(童話)万華響の日々

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成年後見人の裏切り行為について

2015-07-02 20:58:49 | 看取りと介護道

今日の夕刊にあった記事です、九〇歳代の女性の成年後見人をしていた元弁護士の男が婦人の口座から

4千万円を私的に流用しキャバクラなどで遊ぶ金に使って逮捕されたというものです、実にたちの悪い

犯罪だというべきです、詐欺といえば"オレオレサギ"が横行し多数の高齢者が引っかかってトラの子の

大事な金をだまし取られています、オレオレサギは騙されたという被害者の悔しさがあります、

ところが後見人の預貯金流用は信頼して財布等を任せていた者の裏切りであり背信行為であり、赦すこと

ができません、成年後見人制度は依頼人が身体や頭脳がまだ正常であり自立できているときにいわば契約

によって、依頼人が認知症など重症化したときに依頼人に代わって財産管理を始め生活全般にわたって

金銭の出入りを任されるものです、従って依頼人に代わって銀行口座を自由に扱うことが許されてい

るのです、この事件の元弁護士の行為は裏切り行為であり時代が時代であれば即刻処刑されても文句

は言えません、現代では裁判制度によってそれなりの求刑がなされ罪を償うことになるでしょう、

彼の犯罪行為はその他大勢の善良で汗を流して依頼人のために働く後見人の人たちの信頼をも疑いの

目で見さ人間不信に陥らせることになり、ひいては後見人制度をも危うくしてしまう、行政側はこう

いった不届きな犯罪を防止する策を立てるべきだし、刑法上も重罪としないといけないと思います