フランス人観察記録

日本人から見て解ってきたフランス人の考え方、行動についての覚書

念願のふぐ料理に舌鼓、ふぐ栗巣

2012年06月25日 | プロヴァンス

その翌日は私に仕事があったため、彼は一人で清水寺と東寺の骨董市へ出かけて行った。

 

夕方買い物をしにスーパーに寄ったら、何と彼と遭遇!!

花を買っていた。「サプライズのプレゼントをしようと思ったのに」と言われ、ちょっと残念そうだった。

 

帰ったら帰ったで、骨董市で買ったアンティークな和食器で蓋物と小皿とプレゼントしてもらった。

彼としては急な滞在になり、気を使ってくれているようだった。

彼は日本のお魚が好きなので、その夜も海鮮ちらしにした。

 

翌日は雨だったが、大阪心斎橋へ一緒に出かけた。

こういうひょうきんなものもすぐ試す

彼は一度フグを食べたいと希望し、お昼時、しかもオフシーズンなので

リーズナブルな料金で食べられる店を偶然見つけたのだった。

 

初めてのフグ尽くしに、ふぐのひれ酒から始まり白子や雑炊まで「どれもおいしい」と大そうお気に召したようだった。

山椒や大葉など香味の強いものが「ハーブのようで」好きなんだそうだ。

彼によると、「今のフランス料理は日本料理を真似しているものが多い」とのことである。

 

そう言われてみて、やはりフランス人は食通なので、日本料理の繊細な味加減も理解できるのだなと感じた次第だ。

日本とフランス、全然違うところもあるが、共通する部分も確かにあるように思う。

 

ここは彼が御馳走させてほしいとのことで、お言葉に甘えることにした。

帰国後もずっと彼はフグを食べたことが嬉しくて、友人たちにも自慢したそうだ。

 

夜は習字をして、それも気に入ったが、日本の印鑑にも興味を示し、帰るまでに自分の名前を漢字にした印鑑を買いたいと言った。

そう言えば、その前に来たジェラールも苗字がアルファベットで4文字なので

高島屋で彫ってもらったことを思い出した。

 

クリスチャンには栗巣という字をあて、それが栗と巣と言う意味だと言うと、生まれたところが栗が名産のところ(Ardeche)だと、大そう気に入り、それ以来メールでも栗巣と書いてくるようになった。

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