の天気予報で警報が出ていなければ、原則として雨天でも例会は実施されます。




コースマップ



岩倉具視幽棲旧宅







幕末から明治期の代表的な政治家であり五百円札の図柄にもなった岩倉具視(1825~1883)が、佐幕派と見なされ攘夷運動の高まりで一時失脚して岩倉村に陰棲しました。この旧宅に文久四年(1864)から慶応三年(1867)までの三年間住居としたもので、昭和7年(1932)に国の史跡に指定されました。


実相院

実相院は寛永一年(1229)に静基僧正により開創された、元は天台宗の門跡寺院です。本堂や門は東山天皇の中宮承秋門院の旧殿の一部が下賜されたもので、天皇家ゆかりの宝物が多数収蔵されています。写真撮影は禁止されていますが、床の板の間に映り込む初夏の「床みどり」、秋の「床もみじ」で有名です。


昌子内親王陵

昌子内親王(950~1000)は第六一代朱雀天皇の第一皇女で、応和三年(963)に皇太子憲平親王(後の冷泉天皇に入内し、康保四年(967)に冷泉天皇の即位に伴い中宮に立后しました。しかし冷泉天皇はわずか二年で退位しました。狂気の天皇を恐れて、殆ど里邸で歌人和泉式部らと共に過ごしました。ここには内親王として祀られています。


石座神社



この神社には社殿がなく、そびえ立つ山を神南備山(かむなびさん)と仰ぐ巨石を神々の降臨する場「磐座」と崇めた古代信仰の遺跡です。前方の木柵を囲わした立石の後ろの高い巨石が神々の座「磐座」です。


三宅八幡宮







推古朝の遣隋使の小野妹子が宇佐八幡を勧請したのがこの神社の始まりです。應神天皇を祭神とし、社殿は応仁の乱(1467~1477)で消失したが、明治期に本殿・拝殿・社務所が再建されました。絵馬堂と拝殿に多数の絵馬があって、平成二一年に124枚の絵馬が国の重要有形民族文化財に指定されています。


赤山禅院













天台宗総本山比叡山延暦寺の塔頭で、慈覚大師円仁の遺命により仁和四年(888)に創建されました。京都の表鬼門にあり赤山大有神(陰陽道の祖である泰山府君)を皇城の鎮守として祀ってもいる、神仏習合の寺です。


詩仙堂











江戸初期の徳川家の家臣だった石川丈山が、寛永十八年(1641)に隠居所として造営した山荘跡です。詩仙堂の名称のいわれは、中国の三六歌仙の肖像を掲げた詩仙の間に由来しています。庭園造りの名手でもあった丈山自身により設計された庭は四季折々に楽しむことができます。現在は正式名称を六六山詩仙堂丈山凹凸穴という曹洞宗の禅寺です。


一乗寺下り松

宮本武蔵が吉岡一門と決闘に及んだ跡とされる松の木と石碑が道端に在りました。一年前には在った松の木が何故か枯れてしまい、今は石碑だけになっています。





最後までご覧いただき有難うございました。



昭和61年に設立された歴史と実績のあるウォーキング愛好者のグループ「奈良県歩け歩け協会」は、歩いて健康の維持や人と人の触れ合いの場を提供することを目的に活動しています。

「奈良県歩け歩け協会」では新規会員を募集しています。例会に体験参加(無料)や入会を希望される方は、<yakuoji@gmail.com>までメールいただくか、次の連絡先へお問い合わせください。

  連絡先: 庶務担当理事 塩見 (090-8575-0593)


西奈良を歩く

2014年11月04日 | ウォーキング
ウォーキング愛好者のグループ「奈良県歩け歩け協会」で、「西奈良を歩く」をテーマにした例会が、11月16(日)に予定されています。
近鉄大和西大寺駅に9時に集合して「菖蒲池神社 - 大和本宮 - 長弓寺 - 王龍寺」を辿り、近鉄富雄駅へ至る約15Kmのウォークです。




例会の当日は天候他の事情により、コースが変更される場合もあります。
ウォーキングは野外を歩き自然と親しむ機会です。雨も自然ですから、例会当日の朝7時の天気予報で警報が出ていなければ、原則として雨天でも例会は実施されます。



コースマップ



菖蒲池神社









日本書紀に推古一五年(607)菅原池を造るとの記述があり、その池の守護神として市杵島姫命が祀られたのがこの神社の始まりとされています。祭神は市杵島姫命(弁財天)、菅原道真公、野見宿弥命で、隣接する蛙股池は元の菅原池で日本最古のダム(ため池)とされ、今でも現役の調整池として洪水防御の役割をになっています。


大和本宮





木曽の御嶽山を信仰する御岳教の神社です。江戸時代に、御嶽信仰の隆盛に伴って「御嶽講」が設立され、明治になって開教され、東京に本庁が置かれました。昭和40年9月に現在の広々とした静かな場所に建立・遷座しています。祭神は御嶽大神(国常立尊、大己貴命、少彦名命の三柱を一体として尊称)で、神像の銅像や大黒天、恵比寿の大きな石像など、多くの彫像があります。南西側に大渕池公園が広がっていて、桜の名所としても知られています。


長弓寺





真言律宗の寺院で鎌倉時代の弘安2年(1279)建立の桧皮葺の屋根が美しい本堂は国宝です。創立は天平2年(730)聖武天皇が行基に建立させたと伝わります。聖武天皇が富雄の豪族の真弓長弓と鳥見郷で狩をしていた時、息子の矢で誤って死んだ長弓を哀れんで建てたとの事です。本尊は木造十一面観音立像(平安時代・国の重要文化財)で平安時代初期に藤原緒継(774~843)が創建したとも伝わりますが、鎌倉時代に叡尊が現本堂を建立復興しています。


王龍寺











黄檗宗海瀧山「王龍寺」は、天平時代(聖武天皇の代)に創建されたと伝わります。本尊は、高さ2.1m、高さ4.5m、幅5.5mの巨岩に刻まれた十一面観音菩薩で、「建武三年(1336)丙子二月十二日大願主僧千貫行人僧千歳」の銘があります。庫裏がある裏門横に市指定文化財で、有名なヤマモモの巨木があります。樹齢約300年、樹高約11m、目通り約2.7mで側幹が3本あって、樹幹の基部での周囲は、約5mほどあるとの事です。




最後までご覧いただき有難うございました。



昭和61年に設立された歴史と実績のあるウォーキング愛好者のグループ「奈良県歩け歩け協会」は、歩いて健康の維持や人と人の触れ合いの場を提供することを目的に活動しています。

「奈良県歩け歩け協会」では新規会員を募集しています。例会に体験参加(無料)や入会を希望される方は、<yakuoji@gmail.com>までメールいただくか、次の連絡先へお問い合わせください。

  連絡先: 庶務担当理事 塩見 (090-8575-0593)