イーハトーヴ里山の樹木ウオッチング

岩手県の北上山地に住まいする私が四季を通してイーハトーヴの里山の樹木と自然と生活をウオッチング。

田んぼの土手は花盛り

2006-09-09 18:33:18 | Weblog


ソバナ(キキョウ科)

 岩手県はすでに秋の気配、1日1日と田んぼの稲穂も黄色くコウベヲ垂れ始めています。
 田んぼの土手は秋の草が花を咲かせています、写真は「ソバナ」ツリガネニンジンに似て目立つんですが名前はそっけなくてソバナ、雑草はほんとに強い、毎年余計物として何回も刈られてしまいます、種を落とす暇があるのかと思われるのに毎年季節になると花を咲かせて種を落とす、たいしたものだ。
 雑草とは、「自然に生えるいろいろな草、また、農耕地で目的の栽培植物以外に生える草」となっています、⇒「人間の息のかかった場所に自然に生えてくる、見栄えのしない草」、前の『』は広辞苑の定義で次のは雑草研究家の根元正之さんの定義です。
 世の中には『雑草研究」という分野が有ってちゃんと研究なされている先生がいる、そういえば前に『土壌中の微生物』を研究している先生にもお会いした事がありました、派手な学問もあれば、地味?とも言える学問もあるのですね。
 『雑草たちの陣取り合戦』小峰書店発行が面白かったのでご案内しときます。
<一つの親から同時に生まれた種でも、すぐさま発芽するものから、深い眠りに入っているものまで実に様々です、オナモミは、一つの莢の中に2つの種子をつくるのですが、すぐに発芽するものと休眠しているものとペアになっています。だから、どんな条件がそろっていても一斉に発芽することはありません。種子の寿命は10年から20年あるものはざらで、土の中で600年もの間じっと待機しているものや2500年前の縄文遺跡から発掘されたシロザやトウバナの種子が発芽したという話もあるくらいです。>人間には思いもつかな生きざまですね、いくら除草剤をかけられても一時的に一網打尽にされてもどっこい私たちが居なくなった後でもしっかり種族を残して地球にはびこっています!てことでしょう、雑草と戦うなんざ万年早い。

キュウリもそろそろ終りに近づいてこんな変わりキュウリが出来ました。