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独裁者の恐怖心がもたらしてきた大量虐殺。

2017年10月20日 | 日記
 歴史を嫌いな人も大勢いるようですが、人間の歴史、と言っても、文字で記録されてきた、たかだか3000年くらいの歴史です。ここに繰り返し大きな過ちを繰り返してきた、人間の姿があります。

 日本では、今、存在する安倍総理の姿が私達の目に、彼の恐怖心が、まざまざと見えています。

 安倍総理は、現在の地位についてから、私の知っているかぎりでは、

 国会の審議の中で、野党の追及の答弁で、『私は、最高権力者だ』と言い放ったことがあります。

 反対意見に対して、極端に恐れます。民間放送キー局の経営責任者との会食をして、それとなく圧力と仲良しになり、批判意見の放送を封じています。

 NHKと経営不振のフジテレビとの業務の提携を安倍の圧力で始めてから結構な時間が流れています。NHKにお笑いタレントが多く出演しているのもフジテレビのおかげであると恩を着せている節があります。NHKの最近の番組の構成に民放以上に民放化している現状があります。おかげで。フジテレビに出演をしたくないというタレントが少なくなり、フジとしては、安泰となりつつあります。おかげで、フジは安倍政権にベッタリです。

 ご存じのように、都議選では、秋葉原の立ち会い演説で、ヤジが飛んだり、帰れコールが始まると、『こんな人達に負けるわけには行かない』という上から目線で叫んだこと、これは、自分は絶対に正しい、だから反対意見はないはずだ、と思い込んで気分良く過ごし続けたい、という思い込みで政治をしている証拠です。

 安倍総理は、その育ち方して、自分以外の違った意見を受け入れる度量がない心の狭いひとです。違い、多様性を受け止めて、説得する、と、言う行為ができないのです。だから反対者は拒絶か排除するしかないようです。だから、ロシアのプーチンの独裁に憧れるのでしょう。日本では、反対者の殺害や強制的に身体拘束をすることができません。

 例の『モリカケ』問題に関しても、安倍総理が自分に取り入り、特別の利益供与を受けようとしてきた人達に、仲間意識から、特別扱いをして、イエスマンを周囲に置き、気分良く存在しようとして、結果、ボロが出て世間に広まり、どうしようもなくなったところに、官僚が庇い続けて居る現状。森友には、検察の強引な逮捕で、言を黙殺しようしてます。プーチン式であろうか?

 森友だけが『うさんくさい」というのではなく、安倍総理の周辺では、こうした『うさんくさい』人しか集まらないのです。周辺で気分を害する、或いは耳に痛い意見を排除すると、こうした人しか集まらないのが普通のことです。こうしたことは、権力の崩壊に繋がるので、権力者が用心しなければならないことなのですが。過去に事例は沢山あります。
 
 今回の衆議員選挙では、前もって演説会場を知らせずに、ゲリラ戦法に出ています。反対者のヤジや帰れコールが本当に対処できないくらいに嫌なようです。気の小ささの現れです。

 安倍総理は、マザーコンプレックスではないかという感じを受けます。母親は、岸信介元総理の娘です。子供ころより、政治の帝王学を学び、母親のいいなりに育ってきた子供のようです。政治に必要な親分肌の人ではなくて、極端に恐怖心に惑わされるので、時にその政治判断が、国民に取っては怖くなる事が生じてきます。判断を誤り安いタイプです。

 恐怖心は何をするか解りません。要注意です。



 
 さて、歴史的に見て、独裁国家というと、共産主義国家の運営に失敗した『ソビエト社会主義共和国連邦』という国が崩壊しました。随分前なので、若い人には、あまり現実感がないでしょう。しかし、現在のロシアのプーチンの独裁にも影響があることです。ご存じのようにプーチンは共産国時代の秘密警察出身です。ソビエト国内の反対派を秘密裏に探り拘束や殺害をしてきた組織の人です。

 
 明治の時代に、朝鮮半島の覇権争いに、当時の中国の『清王朝』と話し合い、日本が植民地支配から逃れるために、朝鮮半島の完全な独立を望みました。一部に西郷の征韓論などの出てきた。当時、アシアで近代化をした国がありませんでした。薩長が中心の日本の政権は、ほんの一部の合理主義者と殆どが熱い情念で突き動かされる人の集団でした。現在、本屋さんにこの薩長閥の悪影響を書いた本が売れてるそうで、この詳しい話は、本屋さんにゆずります。

 植民地支配の恐れから明治維新ができましたが、次第に横暴になり出して、朝鮮半島の王朝が既得権益を離さない、王と貴族が王朝維持を理由に、清王朝へ完全に寄り添い、近代化を拒否しました。清王朝は、日本ごときが何を言うか、と言う調子でした。

 日本は、かなりの覚悟で清王朝と戦争を始めます。当時中国は、アヘン戦争で負けた後にイギリスとフランシュに蹂躙され続けていました。これらの、ヨーロッパ諸国が利権のために『清王朝』の援護に回る可能性もありました。しかし、怖れていたよりも簡単に『清王朝』に勝利してしまいます。これも日本人の心を有頂天させる大きな要因の一つです。

 清王朝内部でも近代化運動が進展しますが、王朝内部での運動のために成功はしませんでした。

 日清戦争後、朝鮮王朝は、独立して近代化へ向かうかと推測していた日本でしたが、今度は、ロシア帝国に寄り添い朝鮮王朝維持に固執します。こんどはロシアとの交渉です。

 しかし、この時点では、ヨーロッパ諸国やロシアでは、日本の植民地化を半ば諦めて、いかに有利に日本を覇権下に納めるかという方針に変わり、イギリスは、日本への武器の売買に精を出していた。イギリス製の軍艦の購入を、日本が是が非でも必要であるために、多いに買いまくる良い得意先でもあり、ロシアの東アジア独占を阻止したいイギリスは、日本の代理戦争は良い機会であったようです。

 日本の戦争資金の大半はユダヤの大富豪からの借金であった。日本の国債はもう発行しても買ってくれる国が無かった。
 
 こうした時期に朝鮮半島で安全保障を強行に推し進める必要はなかったのでは、と推測されるが、当時の薩長の政権では、ロシアに対して恐怖心があったのかもしれない。何故なら、当時、ロシアは中国の大連まで南下してきていた。朝鮮半島が占領されるのは時間の問題であったかもしれない。

 朝鮮半島の植民地化は、その資源や農産物も貧弱で、メリットがあるとは思えずに、ロシアもイギリスもフランスもヨーロッパ諸国も迷いがったようだ。日本の北海道のような気候で冬の寒さはかなり厳しい半島である。

 こうして、日露戦争は始まる。軍備の殆どが外国製であり、大きな借金を重ねて辛うじて戦勝したが、当時のロシアのロマノフ王朝の貴族たちの腐敗政治と、軍の幹部を選ぶ場合、優秀さ、とは違いコネで登用されることで、日本の相手の将軍達に能力や気力で劣ることが日本に有利はたらいた。

 海軍では、日本海海戦でロシア艦隊の絶滅に近い形で日本が勝利したが、陸軍では、勝ち進むに従い、補給路が遠くなり、国内生産で食料も底をつきつつあり、軍事物資もなくなってきていた。そうした日本の事情を知りながらも、ロシアは降伏せざるを得ない国内事情が存在していたようだ。

 司馬遼太郎の『坂の上の雲』という小説にかなり真実に近い状態が描かれているが、当時の日本のロシア国内の後方攪乱作戦が描かれている。

 ロシアには、共産党勢力がロマノフ王朝を攻撃していた。貴族や大地主には、農業奴隷が存在していて、大農場が維持されていた。文豪のトルストイはこうした大地主の息子として生まれた。同じ時期のドフトエフスキーの『罪と罰』が書かれたペテルブルグの都市が背景になるが、当時、共産主義が圧力をかけていて、ロマノフ王朝は、この農業奴隷を廃止する法律を作り妥協をはかる。

 しかし、解放された、農業奴隷の地位にいた人々は、即日に食べるのに困窮することになり、都市部に集まりだし、ペテルブルグも治安の悪化が進んでいた時期に『罪と罰』が書かれたといわれている。

 こうしたロシアに、日本人の諜報機関は、この共産主義運動の人達に資金提供などして、後方攪乱をして戦争を有利進めたということが載っている。

 しかし、共産党革命に成功しても、一般民衆から沸き上がるように革命が成功してわけではない。一般民衆にしてみれば、政策は多少変わったが、天から降ってきたロマノフ王朝も共産主義勢力の支配もたいした違いは無かったろう。何故なら、レーニンという皇帝がかわりに支配権を持ち大きく国が混乱して、結果、官僚が嘗ての貴族と同じように圧政と賄賂にまみれたからだ。

 次に、登場するスターリンに至っては、かなりの臆病者であり、圧政をする度に、粛正と称して、身のまわりの権力者を次々に虐殺をしてゆき、自国民の知識人をはじめ、批判勢力になりそうな人々を投獄、または虐殺をして、ソ連国内では、800万人が虐殺されたと言う説があるが、一説には、1千2百万人が殺されたと言われている。

 第二次世界大戦中に、ナチスドイツが諜報活動で、スターリンの配下の軍の将軍たちが、クデターをする、という情報を流すと、スターリンの恐怖心が、軍幹部の大量虐殺をしてしまう。こうして弱体化したソビエト軍。そこへナチスドイツが攻め込んで、2千万人の犠牲者をだす。

 ナチスドイツは、ソビエトの冬の寒さに負けて逃げ帰る。ナポレオン戦争の時に、『冬将軍』という言葉をのこして、ナポレオンの敗戦を揶揄しているが、現在は、気象用語として寒いシベリア気団が北から南下してくることを『冬将軍の到来』などと表現している。

 ナチスドイツが劣勢になってきたころ、イギリス、アメリカ、ソビエトの三者会談を行う際にも、スターリンの恐怖心は、飛行機に乗ることを怖れた。国内の反対派などによる、飛行機の撃墜に怖れて、生涯飛行機には乗らずに、鉄道で移動している。装甲車のようにした列車で移動をしていた。

 ヤルタ会談は有名であるが、スターリンの希望で、列車で行けるウクライナのヤルタで会談をした。独裁者の恐怖が起こす政治にはこうした狂気が潜んでいる。安倍の気の弱さや、麻生財務相のヒットラー発言。世襲議員の苦労しらずには、追い詰められると何をしでかすか解らない。

 或る意味では、中国の毛沢東が同じように、危険なことを多くしている。

 まずは、中国の代々の皇帝のように、共産主義という言い訳を使い、皇帝になった毛沢東。強権政治を引いて、部下にイエスマンが多くいた。逆らうと粛正されるからだ。
 
 ソビエトの指導者と同じように、農業技術や、近代生産技術の専門家の意見の不在で、鉄鋼生産で、農業の全滅を来す。一つの田んぼや畑で、密植という手段を命令してりする。農産物の密植は、土壌の疲弊や、作物の間に空気が入り込まずに病気や栄養不良の作物で、食料にhならず、農業生産の大失敗で、2千万人の餓死者が出たという。

 こうして、諸々の失敗で、国家主席の座を劉少奇に渡す。党主席の地位が残っていた毛沢東は、次第に権力の座から遠くなり始める。そこに毛沢東の恐怖が存在する。

 怖れを感じた毛沢東が、逆襲に出る。文化大革命と称して、中学生、高校生、大学生の一部を使って、毛沢東から離れた権力を撃滅させていった。

 『紅衛兵』という少年少女が殺戮もいとわない、破壊を続けて、過去の遺物もブルジョワジーとして人物も同時に破壊を続けることになり、当時の警察も軍も、『毛沢東語録』という赤い手帳が免罪符となり、毛沢東の復権がなされた。700万人が殺された、と言われている。

 こうした、国が、今は、プーチンの独裁で、反対派、行方不明や殺害や投獄などされ続けている。

 中国の共産党政権も、現在の習近平がほぼ独裁に成功して、長期政権になるであろう。

 これらは、政権維持のために、外交的に成果を誇示する必要から、周辺国が良い迷惑を被っている。

 プーチンの、習近平の恐怖心はいかばかりか、習近平の抑圧が強められてきているのが何よりもの証拠だろう。権力維持は、その裏に恐怖が存在している。恐怖心は何をするか解らない怖さがある。アメリカのトランプも同じような感じであろうか。font>

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