風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

内ももをなでる

2016年10月29日 | 出版
朝、6:00に眼が覚める。起き出して目覚ましのスイッチを止めてから、布団にUターン。ようやく布団のぬくもりが恋しい季節になってくれた。9:20から近くの体育館でやっているヨガのスクールに妻と行かなければならないので、8:00前まで寝てればいいやというわけだ。しかも、ヨガの前にご飯なんて食べてしまうと、ヨガをしながら食べたものが逆流しそうになる。なんでも、始める2時間ほど前から、食べるのはよしといた方がいいそうだ。
そのうち、妻の怒鳴り声で目が覚める。「もう8:30よ!遅刻しちゃうじゃない!」というわけだ。眠いなあと思いつつも、布団から起き出し、こちらはおしっこをして顔を洗って、ジャージに着替えれば出発の準備は終わりである。10分もかからない。ついでに水でも飲んでおこう。ところが、「急がなきゃ」と言っている妻の方は、お化粧したりなんたりと慌しい。女って面倒くさいねえ、と観察しながらつくづく思ってしまう。
開始5分前にクラスに到着。ここは10人強ほどで、男性は3人だけ。小生を含めた内2人は奥さんと同伴で、単独で来られている男性は1人。残りは女性陣であり、当然ながら年齢層は高めとなる。10年ほど前だっけな。以前、小生夫妻が別のヨガスクールに通っていたときは、20代の女性の姿が目立った。最近はホットヨガとかが流行っているから、体力のある20代の女性はそっちに通っているのかもしれない。きょう聞いた話だけれど、ホットヨガは現地のインドの気候である気温40度、湿度60度を再現しているそうな。小生は信州の山猿なので、そんなに暑いのは勘弁してもらいたいものである。
そこで、本日のヨガは両脚を大きく開くポーズが多く、いまだにケツの筋肉が痛い。「内腿のツボは消化器系と生殖系に効果があります」と先生が説明される。なになに、それなら毎日念入りに揉んでみることにしよう。60過ぎても、若い子をヒーヒー言わせたいものだ。
クラスが終わってから、真っ直ぐ家に帰る。腹が減った。冷蔵庫の中には、パックに詰めたご飯がいくつも入っている。「こんなのなんであるの?」と妻に聞いたら、エマージェンシー・フードのつもりで取っているそうなんだ。そんな必要があるのかねえ。しかも、「それを食べないと悪くなっちゃうから、それでチャーハンを作って」げな。しょうがないから、冷蔵庫のご飯を一度チンして、それとミックスベジタブルを炒めることにする。妻に卵をといてもらい、それを炒めているご飯の上にぶちまけ、最後にしょう油を少々たらして炒めなおして出来上がり。
薄味な分、噛めば噛むほどご飯の甘さが出てきてよろしい。なかなか上品なお味でござんす。朝食兼昼食のチャーハンを食べながら、妻が「日本橋の長崎館(もしかしたら島根館かもしれない。忘れちゃった)でアラが食べられるらしいんだよね」とのたまう。アラとは九州北部の海域で獲れる巨大な白身の魚である。地域で名前も変わると思うが、東京でそのアラが食べられるお店は珍しい。さっぱりした味で、大皿にその刺身を乗せていただくのが、九州北部でのハレの日の食べ方である。
板橋区の大山で、ある居酒屋さんの店頭に「アラあります。要予約」みたいな張り紙を見てびっくりしたことがある。エッ、こんなとこでアラを扱っているの?というのが第一印象だった。魚の流通をよく知らないが、おそらくは築地あたりでアラを扱っている卸業者がいるんだろうな。
いやしかし、アラどころではなかった。ご飯を食べ終えたのだから、仕事に向かわなければならない。とりあえず新聞を読み終えてから、会社へと向かうことにする。そしてまずは近くのコーヒー豆屋さんへ。今回はグゥアテマラ・サンタバーバラなる豆を200グラム買ってみることにした。前から飲んでいる豆だけれど、妻の口に合うことを願っておこう。いろいろあって、妻はコーヒーが飲めなくなってしまい、紅茶や緑茶を目覚めに飲むようになってしまった。ところが、こちとらコーヒーでないと、朝目が覚めないのである。
そのまま歩いて池袋へ向い、そのまま丸の内線で本郷3丁目へ。改札を出ると、見慣れたオッサンというか初老のジジイが、コンビニ横の簡易腰掛に腰をおろしてスポーツ紙を読みふけっている。Yさん、Yさんと声をかけると、ようやくこちらに目線が向けられた。QCのY事務局長である。
「珍しいですねえ。こんなところでなにをしているんですか?」と小生が声をかけると、「いまさあ、Aさん待ってんだよ。Oのお兄さんがこの先に住んでいて、そこにこれから行こうとしているんだ」と、かなりきな臭い発言である。「お兄さんって、真ん中の?」「それは〓〓〓〓〓〓」「ああ、そうか、そうか」「それより『救援』の原稿まだ書いてなくてゴメンね」「お早くお願いしますね」と頭を深々下げて、その場を辞すことにする。危ない危ない、もう少しタイミングが悪ければ、A監督と鉢合わせするところであった。しかし、そのうちA監督とは囲碁でも打ちたいものだ。

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