Life Eternal

以前に一度 紹介 している、
ベルギー発 メロディックデスメタル、Life Eternal 。

全然音沙汰がないのでもう活動していないのかのぅ...と思って調べていたら、どうやらメンバーが抜けてはいるものの、活動は続いているみたいです。。デモ音源しか出していませんが、個人的に凄く気に入っているバンドなのです。バンドの myspace にてデモ音源が試聴できますのでぜひ聴いてみて下さい。特に "Crossed Gunnery" 、ギターソロからの後半パートが堪らんのです。他の2曲もかっこいいんです。。

Demise of Eros / Neither Storm Nor Quake Nor Fire

US は ピッツバーグ発、Demise of Eros 。
2006年8月リリース、11曲入り1stフルアルバム。

メタルとハードコアをブレンドした、メタルコア/ニュースクールなサウンドなのですが、この Demise of Eros は自分が聴いてきた中でも、かなりのメロディックデスメタル度数が高いサウンドです。叙情的でメロウなギターのフレーズを随所で取り入れた楽曲は、ひたすらに愁いを帯びたヨーロピアンな香りの強いメロディアスなサウンドで、実に惹かれるのです。また、楽曲にはモッシーなパート、シンガロングなパートも織り込まれていて、聴いていて思わずメロイックサインを掲げながらシンガロングしてしまうのです。。喚き叫ぶ様に歌うヴォーカルをベースに、モッシーなパートではロウデスヴォイスが取り入れられ、またクリーンヴォーカルも時折絡み、楽曲の展開に添ったエモーショナルなヴォーカルワークで、なかなか良い仕事をしています。
2曲目の出だしのメロディックなフレーズ、そして中盤、静の展開を挟み、後半での力強いシンガロングパート。実に堪らんです。バンドの myspace にて試聴できるアルバム4曲目 "Engraved On My Palms"　もかっこええです。6曲目後半でのエモーショナルに掻き鳴らされるギター、続く7、8曲目もメロディアスで実に良く、9曲目のアコースティックなインストを挟み、10曲目の出だしのギターのフレーズで拳を突き上げ、アルバムラスト、11曲目の後半パートでのリフレインされるギターのフレーズに喚き叫ぶヴォーカルが絡む展開は、失禁して昇天しそうになるのです。。アルバム5曲目からの後半パートが個人的に好きです。

試聴して頂ければわかると思うのですが、Demise of Eros のサウンドは、メロディックデスメタルな要素が強いとはいえ楽曲は疾走型ではなく、スピードは程々です。疾走を求める方にはお気に召さないかもしれませんが、フィンランドの Cryhavoc の様なメロディックデスメタルサウンドがお好きな方には、ぜひお勧めしてみたいバンドです。。

324 / Customized Circle

ジャパニーズグラインド、324 。
98年の7ep音源がCD化され99年にリリース。

324 の音源は、DISCORDANCE AXIS 、Corrupted との 3way split 音源しか持っていませんでした。で、実を言うとこの音源は最近入手しました。。
1曲目から暴発しまくりのぶっ飛ばしサウンドで、これはもうごちゃごちゃと有無を言わせぬ問答無用グライディングサウンドで、もはや阿鼻地獄状態な全10曲、約11分。。個人的に大好きなチェコ発グラインドコアバンド、CEREBRAL TURBULENCY と暴発ブルータル度数が近いサウンドで、聴いていて実に気持ちがいいです。。

Arkona / Vo Slavu Velikim

ロシア発 Pagan/Folk Metal、Arkona 。
2005年の14曲入りアルバム。

1曲目のバグパイプなイントロで気持ちが早くも高潮。
2曲目 （昨日ご紹介したライブ動画の1曲目のナンバー） の笛のイントロで嬉しさのあまりコサックダンスをしてしまいました。そして1分30秒からの疾走パートではコサックモッシュを決めてしまいました。途中の展開もノリノリで、自然と体がリズムをとっております。
2曲目以降もメランコリックな牧歌的メロディーが炸裂しまくりで、疾走パートとミッドパートを織り交ぜ、ひたすらにメロディアスに展開していく楽曲は非常に惹かれるのです。。アルバム中盤、7曲目の疾走曲で思わず窓を見上げました。出だしからかっこよすぎです。この出だしのアコーディオンな音色は、思わず ジッタリン・ジン を思い出しました。。ブラッキーに叫び歌うパート、歌い上げるパートを使い分ける Vo の Masha 嬢　が力強くて、なかなかに良い仕事をしています。歌い上げるパートでの、若干、巻き舌気味なところが何とも味わい深いのです。

ライブ動画にて 「オイッオイッ」 という掛け声が使われていましたが、このアルバムを家で聴いていても、思わず叫びたくなるくらいにノリのいい楽曲ばかりなのです。
秋の澄んだ空の下、このノリのいい Arkona を聴きながら散歩をすると、テンポ良く、且つ気持ちよく歩けるのではないでしょうか。。

Tribute To Anarchus

メキシコ発 Anarchus の Tributeアルバム。
「Beyond Good And Evil / Tribute To Anarchus」 。
17バンド、全17曲入り。

つい先日の音源漁りにて、中古処分品コーナーにて探し出した一品。
Disgorge 、Ravager 、Oxidised Razor などなどの有名どころからマニアックなバンドまで、これがなかなかにかっこいい音源ばかりで、最近のへヴィーローテ音源なのです。

中でも個人的に堪らなかったのは、Horrified の音源。
Paracoccidioidomicosisproctitissarcomucosis とのスプリットテープ音源にて、あまりにもえげつない （単に音が極悪ともいえますが...） ブルータルデスメタルサウンドをぶちかましており、自分の中で妙に記憶に刻まれたバンドなのです。その Horrified の音源、ゴーリーなデスグライディングなサウンドでかっこええのです。
また、Oxidised Razor のグシャリ具合は、すぐに Oxidised Razor だと分かるサウンドでして、このマニアックなサウンドは堪らんですなぁ。
Carne 、Bowel Stew 、Hol A Wit 、D. E. A. 、Morbosidad 、Disgorge 、Ravager の音源が個人的に特に気に入っております。Anarchus を聴いたことのない方でも、十二分に楽しめるブルータルな音源です。。

Hands Upon Salvation / Celebrate The Newborn

インドネシア発 ニュースクールハードコア、Hands Upon Salvation 。
5曲入りデモCD-R。
以前にも少し紹介した RETRIBUTION NETWORK よりリリース。

邪悪でブルータルでヨーロピアンな香りが強く、メタル度数は低めのこれぞニュースクールなサウンドをぶちかましてくれております。ブラスティンに疾走するパート、モッシーなパート、静の展開も取り入れられ、なかなかにドラマティカルな楽曲です。感情を振り絞るように叫び歌う絶叫ヴォーカル、モッシーなパートではロウヴォイスが絡み、また、曲によってはスポークンパートも導入されていて、聴く者を圧倒する壮絶なヴォーカルを聴かせてくれます。
初期 maroon 、Heaven Shall Burn 辺りのサウンドが好きな方にはど真ん中だと思います。非常にかっこええです。バンドの myspace にて、デモ音源の2曲目 "Breathing By Obscurity" 、5曲目 "A Thousand Crying Eyes"　の2曲が試聴できますので、ぜひぜひチェックしてみてください。。

nationstate / 業火の残像

以前にも音源を紹介しております （ こちら と こちら ） 、
ジャパニーズ クラスト/ハードコア、nationstate 。
2006年9月リリース、12曲入り1stフルアルバム。
CD/LP 共に各限定500枚プレス。

重心低く、分厚く重圧なメタリックサウンドで怒涛に突き進み、ひたすらに畳み掛ける楽曲。ハイとロウにて壮絶で悲痛極まりなく叫び歌われる女性ツインヴォーカル。そして、更にドスの効いた男性ヴォーカルも絡み、もはや阿鼻地獄で聴く者をただただ圧倒するのです。
以前にリリースされている音源も実にハンドメイドで凝った作りだったのですが、この1stアルバムも非常に凝っていて素晴らしい作りなのです。CDは箱に収納されていて、歌詞カードがこれまたなんとも趣きのある手の込んだ作りで、思わずじっくりと見入ってしまいました。nationstate の歌詞に使われる言葉は、普段生活する上ではそう耳にすることはないであろう言葉が使われています。正直、少し難しいです。ですが、言葉の意味を調べ、自分なりに考えながら楽曲を聴くと、内から力が湧いてくるというか、気合が入ってくるのです。

カセットにてリリースされていた 「忘却ノ群レ」　からの楽曲も新たに収録されていて、アルバム通してもうひたすらにかっこええのです。個人的には7曲目からの後半パートが特に堪らんです。
Highly Recommend !!

She Said Destroy / Time Like Vines

ノルウェー発、She Said Destroy 。
2006年の1stアルバム。

バンド名を初めて見た時、ハードコア/パンク系のバンド、サウンドかと想像しておりました。。しかしながら、なんとも言葉で伝え難いサウンドを叩き出しておりますなぁ。メタル、デスメタル、ブラックメタル、カオティック、ニュースクール等などの要素を含んだサウンドに程々なメロディアスさが加わり、気持ちテクニカルで変則的なリズムを取り入れ、難解過ぎない程度の曲展開で、プチカオスなサウンドが奏でられてます。その楽曲は、ブラスト交じりに突っ走るパートはあるものの、一曲通してぶっ飛ばしという楽曲はなく、緩急の目まぐるしい展開で突き進んでいきます。ヴォーカルはデスヴォイスが中心ですが、時折ブラッキーな喚き叫ぶパートも取り入れられてます。楽曲によっては悲壮感漂うブラックメタルな展開が取り入れられていて、これが実に惹かれるのです。特に2曲目の後半パートは堪らんのです。。

SURMA / III (demo 2006)

以前にも紹介しているフィンランド発 ブラックメタル、SURMA 。
04、05年に続き、2006年のデモ音源がアップされております。

正直、特に特徴のあるサウンドという訳ではないのですが、個人的に妙に気に入っているバンドなのです。
06年のデモ音源は、これまでのデモ音源のサウンドよりも、エモーショナル、メロディアス度数が増し、掻き鳴らされ奏でられるギターの悲壮感も今まで以上にくっきりと前面に出てきているのではないかと思います。楽曲展開は今までと大きく変わらず、緩急の付いた展開で進みます。ですが、今までのデモ音源がいまいちな印象だった方も、今回のデモ音源は少し違った印象を受けるのではないかと思うのです。。個人的には4曲共に気に入っております、実にかっこええです。
HPにてぜひぜひチェックしてみてください。

DAEMUSINEM / Daemusinem Domine Empire

実は 以前 に一度紹介しているイタリア発 DAEMUSINEM 。

この音源は通販時にセール品の中からチェックした音源でした。
で、実を言うと一、二度さらっと聴いてぜんぜん聴いていなかったのですが、最近CDの収納棚を整理していてこの音源を思い出し、久しぶりに聴いたらなかなかええやないかと。。以前にも書きましたが、サウンドはブラックメタル色の強いメロディックデスメタルてな感じでして、冷たいメロディーが所々でオッと惹かれたりするのです。
買った当初は正直いまいちな印象だったのですが、少し時間を置くと印象が変わるもんですなぁ。。