Takepuのブログ

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中国オンライン攻撃

2011-08-24 21:51:00 | 時事
中国当局による米国へのサイト攻撃は常々言われてきたが、中国側は「根も葉もない嘘。われわれこそがハッキングを受けている」といい続けてきた。しかし、今回、中国当局による米サイトへのハッキングの証拠が、図らずも中央電子台(テレビ局)のドキュメンタリー番組で露呈してしまったとの指摘がある。

F-Secure(エフセキュア)というフィンランドのインターネットセキュリティ会社のブログで指摘された。番組はCCTV7(軍事・農業)チャンネルのドキュメンタリー番組「軍事科技」で、人民解放軍の専門家が、中国で反体制宗教団体とされている法輪功のサイトを攻撃しているところを解説している場面だ。問題の部分の拡大部分。YouTubeから。

だいたい、こんな風に書いてある。

 この番組は、サイバー戦争の可能性とリスクに関する、かなり標準的な20分のドキュメンタリー番組のようだ。しかし、理論について話している間にも、カメラの映像では、米国の標的に対して攻撃をローンチしている中国政府のシステムが示されている。これは非常に珍しいことだ。最も可能性の高い説明は、編集者がその重要性を理解していなかったために、この映像が最終編集版に含まれたというものだ。


画面には、中国人民解放軍情報工学大学 攻撃対象を選択 ターゲットIP 法輪功サイトのリスト・・・・

という手順に従ってマウスが動く。ただ、ここで「明慧網站」というターゲットを選択して現れる
「138.26.72.17」
というIPアドレスは米国の大学に属するものだ、というのだ。F-Secureのブログでは、どのような攻撃をしているかははっきりしない、としているが、米国の大学を標的に持つソフトウエアの存在は初のニュースであり、中国人民解放軍の情報工学大学で開発されたものだという。

人民解放軍製のハッキングソフトの存在が明らかになり、また米国への攻撃が明らかになっていることから、他の公的機関への攻撃も当然ありえるだろう、というのが、このブログの考え方なのだろう。




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