DVDで『エリン・ブロコビッチ』を見ました。(手持ちDVDですけど)
主演は『プリティ・ウーマン』『ノッティングヒルの恋人』の「ジュリア・ロバーツ」、監督は「スティーブン・ソダーバーグ」。
『エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)』は二人目の夫とも別れ、三人の子供をかかえ苦境に立たされていた。自動車事故に遭うも和解金の裁判に敗れた彼女は弁護士『エド・マスリー(アルバート・フィニー)』の事務所に押しかけ強引に就職する。
書類の整理中、『エリン』は一枚の書類に疑問を持った。ヒンクリーに住む『ダナ・ジェンセン(マージ・ヘルゲンバーガー)』の不動産売買の資料の中に混じっていた医療記録だった。電話中の『エド』に調査を承諾させ、現地に飛んだ『エリン』は『ダナ』の話を聞き、隣接する大会社『PG&E』の工場の説明会で井戸水に含まれるクロムの為に健康診断を受けたことを聞き出す。UCLAの毒物学教授のアドバイスを受け、水道局の公開資料を調べた『エリン』は、『PG&E』社が人体に有害な六価クロムを使用しているのにもかかわらずそれを隠蔽しようとしているのではないかという疑念を持つ。
調査を終えた『エリン』は事務所にもどるが、彼女のデスクは整理され、クビを宣告されてしまうが・・・
この作品は事実を元に作られた映画です。
なにかトラブルがあれば裁判を起こすアメリカにおいて、アメリカ史上最高額の和解金3億3千3百万ドルを勝ち取った公害裁判は一人の女性の行動によってもたらされたものでした。離婚暦2回3人の子供を抱え仕事も無かった彼女が、不思議な縁によって法律事務所に勤めるようになり、そこで一枚の書類を見つけたことが彼女とそして公害に悩んでいた人々の運命を変えていったのです。
彼女はスーパーマンではありません。小さな子供を持つ母親として、なによりも人間として不正を見逃すことが出来なかったのです。見かけや言動は常識外の彼女ですが、他人の痛みを分かち合うことの出来る能力を持ちあわせた希有な存在でしょう。
劇中では描かれていませんが、この訴訟の調査の過程で『エリン』は汚染物質によって発病しています。正に体を張った彼女の行動がヒンクリーに住んでいた市民の尊敬を集めたのだと思います。(ソダーバーグ監督は主題を絞る為にカットしたようです。)
主人公『エリン』を演じたのは「ジュリア・ロバーツ」。「エリン・ブロコビッチ」自身がウエイトレス役で出演しています。DVDには本人のインタビューも収録されていますが、本編の「ジュリア・ロバーツ」は正に『エリン・ブロコビッチ』そのものでした。
気に入っているシーンは、エリート弁護士たちが成し得なかった成果を持って事務所に乗り込んだところです。エリート弁護士にたきつける啖呵はスカッとしました。(表現は下品でしたが・・・)静かなクライマックスの演出もよかったです。
評価 星 よっつ
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P.S.
「ジュリア・ロバーツ」が嫌い、という人もこの作品は見て欲しいですね。
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書類の整理中、『エリン』は一枚の書類に疑問を持った。ヒンクリーに住む『ダナ・ジェンセン(マージ・ヘルゲンバーガー)』の不動産売買の資料の中に混じっていた医療記録だった。電話中の『エド』に調査を承諾させ、現地に飛んだ『エリン』は『ダナ』の話を聞き、隣接する大会社『PG&E』の工場の説明会で井戸水に含まれるクロムの為に健康診断を受けたことを聞き出す。UCLAの毒物学教授のアドバイスを受け、水道局の公開資料を調べた『エリン』は、『PG&E』社が人体に有害な六価クロムを使用しているのにもかかわらずそれを隠蔽しようとしているのではないかという疑念を持つ。
調査を終えた『エリン』は事務所にもどるが、彼女のデスクは整理され、クビを宣告されてしまうが・・・
この作品は事実を元に作られた映画です。
なにかトラブルがあれば裁判を起こすアメリカにおいて、アメリカ史上最高額の和解金3億3千3百万ドルを勝ち取った公害裁判は一人の女性の行動によってもたらされたものでした。離婚暦2回3人の子供を抱え仕事も無かった彼女が、不思議な縁によって法律事務所に勤めるようになり、そこで一枚の書類を見つけたことが彼女とそして公害に悩んでいた人々の運命を変えていったのです。
彼女はスーパーマンではありません。小さな子供を持つ母親として、なによりも人間として不正を見逃すことが出来なかったのです。見かけや言動は常識外の彼女ですが、他人の痛みを分かち合うことの出来る能力を持ちあわせた希有な存在でしょう。
劇中では描かれていませんが、この訴訟の調査の過程で『エリン』は汚染物質によって発病しています。正に体を張った彼女の行動がヒンクリーに住んでいた市民の尊敬を集めたのだと思います。(ソダーバーグ監督は主題を絞る為にカットしたようです。)
主人公『エリン』を演じたのは「ジュリア・ロバーツ」。「エリン・ブロコビッチ」自身がウエイトレス役で出演しています。DVDには本人のインタビューも収録されていますが、本編の「ジュリア・ロバーツ」は正に『エリン・ブロコビッチ』そのものでした。
気に入っているシーンは、エリート弁護士たちが成し得なかった成果を持って事務所に乗り込んだところです。エリート弁護士にたきつける啖呵はスカッとしました。(表現は下品でしたが・・・)静かなクライマックスの演出もよかったです。
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エリンの発病についてはじめて知りました。
そういう重い部分についても掘り下げて欲しかったなという気持ちもあります。
でも、底抜けに明るく強いこの映画も大好きです。