フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

アルザスのほっこり夫婦訪問

2011年07月28日 | アルザス

プロヴァンスのシャンブルドットで出会ってから二年後の春、彼らの家を訪問する機会を得た。 

 

その間の交流でアルザス在住とは知っていたが、果たしてアルザスのどこなのか、住所はヴォージュ山脈のある県?だが、最寄駅は一体どこなんだろう? 

事前のメールで確認したところ、ナンシー(シャンパーニュ地方)まで車で迎えにいてくれるとのことであった。 

希望の座席が取れなくて、東駅を午後出発の列車に乗った。

 

                               

パリの6つの駅の中で、この東駅は東部(アルザスやシャンパーニュ地方)に向けての列車が発着する駅だ。 

 

車窓を楽しんで約一時間半でナンシー着だった。 

ホームでは夫妻が待ってくれていた。その様子を見て嬉しさのあまり、帽子を車内に忘れて降りてしまった。

彼らに言うと、係のところへ行ってくれた。

 

しかし、その部屋は誰もいなくて空っぽだった。

何度も「だれかいない?」と呼んでくれていたが、誰もいなかった。

「家に帰ったら問い合わせてみてあげよう」と言ってくれたが、もちろん帰るころにはそんなことは覚えていない。仕方がないと諦めた。日本のような忘れ物センターなどないのだろう。

 

ナンシーの観光をする。彼らもあまり慣れてないらしく、観光案内所でもらってくれていた地図を頼りに歩く。

 

                                  

 

                                

 

                                

スタラニス広場に着いた。門扉が美しい立派な広場である。

観光名所と言えばこれくらいだろうか。その後はゆっくり散歩をしながら、公園を抜けて動物園に行った。フランスの動物園は初めてである。

気のせいか動物たちも自由にのびのびしているように見えた。

 

                              

 

                              

 

                              

 

それから車で彼らの家に向かう。

一時間半ほどかかるらしい。

そこでいろいろ話をした。彼らはパリに長く住んでいたようであった。

二人の息子はパリで生まれたが、このご主人はアルザシアン、「リトル・ベニス」と呼ばれるコルマールの生れであった。

奥さんはプロバンスの生まれだが、彼女はパリのIBMで仕事をしていたそうだ。

今は専業主婦で、ご主人はエンジニアとして今はこのアルザスで仕事をしているそうだ。

 

 

ずいぶん走ったが、フランスの道路は、高速道路並みの道でも無料というので、驚くことがある。(もちろん別に有料の高速道路もある)

また「ロンポワン」という大変便利なローターリーがある。これでかなり交通事故が減るのではないかと思われる。

このシステムは英国に倣ったものだそうだ。

 

そして彼等の家に着いた。その続きは次に譲るとする。

 

 



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