WaterMind PC Blog

PCとネットワークに関するニュースコラム.

無料タブブラウザSleipnirの開発者,ソフト会社設立

2005-06-21 22:15:02 | ソフト

 無料のタブブラウザとして非常に著名な Sleipnir.現在も私を含めて,相当数のユーザが存在すると思われるこのタブブラウザが,数奇な(?)運命をたどったことは,このブログでもご紹介した.

 このブログ内のSleipnir関係記事:

  1. Sleipnirの作者宅にドロボー,ソース消える
  2. Sleipnir作者,盗難事件から復活

  このSleipnirの開発者によるブログ「タブブラウザ Sleipnir 開発日記」によると,開発者自身によって「Sleipnir をさらに使いやすいソフトウェアにするために,フェンリル株式会社を設立」した模様.

  これにより「Sleipnirの後継となる次期タブブラウザを複数人で開発」することになり,開発速度がスピードアップされそうだ.ただし,今後も「クローズドソースで(開発し)、広告収入等で運営し」ていき,次期タブブラウザも「フリーウェアとして公開」するとのこと(2chスレ:「Sleipnir Part64」のレス259).

  次期タブブラウザのリリース予定については,「6月の末にはアルファ版を、7月の中旬にはベータ版を公開」予定だそうだが,チーム開発ならばこのスケジュールの通りにいけるだろう.タブブラウザとしてはライバル関係にあるLunascapeの作者も,同様に会社を設立したのは記憶に新しい.これで両者は対等な立場に立ったことになる.

  既に,MSNツールバー(US版)により,不完全ながらも「タブブラウザ」機能が,現行のインターネット・エクスプローラに提供されており,さらには次期ブラウザIE7において,デフォルトでタブブラウジングがサポートされるなど,タブブラウザ開発者には前途多難が予想されるが,今後の「Sleipnir」「Lunascape」の動きに注目したい.


参考リンク:


フリーのDVD測定ソフト Nero CD-DVD Speed V4.00 登場

2005-06-15 10:30:35 | DVD

 再び,業務連絡です…

 DVDメディアのエラー計測が可能なフリーソフトのNero CD-DVD Speed の新バージョン V4.00 が,6月14日にリリースされた.ダウンロードは,こちら

 今回のバージョンアップにより,タブによる画面切替が導入され,より使いやすくなった.主な変更点は…

  • 大幅なユーザーインターフェースの改良(タブ導入)
  • ウインドウのリサイズが可能になった
  • グラフをカスタマイズするオプションが増えた
  • グラデーションを使用した背景となった
  • ディスク情報
    • ユーザーインターフェースの改良
    • より詳しい情報の表示
    • テキストもしくはHTML形式でディスク情報をクリップボードにコピー可能
  • ディスクスキャン
    • ユーザーインターフェースの改良
    • 精度の向上
    • C1/C2またはPi/PO情報がディスク品質チェックに使用できるようになった
    • 各トラック(音楽CD),各チャプター(DVD-Video),各ファイル (データディスク)の品質が表示されるようになった.
  • 若干の改良とバグ取り

ということで,より使いやすくなったNero CD-DVD Speedをお試しあれ.特に,ディスクスキャンにおける「精度の向上」の結果には注目です.


ATI RADEON用汎用ドライバ CATALYST 5.6 登場

2005-06-13 06:32:13 | 自作PC

 未だにお疲れが取れず,仕事も山積みのため,本日も業務連絡的にお知らせする.

 6月9日,RADEONチップを採用したグラフィックボードの汎用ドライバであるCATALYSTの新バージョン「CATALYST 5.6」が,ATIより登場した.ダウンロードはこちら. 

 今回はビデオ再生を中心に大幅な改善があった模様.主な変更点は…

    • DirectX 9のShaderを利用したWMVのハードウェアアクセラレーション(デフォルトで有効)
    • 動画再生設定ウイザード
    • ビデオ再生時のデインターレース:Auto-detect(推奨),Bob,Motion Adaptive,Adaptive,Weave(デインタレースなし,デフォルト)
    • ビデオ再生設定における,ビデオのプレビュー画面を追加
    • 各ゲームタイトルに対する改善:MVP Baseball 2004,Shadow Vault,VirtualSkipper3,Doom 3,Chronicles of Riddick,Halo
    • WMPでMPEG再生時に,ホットキーによるオーバーレイガンマの増加がうまく機能しなかった問題を修復
    • Catalystをインストールした状態で,ユーザアカウントを追加し,なおかつ簡易ユーザ切替を有効にしようとした時に表示されるランタイムエラーを修正
    • Catalystコントロールセンターのインストール時に,.Net Frameworkのインストールを確認するようにした.
    • Catalystコントロールセンターのシアターモード設定内の「The Scale to Full Screen (スクリーンに合わせる)」オプションが正しく機能するように修正
    • CatalystコントロールセンターのPowerplay設定において,プラグインオプションのお気に入り設定の文字が表示されるようになった
    • Catalystコントロールセンターにおいて,Overdriveの無効時に,「Apply」ボタンと「Discard」ボタンが無効になっていた問題を修復
    • デスクトップ2にTV表示を移動し,「swap device」または「double」を選択したときに,CRTがパンニングモードとなり,TV表示が崩れるのを修正
    • Catalystコントロールセンターの3Dオプション内「Standard settings」において,「Optimal Performance」の文字が見えなかったのを修正
    • Smartshader有効後,Catalystコントロールセンターの「Color」オプションが,プレビュー画面を表示しないと,表示されない問題を修正
    • ドライバインストール後,コンパネの地域オプションを日本に変更したとき,それにしたがって,TVフォーマットを変更させるのに失敗していた不具合を修正.
    • XPでデスクトップの配色として「シルバー」を選択していた場合,Catalystコントロールセンターの「Overdrive」で黒いテキストボックスが表示される問題を修正
    • XP上でXpress 200シリーズを使用して,DOSの3Dゲームをフルスクリーンで行った後,復帰した時に画面表示が乱れる問題を修復
    • Xpress 200シリーズにHDTVを接続したときに,D3とD4モードをHDTVのプロパティで選択する必要が無くなった.
    • Xpress 200シリーズでDVIディスプレイと,HDTVの両方を接続したときにDVI側の節電モード突入が失敗する問題を修正.
    • Xpress 200シリーズドライバのインストール後,「back lighting(?)」が無効になる問題を修正.
    • アンチエイリアス4xモード設定において,非標準的な画面サイズをサポートしているソフトでは,正しい表示がされていなかった問題を修正.
    • 「LCD Response Time Composition(液晶反応時間制御)」が有効となり,ビデオ再生が定義済みの閾値よりも下がると自動的に無効となる.
    • Xpress 200シリーズがオンボード搭載されているマザーボードに,2つめのATIのグラフィックボードを取り付けた場合,ディスプレイ切替のホットキーが機能しなかった問題を修正.
    • その他,細かい修復

ということで,ビデオ再生機能強化は,今後も続きそうだ.nVidiaの反撃にも期待したい.


フリーのDVDメディア計測ソフト DVDInfo Ver4.15 登場

2005-06-01 07:29:06 | DVD
 …仕事過多で疲労が激しく,ブログ更新の気力もなかった5月は終わった.6月はまだまだ忙しく,公私ともに生存をかけたギリギリの戦いが続きそうだ…

 というわけで,ブログ更新頻度は,しばらくの間,週1回以下に落ちそうだが,本日は業務連絡的にニュースをお伝えする.

 DVDメディアのエラー計測の出来る定番ソフトDVDInfoPro Ver4.15が5月31日にリリースされた.有償版と,広告表示のある無償版があり,無償版は今年7月1日まで使用可能.無償版のダウンロードはこちら

 前バージョンは Ver.3.56 であり,いきなりのジャンプアップだが,その理由は,「DVDInfoProには,バージョン番号 Ver5.00から始まる他のブランドによるものが存在し,それと混乱させないために,バージョン番号を修正した」とのこと.

 今回の主な変更点は…
  • GUIを変更したため,すべてのバージョンが同様に見え,今まで存在したバージョンの違いによるユーザの混乱を防いだ.
  • ディレクトリ比較機能を改善.比較元と比較先のフォルダの指定において,ファイル指定ウインドウの代わりに,フォルダ指定ウインドウを使用した.
  • BD-R/RE/ROM (Blu Ray) ドライブの検出の追加.近い将来もっと対応ドライブが増える予定.
  • 読み書き能力の比較をより簡単にするために,ドライブ情報の項目の並べ方を変更.
  • 「カスタムコマンド送信」におけるオプションが受け入れられない場合の警告を拡張
  • 「Show drive supported mode pages」のコマンドが全く動かなかったのを修復
  • 初回起動時に,いくつかのドライブ情報項目が表示されなかったドライブがあったが,それを修復
  • 安定性改善のために Nu/QSI ドライブのスキャン方法を少々変更
  • 「About」ウインドウから広告ロゴを削除
 ということで,あまり変化はないが,エラー計測愛好家の方々は,直ちに更新されたし.以上,連絡終わりッ!