少し前に、李登輝氏が「独立」を否定したが(既に独立しているから、そこは争点ではなく、国として正常化していこう、というもの)、3月4日に陳水扁氏が「独立」を再びぶち上げてしまったようだ。
台湾の陳水扁総統、中国からの独立をあらためて主張(ロイター) - goo ニュース 3月5日
それにしても、「独立必要論」より、李登輝氏の「独立論不要論」の方が説得力を感じるのだが...
ちょっと前のニュースも気になる。教科書問題は、(日本より)台湾のそれの方が深刻だ。
台湾人学校の歴史教科書、使用禁止 「主権主張」中国が圧力(産経新聞) - goo ニュース 2月27日
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台湾の陳水扁総統、中国からの独立をあらためて主張(ロイター) - goo ニュース 3月5日
陳総統は夕食会で講演し「台湾は独立すべきだ。台湾は中華人民共和国の外にある主権独立国家であり、独立を求めることは台湾住民が長い間共有してきた考えだ」と語った。時事:台湾総統、「独立」「新憲法」の必要性強調=中国の反発必至 3月5日
台湾の陳水扁総統は4日夜、独立派団体の会合に出席し、台湾独立など「4つの必要と1つのノー」とする新たな考えを表明した。独立のほか、新憲法制定などの必要性を強調しており、陳総統が2000年の就任演説で表明した「5つのノー」原則の趣旨に反している。台湾独立に向けた動きとみて中国が反発するのは必至だ。陳総統は、(1)台湾独立(2)新憲法制定(3)「台湾」名称による国連加盟(4)社会の発展-を必要とした上で、台湾には左右の路線対立はなく、「統一か独立かの問題だ」と主張した。中国外相、台湾総統による独立求めるコメントを強く非難(ロイター) - goo ニュース
李外相は、北京で台湾の記者団に対し「地元リーダーの発言に耳を傾けてはならない。独立を求める者はいかなる者でも歴史的犯罪者となる」と強調どんな「台湾の記者団」なのかもちょっと気になるが、「地元リーダー」はよかった。
それにしても、「独立必要論」より、李登輝氏の「独立論不要論」の方が説得力を感じるのだが...
ちょっと前のニュースも気になる。教科書問題は、(日本より)台湾のそれの方が深刻だ。
台湾人学校の歴史教科書、使用禁止 「主権主張」中国が圧力(産経新聞) - goo ニュース 2月27日
台湾企業が多く進出する中国広東省の東莞市内にある「台商子弟学校(台湾人学校)」で、台湾から取り寄せた改訂版・高校歴史教科書が、中国当局から使用を禁止されたことが分かった。(中略)「わが国」「本国」といった表現は「中国」に統一され、「中華民国の父」という意味で使われた孫文の「国父孫中山」という表記については敬称の「国父」が削除された。「南京大虐殺」に関する記述も圧縮され、一部教科書では完全に消えた。辛亥革命の発端となった武昌での「武昌起義(蜂起)」は「武昌起事(一揆)」と改め、政治色を排して、より独立志向を強める内容となった。「台湾化」の基本は、認識からなのだ。
だが、学校関係者の話を総合すると、広東省当局は検閲の結果、同校が取り寄せた龍騰文化が出版した教科書は「記述の立場が偏重しており、台湾の独立思想が大幅に増えた」と判断。台湾の主権問題が微妙に絡む記述を問題視し、今年1月、他の教科書に替えるよう通告してきたという。
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