あるいて健康 奈良県歩け歩け協会 例会情報

ウォーキング愛好グループ「奈良県歩け歩け協会」の例会に参加し、コースマップを中心に訪問地の写真で綴ります。

大和の奇祭お綱祭りと磯城の古寺を訪ねる

2016年01月25日 | 日記
ウォーキングの愛好者グループ「奈良県歩け歩け協会」で、「大和の奇祭お綱祭りと磯城の古寺を訪ねる」をテーマにした例会が、2月11(木)建国記念の日に予定されています。
近鉄笠縫駅に9時30分に集合して 「泰楽寺 - 本光明寺 - 補厳寺 - 村屋神社 - 素盞鳴神社(お綱祭り) - 千萬院・池神社 - 鏡作神社」を辿り、近鉄田原本駅へ至る約13Kmのウォークです。




例会の当日は天候他の事情により、コースが変更される場合もあります。
ウォーキングは野外を歩き自然と親しむ機会です。雨も自然ですから、原則として雨天でも例会は実施されます。


例会当日の朝7時に目的地に気象警報が発令された場合は、例会は中止されますのでご注意下さい。



コースマップ



秦楽寺







大化三年(647)、渡来人系の泰河勝の健立と伝えられています。本堂の千手観音像は、百済から聖徳太子に献上されたもので、河勝が太子より賜ったあものとの事です。境内の阿字池は、弘法大師が築造したと伝えられています。


本光明寺



明治三十一年(1898)、天理市の本光明寺を本地に移し、廃寺となった勝楽寺を再興したもので、勝楽寺は弘法大師の開基と伝えられ、現在も八条のお大師さんとして親しまれています。寺宝の十一面観音立像は、国の重要文化財に指定されといます。


補厳寺





至徳元年(1384)に創建された大和では初めての禅宗寺院で、室町期には十市氏の菩提寺となっていました。了堂派の総本山として崇敬をあつめ、能楽の基盤を築いた世阿弥も二代目の竹窓智厳に師事していました。


村屋神社







正式には村屋坐彌冨都賣神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ)で、三穂津姫命(みほつひめのみこと)と大物主命を祭神とする延喜式内大社です。日本書紀に天武天皇元年(673)壬申の乱のとき、村屋神が神主にのりうつり「わが社の中を敵が来る。社の中つ道を防げ」と大梅人皇子軍に神託を与えたとの記述があります。境内のイチイガシなどの林は県の天然記念物に指定されています。


素盞鳴神社







昔、大洪水があって稲田姫と素盞鳴の二神が上流から流れてこられたのを助けて祀ったといわれます。毎年ここで五穀豊穣と子孫繁栄えお願う農耕神事の江包・大西のお綱祭りは国の重要無形文化財に指定されています。


大和の奇祭お綱祭り





江包(えっつみ)地区では雄綱を、大西地区では雌綱を作り、旧暦正月(今では2月11日)に素盞鳴神社の神前で両地区から運び込んだ雌雄の綱が出会い、夫婦の契りを結ぶ神事が行われます。これが結婚式で「入船式(いりふねしき)」とも言われます。
初瀬川(大和川)を挟む両地区では早朝から藁で作った綱の化粧直し。雄綱の頭部は直径1.5m、長さ3mほどで、それに約30mの尾がつけられます。雌綱は長さ8mほどの頭に100mもある尾がついて、頭部は重さがともに500~600kgにもなります。これを20人ほどで担いで村内を巡回し結婚や新築など祝い事のあった家々を回ます。この後、田んぼの中で泥相撲、泥が多くつくほどその年は豊作になるといわれています。



千萬院・池神社







千萬院はもとは千萬寺と呼ばれ法貴寺塔頭の子院でした。法貴寺は聖徳太子の創建と伝えられ、後に泰河勝だ受け継いだとされています。千萬院の不道明王立像は平安後期の作され、国の重要文化財に指定されています。
池神社は機織りの女神である天万栲幡千千比売命(あめのよろずたくはたちぢひめのきこと)と菅原道真を祭神とする式内社です。



鏡作神社







正式には鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ)で、天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)・石凝姥命(いしこりどめのみこと)・天糖戸命(あめのぬかどのみこと)を祭神とする延喜式内社です。上代人が魂の宿るものとして最も崇敬尊重した鏡を制作することを業とした鏡作部がこの地一帯に居住し、大和朝廷に仕えていました。神宝として二神二獣鏡が所蔵されています。


鏡作神社のお田植え祭り







最後までご覧いただきありがとうございました。




昭和61年に設立された歴史と実績のあるウォーキング愛好者のグループ「奈良県歩け歩け協会」は、歩いて健康の維持や人と人の触れ合いの場を提供することを目的に活動しています。

「奈良県歩け歩け協会」では新規会員を募集しています。例会に体験参加(無料)や入会を希望される方は、例会当日に集合場所に直接お越し頂くか<yakuoji@gmail.com>までメールして下さい。





平清盛ゆかりの史跡めぐり

2016年01月06日 | 日記
ウォーキングの愛好者グループ「奈良県歩け歩け協会」で、「平清盛ゆかりの史跡めぐり」をテーマにした例会が、1月24(日)に予定されています。
阪神/阪急高速神戸駅に10時に集合して 「湊川神社 - 荒田八幡神社 - 祇園神社 - 雪見御所旧跡 - 氷室神社 - 熊野神社 - 厳島神社 - 金光寺 - 能福寺・兵庫大仏 - 清盛塚 - 運河プロムナード」を辿り、JR神戸駅・阪神/阪急高速神戸駅へ至る約14Kmのウォークです。




例会の当日は天候他の事情により、コースが変更される場合もあります。
ウォーキングは野外を歩き自然と親しむ機会です。雨も自然ですから、原則として雨天でも例会は実施されます。


例会当日の朝7時に目的地に気象警報が発令された場合は、例会は中止されますのでご注意下さい。



コースマップ



湊川神社









湊川神社(みなとがわじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区多聞通三丁目にある楠木正成を祭る神社。地元では親しみを込めて「楠公(なんこう)さん」と呼ばれています。建武中興十五社の一社で、旧社格は別格官幣社す。
楠木正成は、延元元年(1336)5月25日、湊川の地で足利尊氏と戦い(湊川の戦い)殉死しました。その墓は長らく荒廃していましたが、元禄5年(1692)に徳川光圀により「嗚呼忠臣楠子之墓」の石碑を建立されました。以来、水戸学者らによって楠木正成は理想の勤皇家として崇敬されました。幕末には維新志士らによって祭祀されるようになり、彼らの熱烈な崇敬心は国家による楠社創建を求めるに至りました。慶応3(1867)に尾張藩主徳川慶勝により楠社創立の建白がなされ、明治元年(1868)にそれを受けて明治天皇は大楠公の忠義を後世に伝えるため、神社を創建するよう命じ、明治2年(1869年)、墓所・殉節地を含む7,232坪を境内地と定め、明治5年(1872年)5月24日、湊川神社が創建されました。



荒田八幡神社





古くは荒田神社といい、後に宝地院境内にあった八幡社を、神仏習合を避けて、明治31年(1898)にここへ合祀して荒田八幡神社とされました。八幡神社の近くには平清盛の弟の池大納言平頼盛の山荘があり、治承4年(1180)6月3日の福原遷都の際には安徳天皇の行在所となり、境内に安徳天皇行在所跡の碑があります。


祇園神社



第56代清和天皇(858~76)の貞観11年(869)、姫路市城北にある広峰神社より京都八阪神社にスサノオミコトの分霊を移す途中、その輿が平野の地で一泊されたので、それを記念してここに社を建てたのが始めとされています。スサノオノミコトは、祇園精舎の守護神とされた牛頭天王と同一視されたことから祇園神社の名由来となっています。


雪見御所旧跡

平清盛の別荘「雪見御所」の跡と言われています。明治41年(1908)に礎石や土器などが発掘され、雪見御所旧跡の碑が建てられました。


氷室神社







氷室神社は第16代仁徳天皇(313~99)の兄、額田大中彦皇子がこの地で氷室を発見し天皇に氷を献上したことから、仁徳天皇を祀りました。


熊野神社

国生み神話のイザナギ・イザナミの二神を祀る熊野神社は、平清盛が福原遷都にあたって王城鎮護のため紀州熊野権現を観請したと伝えられています。


厳島神社



治承4年(1180)平家一門の氏神として、深く崇敬している安芸国厳島神社をこの地の勧請したといわれています。


金光寺

金光寺は平清盛が経ヶ島築造に着手した年とされる承安3年(1173)の開基とされています。清盛が夢枕に立った童子のお告げに従って、大輪田の海に網を入れさせたところ海中より金色の薬師如来像が引き上げられ、これを本尊として健立したんがこの寺と伝わっています。


能福寺・兵庫大仏



能福寺は平清盛が出家した寺であるといわれています。「平家物語」によると、養和元年(1181)に京で没した清盛の遺骨をこの寺の住職がこの地に持ち帰ったとされています。


清盛塚



弘安9年(1286)の銘がある清盛塚と呼ばれる高さ約8.5mの石造十三重塔は、兵庫県の重要文化財に指定されています。かっては平清盛の墓所であると考えられていましたが、大正12年頃に道路拡張工事のため塚の地下を調査した結果、墳墓ではないことが確認されました。




最後までご覧いただきありがとうございました。




昭和61年に設立された歴史と実績のあるウォーキング愛好者のグループ「奈良県歩け歩け協会」は、歩いて健康の維持や人と人の触れ合いの場を提供することを目的に活動しています。

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