朝方は雨も降っていたが午前中から快晴。車ではエアコン、家では窓を開けて丁度いい温度。しかし朝晩の冷え込みは侮れない。昨年の教訓から長袖二枚重ねにさらに薄いコートを鞄に入れて持っていく。途中厚別公園まで汗まみれで歩いていると半そでポロシャツの若いのに抜かれる。次にダウンのひざ下まであるコートを着た奴にも抜かされる。最後にダウンを小脇に抱えた奴に抜かされたが彼が正解だったようで、試合開始時に薄手のコートを着用したがまだ寒かった。ダヴィのコールを発声練習代わりに、ゴールキーパーが出てきたところから休むことなく歌を歌い続けるゴール裏。小太鼓やらトランペットもあって、ニーノ・ロータ風、もしくはアルゼンチンの貧乏クラブ風。風情があって大変よろしい。鄭容臺はボールを奪うまではまあまあだが、その後は全く何もできない。これからパスを覚えることができるのか。後半高木がスパイクに土の付いているのを気にしていたが、ボールがタッチラインを割った時に、仰向けになってスパイクの底同士をガチャガチャぶつけていたが、駄々をこねる乳児のようで面白かった。それから、レラカムイの選手が観戦していたのだが、ピッチに上がるわけではなく、普通に座席で観戦。ゴールに喜び、何とダヴィと藤田がインタビュー後一周するまで座席に居て拍手していた。このチームの女社長は最低の人間で、今日も、強欲で醜く太った姿をさらしていたが、レラカムイの選手達には好印象を持つ。
セントルイス博覧会に行ったアイヌ人。ロシア民族学博物館アイヌ資料展の後、いろいろと調べていたのだが、道新が先日から先に連載を始めてしまっていた。文献を概ね集めたところだったが、まさか、遺族にインタビューできるとは。新聞の力、恐るべし。
忘れてしまう前に書いておこう。いつものようにタモリのジャングルTVを見始めた。番組開始直後に「軽飛行機が世界貿易センターに衝突」とのニューステロップが出る。何か違和感を感じながらも、アナログで反応の良かった頃なので、ニュースステーションとNHKのザッピングに切り替える。どちらも煙を上げる貿易センタービルのライブ中継映像が流れている。ずいぶんと青い空で、暑そうだなというくらいしか思うことはなかった。久米宏が夏休みのニュースステーションは渡辺真理が一人でMCをしていて、もうどうにも収集がつかない様子で、CMに変わったたところでNHKを眺めていたらもう一機がビルに突っ込んでいった。10時3分だったようである。何がおきているのかわからない。最初の軽飛行機という情報に引きずられ、取材に飛んだ飛行機が激突したというのが唯一論理的に考えられたが、そんなことがあるのかという疑問と最初からある違和感で考えがまとまらない。納得のいく説明、すなわち「テロの可能性」にテレビが言及したのは10時30分か40分過ぎのことで、それまでは全くそんなことは思いもしなかった。他の飛行機の情報、大統領の動向と次々と新しい情報が提供され興奮する。それでも飛行機がビルに激突する場面を、生で見た体験には敵わない。後日の情報でその時間に、ビルの中や周囲にいた人より多くの情報を得られていたことに驚愕する。そしてあの違和感に気づく。最初の衝突は9時46分。「軽飛行機の衝突」を(コマーシャルのため出すことができず番組が始まった直後の10時過ぎに)ニュース速報で流すだろうか。何が起きているかもわからずにニュース番組の冒頭からライブで中継するだろうか。この後も事故、地震、火災、飛行機の墜落、テロという大きなニュースが度々あったが、こんなに早く、速報を出したり、中継に切り替えたりしているのを見たことがない。