yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

「初詣 祈る心に 風痛し」の条

2009-01-03 23:59:01 | yaasan随想

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「箱根路を 駆けるゼッケン うらめしや」 

 私に信心の気持ちがないことは以前にも書いたことがある。
 
 なぜそうなのか?
 
 恐らくそれは子供の頃からそう躾けられてこなかったからだろうと思う。
 なにせ、両親に連れられて初詣に行った記憶がまるでない。大体正月といえば家でごろごろしている。さすがにそれも退屈だから父親にねだって百人一首をしたり、麻雀をしたりした。2日になると父親は母の兄のところへ年始に行ってしまうからこれもできず、相手を求めて、昨秋亡くなった生駒の伯母のところへ上の妹と出かけ、従姉妹と百人一首やトランプをする。こんな正月だった。

 正月とは「ゲームをする日」なのだ。どう記憶を辿っても神社仏閣へ参った印象がないのである。だから、成人して、人々があちこちの神社に初詣する光景を見てとても奇異に感じていた。

 この寒いのになぜ??その上さらにお賽銭を差し上げ、おみくじをひく!こんな馬鹿げた寄付行為はないではないか!!(きっと皆さんはyaaは何と不遜な人間なのだ!とお思いに違いない。)もちろん初詣以外でも三年前の友人の病魔に倒れたことをきっかけにあちこちの神社仏閣に平癒をお祈りするまでは全くお賽銭なるものをあげたことがない(今でも唯一、彼女の全快が果たせるまでは神社に行くとお祈りをし、お寺に行くとご祈祷のお札を捧げる。先日も中国、西安の大雁塔(大慈恩寺)に行った時、お線香を捧げたし、東寺に研究者仲間と行った時もご祈祷のお札をお願いした)。しかし、それ以外の祈りは一切しない。

 今朝、従兄弟の所に行くのに、ちょっと車で送ってもらおうと京都駅まで頼んだ。うっかり、稲荷大社の方角へ車を向けてしまったために、いつもの2倍以上の時間がかかってしまった。ニュースを見ていると、全国四位の人出だったそうだ。きっと万札が乱れ飛んでいるんだろうな・・・、そんなお金があるのなら、世界中の食べられない人々に差し上げたらいいのに!!と思わざるを得ない。
 また多くの参拝客が吉だの大吉だのと言って大騒ぎしているのだろうなーーーと思うとゾッとする。
 
 そもそもおみくじなんてものはどこの神社が開発した集金方法か知らないが、これほど馬鹿げた行為は世界中を見てもないのではないだろうか。毎朝のテレビで繰り返される「占い」もそうだが、いつから日本人はこんなに物事の判断を神様にお願いするようになったのだろうか。とても悲しい!!(そんなに目くじらたてんでもええやないか!と言う声も聞こえてきそうだが、いろいろな神様が実にいいかげんな「歴史」を作り上げてまことしやかに祭り上げているだけに腹が立つ。)

 お稲荷さんにしたって、渡来人の神様だったものが、一体いつから商売の神様に変身したんや!まさに稲荷大社の商売のために作り上げられたもんやおまへんか!

 朝からたくさんのお稲荷さんへの参拝客で我が村の一角は交通麻痺!コンチクショウめ! 

 それはそうと、予想に反して東洋大学が優勝しましたね!!私は昨日の宣言通り、早稲田がゴールする瞬間が見たくなかったのでテレビは見なかったのですが、ニュースで知って大喜び!!どこぞの野球チームもそうだが、読売の息のかかったスポーツチームというのは有名選手ばっかり集めてきて,結局期待を裏切られる。そんな思いを今日もまた強くしたのでした。
 それにしてもどうして公共放送が、一部の地域の陸上部の選手にしか出場を認めないゲームを白昼堂々と放送するんですかね。今年もまた聞いたこともない大学が出てたけれど、二日間あの名前が叫ばれるだけで、何億という宣伝費が浮くんですものね。関東以外の大学はかわいそう!!

 そんなことはどうでもいいのです。やっと三が日が終わったので、今年はメリハリを付けて明日から原稿に突入します。最初の一歩です。果たして今年は後三六二歩着実に進めるか、皆さん、厳しく監視下さいね。