団塊爺やの徒然なるままに

登山、アマチュア無線、写真(鳥・風景)アウトドアー好きです。

道東探鳥

2020年07月01日 | 
6月25日(木)
迷いに迷って6月25日から3泊4日の道東探鳥へ出かけた。
新型コロナの影響で当初予定していた朝一の便は欠航、午後便での道東行きとなり一日損した気分。

午前11時20分の出発ロビー。客はまばらでカウンターもほとんど閉鎖。新型コロナ恐ろしや。




女満別空港でレンタカーを借り受けて出発は15時過ぎ、とりあえず向かったのはチミケップ湖野鳥公園。
ここではさえずりは種々きこえるが姿は見られず、アカゲラの姿を見るのみ、おまけに天候もぐずつきパラパラと小雨まじり。





きれいな花をパチリ、クリンソウというのだそうな。しばらく散策して宿へ向かう。
今夜の食事はそれほど豪勢ではないな。


6月26日(金)

昨夜の宿は川湯温泉の欣㐂湯だ。


ここで見られたのはアカゲラばかり。前回もクマゲラ探しで探索したがやはりアカゲラばかりだったような気がする。


川湯温泉を後にして屈斜路湖畔の和琴半島に向かう途中噴煙を上げる硫黄山だ。


和琴半島ではハシブトガラ、アオジ、キビタキ、アオサギ等々をチラ見して、いよいよ期待の糸魚沢林道へ。
今回の目的はエゾライチョウとエゾセンニュウの2種、この林道は2往復すればエゾライチョウに必ず遭遇との知人談。
結果、確かに1往復半で2度の遭遇だったが証拠写真を1度撮れたが距離も遠く消化不良気味。



途中、タンチョウの親子を見ながら次の目的地根室の林道へ。

なんと望み薄と思っていた根室の林道でエゾライチョウに遭遇。




納沙布岬にはチシマウガラスの夏羽を見たくて向かったが姿なく、ハイドでのウトウの群れを見て撤収。


夕餉は根室花まるの本店だ。東京では食べられないニシンのにぎりやその他も鮮度抜群、札幌はトリトン、根室は花まるだ。


6月27日(土)
チシマウガラスを見るには早朝4時頃に行かなければとの話もあり3時に起床、納沙布岬に向かう。
4時前に納沙布岬に到着するが風雨が強くとても撮影できる状態ではなく、やむを得ず撤収。
一旦、宿舎に戻るが前夜に鳥友がマダニにかまれたのを見つけたこともあり、治療の為の病院探し。
市内の皮膚科やクリニックに電話してみるが休みであったり電話に出なかったりで途方に暮れる。
結局、救急で市立の病院に行き治療、その間は病院駐車場や薬局で待つこと2時間。

なんでも48時間以内に治療しないとまずいそうだ。
おそらく初日にマダニにたかられたので48時間以内ではあるが、傷口を切開しマダニの頭部を取り出し何針か縫ったそうな。
すべて終わって当初の計画の網走シブツノナイ湖に行くには遅すぎる為に予定を変更、前日の根室市内の林道で再チャレンジ。
結果、又もやエゾライチョウを見ることができた。


距離こそは遠かったが幾度となくエゾライチョウに遭遇でき満足して羅臼に向かうことにした。
さて、昼食はと考えてやはり根室に来たときは恒例のあれだ。
根室名物、エスカロップ、いつもはドリアンという店で食するが今回はニューモンブラン。
どちらの店もエスカロップの人気店で1,2を争う店だ。


(Wikipedia)
エスカロップはケチャップライス又はバターライスに豚カツを乗せ、デミグラスソースを掛けた料理。根室市ご当地料理、略してエスカと呼ばれる。



下の写真がドリアンのエスカロップ


羅臼の鷲の宿には4度目の訪問となったが、ここのところシマフクロウの出は極めて悪いとのこと。
この宿も最初の頃の夕飯は豪華版であったが2回目、3回目は初回に比べて見劣りするようになった。
初めて泊まったときは当然のように食卓に毛蟹が頭数分並んでいたのだが2回目、3回目はその姿はなかった。
しかし、今回は2人で1杯であるものの毛蟹付きの食卓、余程、シマフクロウの出が悪いのかと邪推。
観察ノートを見ると1週間近く出現していないではないか。
出るとしたら0時半から2時半の間との話であり夕食後はすぐに布団に入った。


およそ3時間ほど眠った23時過ぎに起床、部屋を出て観察小屋で待機、2時30分まで待つも出ず、諦めて再び部屋へ。
部屋へ戻ったものの何となく諦めきれずに窓から外を見ると音もなくシマフクロウが餌場に降りてきた。



窓からカメラを向けていたら目が合っちゃった。その距離およそ15メートル。
およそ2-3分ほどのシマフクロウ観察、再びお休みなさいと眠りについた。


6月28日(日)
3時間ほどの睡眠をとって起床、いよいよ最終日。
窓を開けると目に飛び込んできたのはカワガラス観察小屋の階段にしばらく止まって川に飛んでいった。


7時の朝食を済ませて一昨年も行った紋別市と湧別町の境にあるシブノツナイ湖の原生花園に向かう。
晴れていれば知床峠の熊ノ湯で汗を流すつもりであったがコロナの影響でか閉鎖されていた。
途中、トイレ休憩でオシンコシンの滝に立ち寄り、ここも3度目の訪問だ。


その後、野付半島を回りオジロワシを探すが見られず、根室を出発して300キロを走行、シブツノナイ原生花園に到着。
草原では至る所で小鳥のさえずりが聞こえるが、なかなか姿を見せない。













原生花園では写真の通りアオジ、オオジュリン、コヨシキリ、ノゴマ、ツメニガセキレイ、ベニマシコ、ノビタキ等々


原生花園を15時30分頃出発、一路、女満別空港へ向かい、今回の探鳥旅行を終了、確認された鳥、動物は下記の通り。
エゾライチョウ
シマエナガ
タンチョウ
オジロワシ
トビ
アカゲラ
コアカゲラ
キバシリ
ハシブトガラ
ヒヨドリ
スズメ
シノリガモ♀
ヒドリガモ
オナガガモ
キンクロハジロ
ウミネコ
セグロカモメ
ヒメウ
カワウ
ウミスズメ
ウトウ
ハシブトガラス
ハシボソガラス
ノビタキ
キビタキ
アオジ
ハクセキレイ
キセキレイ
ツメナガセキレイ
チョウゲンボウ
ノゴマ
ベニマシコ
コヨシキリ
シマセンニュウ
ホオアカ
オオジュリン
ヒバリ
エゾセンニュウ
ミソサザイ
コマドリ(声)
オオジシギ(声)
エゾムシクイ(声)
センダイムシクイ(声)
クマゲラ(声)
カッコウ
アオサギ
ウグイス
ツバメ
シマフクロウ
カワガラス
カワラヒワ
オオアカゲラ
その他
エゾシカ
キタキツネ
エゾリス