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【東京電力】 2011年7月の電力使用実績 《 昨年7月のピークより 22.9%削減 》

2011年08月02日 21時54分29秒 | 原発・発電・エネ

※グラフは東京電力「でんき予報 過去の電力使用実績データ」などから作成


2011年7月の電力使用実績 《 昨年7月のピークより 22.9%削減 》

電力消費の主要因はかなり気温(東電はピーク電力時に占める冷房を3割以上と推測している)に左右されるが、それでも電気事業法第27条による電気の使用制限の発動による15%削減の効果は絶大か。7月のピーク時電力は7/15,14時, 4,627万KW((昨年ピーク7/23,14:時, 5,999万KW)前年比の22.9%削減である。7月後半は涼しい日もあったが、前半はかなりの暑さであったので、たいへんな節電効果である。




毎日のピークは平日の午後、夜は少ないパターンが通常である。2010年はしっかりと土曜・日曜の波みが読み取れたのだが、今年は、企業の土日操業への振替などで、電力使用が分散化され、ピークを抑える効果がでているのだろう。法律の効果は絶大である、しかし、諸外国では、夜間や土日の電力料金を安くして、電力使用量の分散化を経済面から誘導しているとも聞く。

8月、9月と暑い日は続くので、今年のピークがどうなるかはわからないが、平成元年のピーク4,370万KW(8/22)、平成2年で4,930万KW(8/23)、それ以降は5,000万KW以上、6,000万KW台が続く。今年は20年来のピークの大減少である。


最大電力使用の推移
ピーク前年より15%削減は確実か!!




7月の1週間ごとと、7月ピークの15日分を別グラフにしてみた。

電気使用量の波がはっきりわかると思う。電力会社は、このピーク時の需要に応えるために、最大限の発電施設を整備することになる。原発が動いていたあいだは、火力発電や揚水式水力などは、ピークにあわせて調整しながらの稼働となる。






















ブログに入るように小さなグラフにすると、汚くてとても見づらい。
自分でつくって、ちょっとがっかり。とりあえず~

1月からの年間通しての、震災後の計画停電や節電など、使用量の波も作成中。


関連(本ブログ)
■節電1カ月 効果くっきり 東電、7月使用率9割超えず(2011年08月01日)
■「原発なくても電気は足りる」は本当か?! 今年の夏15%削減で最大電力はどうなるか?(2011年07月02日)

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