おおかみの独り言

不良中年のおおかみです。毎日の新聞、TVのニュースからおおかみが、ん?って感じたものを取り上げて感想等を書いて行きます。

ついにこの日がやってきた

2009年08月30日 | Weblog
開票が始まってまだ数十分であるが、NHKの速報によるとすでに政権交代が決まったようである。

民主党は300議席を超える歴史的な勝利となる見込みだとか。

今回の総選挙の焦点は政策でもその党の理念でもなく、ただ一点『政権交代』だけであった。

マスコミによる世論誘導がこうまで見事に成功するということが恐ろしいと思うのは私だけなのだろうか。

民主党が直前にマニフェストから削除した政策にこそ民主党の本音が隠されていると考えるのが妥当だと思えるが、その点について報道したマスコミはほぼ皆無といえる状況だった。

この民主党の本音といえる政策が実行に移されたとき、この国はいったいどうなるのか。

今回、民主党に300議席を与えた国民はそのことを理解したうえでの投票行動だったのか。

事前のマスコミの世論誘導によって今回の選挙の結果についてはこうなるであろうという予測と諦めにも似た感情を持っていたが、いざこの現実を目の当たりにしてみるとなんともいえない脱力感に襲われている自分を感じざるをえない。

冷静に考えたとき鳩山政権が1年以上持つとは思えないというか、鳩山由紀夫に首相としての資質があるとはとうてい思えないのだが、それでも国民は鳩山由紀夫を次期首相として選んでしまったのである。

中朝に媚を売り、我々の父祖を貶め、この国から誇りを奪い去る政権が成立してしまうのである。

民主党が目指している人権侵害救済機関の創設が成ったとき、こんなブログを書いている私などはいつ逮捕されても可笑しくない事態が生まれないとも限らない。

まるで共産中国のような言論統制された国になってしまう恐れも十分にあるのである。

アメリカが最近やっと民主党はアメリカに対して敵対的であるとの認識を持ったようであるが、日本にとって唯一とも言える同盟国のアメリカにこのようは認識を持たれてこの先日米同盟はどうなっていくのか。

対外軍事力を持たない日本が国際社会で曲がりなりにも発言権を持っていたのは、アメリカと言う軍事大国の後ろ盾があったからに他ならないのは自明の理であるが、今度の首相にはそういった認識のかけらすらない。

『友愛』を掲げて生き馬の目を抜くような交際政治の舞台にデビューするのである。

それがどんなに危ういことなのか国民には判っていないのだろう。

民主党は『国民の生活が第一』をキャッチフレーズにしているが、国民の生活を守るためにはまず国家が安定していなければならず、国家が安定するためにはしたたかな外交戦略とその後ろ盾となる軍事力が担保されなければならないが、今度の首相はそんなことすらも理解していないように思える。

本当にいったいこの国はどこに向かおうとしているのだろうか。

もしかすると平成21年8月30日は『かって極東にあった、4つの大きな島を中心とする多数の島々からなる日本という国の終焉の始まった日』として歴史に残る日となるのかも知れない。