中国の都市交通事情:王鋭 (WANG Rui) のブログ

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・転載:中国、軌道交通分野の売上高年間成長率目標を10%に引き下げ

2012-05-10 16:02:45 | 6) 中国の都市鉄道
因みに,中国の経済計画の成長目標は,計画目標より,最低目標に近い.つまり,これ以下になってはいけないということです.

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120508-00000047-scn-cn

 5月7日、中国工業情報化部は『軌道交通設備産業「十二・五(2011-2015年)」発展計画』(以下『計画』)を発表した。『計画』によると、2015年には、軌道交通設備産業の年間売上高は4000億元を超え、1年あたりの成長率は10%となり、「十一・五」期間(2006―2010年)の31.9%と比べ、大幅に引き下げられる。8日付中国証券報が伝えた。

 『計画』は、「十二・五」期間中、中国の動力ユニットの需要量は約1000台以上、高出力交流駆動方式貨物運送電力機関車とディーゼル機関車の需要量は約5000台以上となり、客貨車、通信信号、大型メンテナンス装置などの設備にも比較的大規模な市場の需要があることを指摘した。

 『計画』では、2020年までに、中国の軌道交通設備産業の年間売上高は6500億円を超えると見込まれ、研究開発への投資が売上高に占める割合は6%を超え、基準および品質保証制度は国際的基準と完全に連動するものであり、グローバル化の発展を実現し、産業全体の水準が世界最先端に仲間入りできるよう努めることを打ち出した。

 近年、中国は積極的に都市の軌道公共交通システムの発展に努めており、都市の軌道交通の建設速度は毎年平均して270キロメートルに達し、建設規模は既に世界トップである。国家が既に承認した都市の軌道交通の建設計画によると、2015年までに、30以上の都市で85本の軌道交通線路を建設する予定で、長さは2700キロメートル以上に達する。

 しかし、軌道交通設備産業には一定の問題も存在する。機関車車両などの本体を含め、まだ完全に海外のコア技術とコア部品への依存から脱却できていないこと、製品の安全性、信頼性と使用寿命などの面において、先進国と比べ依然一定の差があること、軌道交通設備製造業の重複した建設、無秩序な競争などがしばしば発生すること、製品の質の安定性と信頼性が低いという問題が設備の評判に影響を及ぼしていることなどが問題となっている。(編集担当:陳建民)


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