新/シロートDTMのページ

音楽関係のネタをあれこれ書いてます。
パソコン教室と行政書士事務所をやってます。

仕事ください。

アメリカ最後の実験

2014年08月12日 18時05分04秒 | Weblog

 前置きですが。
 若いころはときどき本屋に行って、何かおもしろそうで安い小説はないかと文庫コーナーを眺め渡すことがありました。
 ですがもう中年なのでそういうのがもうめんどくさいです。
 その一方で、今まで読んだことのないものを読んでみたいという気持ちもあります。

 そんなわけで、新潮社の「yomyom」という季刊誌を読んでます。去年あたりから。

 で、これになんだか極端な作品が連載されているのです。

 それがこの「アメリカ最後の実験」で。ストーリーは省略します。

 作品中に音楽用語がやたら出てきます。それならまだしも、登場人物の心象を音楽用語で表現したりしてるわけです。「通奏低音」とか「不協和音」くらいなら前例はあるのですが、それどころじゃないです。もうある程度音楽用語を知っている人でないと意味が分かんないだろう、共感できないだろうとか思いましたが、その一方でいやこりゃすごいなとか思うわけです。

 さて、これに登場するシンセサイザー、実際に作ってくれる物好きな技術者さんはいないものでしょうか。

 仕様

 ・自動でチューニングされるキーボード。
 ・音階が平均律ではなく純正律になっている。
 ・純正律なので転調すると音が濁るわけで、普通は転調なんかはしないわけですが(って実際純正律が出せるキーボードとかシンセなんかあるんかい、と思うのですが)そこをなんと、転調するごとに自動でチューニングされていく、という新機能を搭載。

 ってここまで書いて思ったのですが、転調したタイミングをどうやってキカイに感知させればいいものなんでしょうか?作品内でもそのへんふれてるようなふれてないような。
 レバーやペダルのような物理的なスイッチで操作を行うのなら演奏者がコントロールできるわけですが、そういうスイッチ類を使わずにキカイに計算させるにはどうすればよいものか?
 直前に出したいくつかの音を感知してキーを感知させればいいのでしょうか?いや、だって転調って普通は突然に来るもんでしょうよ。

 うーん。

 次回の展開を待ちましょう。


 ああそうだ。「走るな、ブタカン! 池谷美咲の演劇部日誌」が終わってしまったのが残念です。第2部はあるんでしょうか。いったん終了、って書かれてましたが
 トシとるとあまり暗いものは読みたくないです。特に青少年が主人公ならひたすら明るく希望にあふれたものがいいです。自分が送りたくて送れなかった明るい青春を眼前に繰り広げてほしいです。