これを東京で頼んだら何千円もする
漢方蒸しスープ、正確には
花旗参烏鶏湯。
これは烏黒鶏をベースにクコや花旗参、朝鮮人参など、
数種類の漢方(中医)材料と蒸したスープです。
もちろん入る食材により様々なスープがあります。
このように蒸したスープを総称して(火屯)湯というようです。
ほかに漢方材料+
海亀、すっぽん、海蛇、牛アキレス腱、豚レバーなど色々。
それぞれの漢方材料や食材の組み合わせにより
その効能が決まっていて
体を冷やす暖める、目に効く、胃に効く、足に効く、解毒その他もろもろ。
まさに医食同源です。
漢方材料は
2,3人分セットになりスーパーに売っているので
このスープ家庭でも作れます。
作り方
豚肉と烏黒鶏をぶつ切りにして下ゆでします。
水にとって余計な脂肪やお尻の部分を取り除きます。
ぬるま湯で戻した漢方材料を
肉と一緒に壷もしくは土鍋にいれます。
予め鳥の骨などで取ったスープを塩と紹興酒で整え
壷の中に流し込みます。
干し貝柱戻したものと、葱、しょうが少々を加え
蓋をして2時間以上蒸します。
空気が入らないよう密封するのがポイントです。
こう書くと、やはり結構手間がかかりますね。
シンセンだとこれが10元(150円)から30元で売られていて、
その手間を考えると
もう涙がちょちょぎれます。
しかし、前途のような工程をはしょって
化学調味料でごまかしているところもあるので要注意。