Withjjj(詩と韓国と真理とじゅんと)

聖書と共に育ち、孤独に沈み、世を憂い、書に親しみ、哲学に耽り、詩を愛し、人を好き、愛を求め、真理を知り自由を得ん

心情

2007年05月24日 | ■詩
僕たちの体は
互いに向き合い
ワンフィートも離れてはいないのに
その心は微塵も振れ合わない
迷走している君の気持ちは
今どこはいるのだろう
自分が寛大でないことは事は分かっていた
おそらく君の絶望を
受け止められない事なども
それでも放ってはおけなかった
話し相手にでも
なれればと思った
中途半端な関わりが
君の感情に沁みるなら
僕は去った方が良いのだろうか
心は生き物
常に変化し
同じように接しているつもりが
いつの間にか
ゴツゴツと鳴り出した
いっそ絶縁した方が
なんならリセットした方が
きっと楽ではあるだろう
でも
やっぱり気がかりで
心の中でそっと祈る
君の魂が癒されることと
体の病気が治るそのことを
そんな事があったから
神様にもちょっと呟いた
あなたの愛と
あなたの想いと
その深さと広さと長さとを
悟るに鈍い人だけど
わからない事が多すぎる
届かない想いが多すぎる
にもかかわらず
深海の水流は大いなる静けさをもって
ゆっくりと力強く動いている

過去から未来へ

2007年05月24日 | ■思うことなど
先達のレジェンドを聴くことは
かくも興味深いものであったのか
4桁の数字の記憶に過ぎなかった史実は
私の心を揺すぶった
思春期の学びは何ゆえに
無味乾燥としていたのだろう
人間性を排斥して
結果だけを伝えて来たのだろう
御自身つまらなく学んだ方は
つまらなく教えるだろうし
血沸き肉踊る想いで吸収した方は
かく教えるだろう
兎にも角にも
私の心は揺さぶられたのであった

命を懸けた生涯
使命に生きる聖徒
海を渡る宣教師
最果ての地を望むエヴァンジェリスト
病を越え言葉の壁を越え
人々の常識を越える
人に仕え
人を愛し
社会を変え
思想を変える

我らは今その後の地に立ち
どう進むべきかを問われている
そして
来るべき子らは
その結果を基に
次の世界をつくるのだろう

自戒

2007年05月24日 | ■思うことなど
個人名を挙げても良いのかどうか分からないが
私の人格に最も深い影響を与えてくれた一人である三浦綾子氏は
実に自戒の人であった
自身多くの苦しみを通り
人格の精錬された方であるのに
他の方の気付きや姿勢に対し
実によく傾聴され
そして必ず自戒されるのである
これは書を通して多くの人にメッセージを伝える者として
自らが先んずそのメッセージを受けるという事もあるのかもしれないが
単に立場ゆえという事ではなくて
元来そのような姿勢を感じるのである

物事を教えたり学んだりする事は容易ではない
教えて下さる方に敬意を払えない場合や
学ぼうとする姿勢が本人になければ
知恵と知識の宝が目の前に積まれていても
吸収する事が出来ないのである
ましてや倫理や道徳
人の痛みや愛するという事
人としての本分を学ぶこと等はなおさらである

それ故に自戒する姿勢を人生の基本姿勢として持つという事は
いか程自分の魂に有益であろうか
例え成功し
富を得て知恵を得たとしても
もうそれ以上自身を自戒できなくなった時
魂は老廃していくのだろうし
何が無くてもこれを持つ者は
青々とした新芽のようではないかと
氏の本を読みながら思わされたのである

無題

2007年05月10日 | ■詩
何をするにも
足りない時間
僅かばかりの待機時間
心は思う何を想う
ふわっとした感覚を
暖かい感情を

まだ僕が君と出会う前
地球はやはり丸かったし
君と僕が死んだ後でも
やっぱり同じ時を刻むだろう

人は良い事が起こると
幸せになるのではなくて
幸せだと悟るとき
幸せになるんだよ
感謝するときに
心は温かくなるんだよ
そこには多少の心持と
聖人の諭しと愛情と
純朴な魂が欠かせない

何をするにも
足りない時間
僅かばかりの待機時間
心は思う何を想う
ふわっとした感覚を
暖かい感情を

僕も君も小さな者さ
地球の気まぐれに翻弄され
うたた寝する間に
去っていく

人は良い事が起こると
幸せになるのではなくて
幸せだと悟るとき
幸せになるのなら
いっそチャレンジしてみよう
そんなに難しい事じゃない
はじめは誰でも転ぶけど
ぐいっと掴んでくれるはず
傷跡のある右の手で
暖かいその右の手で


魅力

2007年05月08日 | ■詩
身を飾る方法がある
センスの良い
素敵な服とアクセサリーで
必ずしも高価でなくても
自分なりのスタイルをつくれば
それはそれでクールでしょう

心を飾る方法もある
与える心
素敵な心
幼い頃のシンプルな想いで
ただただ無心に分けあいましょう
心はきっと温かくなる

それはやがて
伝染してさ
多くの命を救うかも
ちょっとばかしの
僕らの距離を
足と手を伸ばして
縮めてみれば
歓喜の声に包まれるでしょう

シェープの魅力は
羽衣(はごろも)よりも
内に漲る生命力なら
もちろん魂も同様で
あふれる命がないならば
それはあたかも虚空の流星

君のいのちと私のいのち
その魂とこの魂は
結局一つのものだから
鏡を見るように君を見て
自らを愛するように
世界を愛そう
きっと世界は魅力に満ちる