イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

薪ストーブ

2007-11-25 19:06:10 | 生活


 このところの冷え込みには参りました、例年、私の知る限りの例年ですが、今の時期にだいたい初雪があってそれも簡単なもので、気温もまだまだ高いので晴れればすぐに融けてしまう、、、こんな感じですが今年は冷え込みが早く来たような感じです。
 今日は少し温度が上がったのですが、一昨日なんかは窓ガラスが凍り付いてしまいました、厳冬期はこんなの当たり前なんですが、今の時期では珍しい、記録的だそうです。
 さてこんなときは暖房です、家の薪ストーブはもうフル回転1日中燃えている状態です。燃料代が高騰している今ですから特に薪ストーブの需要が増えているようですので、薪ストーブの使い方など18年の経験から少し新規に使用なさる方のためにも紹介します。

へたくそなイラストが私の家のストーブと煙突の図です

 勿論その家その家の状況で違ってくると思いますが、どうしても横に煙突を伸ばさなければならない時はなるべく短くしたいものです、というのは横の煙突には煤やタールがたまりやすい、煙突がツマル原因になりやすいのです。どうしてもというときは縦の長さより短く、つまり縦を長くすると煙の流れが良くなりますからツマリずらいという事になります。
 それから、風が強いときなどは煙突の煙が逆流することがありますが、逆流しづらくするには煙突の先端の高さを家のトップよりも高くするといいですね。
 煙突掃除ですが、煤が詰まるとストーブの燃焼が悪くなります、ぶすぶすとなって室内が何時も煙いような状態になります、こうなるといくら薪をくべても燃えないし温度が上がらないし、家のなかは燻製状態になってしまうし最悪ですね。ですから早め早めに掃除するといいです、と言いながらついつい横着してしまいますが。

 次に薪です、ほんとは2年から3年くらい屋根の下で乾燥しほうが良いですが、1年目は野積みでもいいような感じがしています。
 それから生のうちに割って積むと余計乾燥が速く進みますので一番良いと思います。
 薪の種類です、よく陶芸の方など松は温度が高くてよいと聞きますが薪ストーブでは松はあまり燃やしません、と言うのも松は燃えると煤がひどいのです、煙突がすぐにつまってしまいます。それから温度も上がりませんね、そんな訳で出来たら松は燃やさないほうがいいです。陶芸とは使い方や燃やし方が違うのだろうと思います。
 やはり一番いいのはどんぐりの木・ナラやクヌギですね、同じ仲間のクリはいまいち燃えづらいですがだめな訳では有りませんが。
 薪に関しては針葉樹よりも広葉樹がいいです、いわゆる雑木と呼ばれているものですね、特にそのなかでも堅木に属するものが最高です。
 その年の暖房のために2年も3年も前から薪を準備する、これも結構大変なことですが楽しみながらやりたいものです。

つづきは又