わたきょんの観劇(感激)日記

日常生活や芝居についてのあれこれ

十二人の怒れる男

2009-12-12 01:43:39 | 観劇

十二人の怒れる男
11月29日 シアターコクーン

作:レジナルド・ローズ
訳:額田やえ子
演出:蜷川幸雄
出演:石井愃一、柳憂怜、西岡徳馬、辻萬長、筒井道隆、岡田正、大石継太、中井貴一、品川徹、大門伍朗、斎藤洋介、田中要次、新川將人

元は、アメリカ映画。

父親殺しの嫌疑で起訴された17歳の少年の事件を、評決する12人の陪審員。
少年は有罪(=死刑)なのか、無罪なのか?
全員一致で有罪か?と思われた予備投票の結果、8号(中井貴一)ひとりだけが、無罪に投票。
全員一致でないと、評決は終わらない。
暑い夏の長い一日の始まりだった。
裁判でも明らかにならなかったいくつかの疑問を、ひとつずつ掘り下げていく8号。
最初は、聞く耳を持たなかった他の陪審員だったが、ひとりまたひとりと、無罪に票が移っていく。
陪審員それぞれが持っている背景などが浮き彫りにされていくなかで、最後に12人が出した結論は…。

日本でも陪審員制度が始まった今、アメリカの制度との違いも比較できました。

人間ドラマとしても、少年の犯行かどうかを検証していく謎解きとしても、楽しめた舞台でした。

人が人を裁く難しさや危うさを、考えさせられました。

三谷幸喜の「12人のやさしい日本人」はチケットが取れなくて観ることができませんでしたが、昔「12人のおかしな大阪人」という芝居は観ました。どちらも、日本に陪審員制度があったら…という仮定の芝居でしたが、その当時は、日本に陪審員制度が取り入れられるとはまったく思っていませんでした。


中央に舞台があって、舞台を取り囲むように客席が配置されていて、舞台と客席が近かったです。
芝居が始まる前に、客席の隣に置いてあったセットのハンガーに、コートをかけていたお客さんがいて、思わず笑っちゃいました。




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