第88回全国高校ラグビー 常翔啓光学園優勝ーっ！！・・・その影に

ヤマです。漫画好き、戦国・城好き、ホルモン好き、スポーツ好きなどいろいろ肩書きのある僕ですが、今回はスポーツネタ（ラグビー）をひとつ。

 

第88回全国高校ラグビー選手権は常翔啓光学園の優勝でした。

編成により学校名が変わりましたが、そう、言わずと知れた

啓光学園です。

僕はずっと野球少年でした。ラグビーの詳しいルールを知らないまでも、その強さゆえ、啓光学園の名前、そのロイヤルブルーのジャージーはとても印象的でした。

 

 全国高校ラグビー選手権の歴代優勝校です↓

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2001年から2004年まで 4連覇しています（笑）

 その強さの理由は？

 はい、この人です。

 

 ※注　ヤ○ザではありません。

名将・記虎敏和！！

(きとらとしかず)

 

そしてその著書のタイトルが「紅蓮たれ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ぐれん)

 は？　暴走族か何かの教えですか？

いいえ、違います。（それについては本文最後に）

 

記虎敏和　　1952年4月28日生まれ。　

・大宮中学→啓光学園高校→天理大学でラグビーをプレー。怪我により教員・指導者の道へ。　

・1980年度より啓光学園ラグビー部監督。　

・全国制覇5回、準優勝3回。　

・後継を啓光OBの杉本誠二郎監督に譲り、現在龍谷大学ラグビー部監督。

 

著書では、記虎監督の昔から現在に至るまでのラグビーに対する思い、葛藤、転機、教訓などが綴られています。熱いスポーツゆえ、ちょっと感動するところもあるよ。

指導者として最初からうまくいっていたわけでは当然ありません。

転機は1989年の夏、ラグビー王国・ニュージーランドに行って、子供から大人まで楽しそうにやっているのを見て、指導者として転機が訪れたと書いてあります。

 

じゃあ、転機が訪れるまではどうだったか？

 

スパルタです！！

 

最初の10年間は自分の考えを押し付け、ただ厳しく、辞めていった生徒には本当に申し訳なく思っている、と書いてあります。。。

 

はい、ここで注目～！

 

この暗黒の10年間の最もキツイ3年間を過ごした残念なＯＢがいます。

 

 

 

 

うちのヒデさんです（笑）

（○内秀○。啓光学園1984～1986。ポジション・ナンバー8。）

先日の祝勝会でお酒も入り、ヒデさんからいろいろ聞きました。

そのスパルタに耐えられなくて、1度逃げたヒデさん、戻ってきて待っていたのは、

 しごきタックル！！

ヒデさん一人に対して部員60人が一人ずつタックルかましてきます。

中には体重100kg超のデブが何人も。

1　対　60 ！！

 

×3回転！！ (笑)

最後は白目むいて倒れるそうです。。。視界が真っ白になるんだって。。。

 

 他エピソード

・「先生にはついていけません」と血判書を書いて、ある年の2年生全員が辞める。。。

・真夏35度の猛練習の中、4時間水飲むな。。。

・丘の上の精神病院と呼ばれていた。。。

・映画「パッチギ」の世界です、朝鮮学校のヤンキーが近鉄電車でからんできた。。。

・ヒデさん高校3年の進路の時、記虎に、「お前、法政行け」と言われるが、　「うちお金ないんで無理です」と断るが、内心は「もうラグビーなんか嫌じゃボケー！(泣)」だった。

まだ他にもありますが、放送禁止です(笑)

 

あと、有名なところで清宮克幸さん知ってますか？

 

・茨田高校→早稲田大学→サントリー。1985年度日本代表主将。大学2年時に大学選手権優勝、日本選手権優勝。

01年より05年度まで早稲田ラグビー部監督。大学選手権優勝3回、準優勝2回の実績を残す。

06年度よりサントリーラグビー監督。

 

超高校級の清宮さんが茨田高校3年の時、誰も止められなかった清宮さんを、当時啓光の2年生だったヒデさん、

 

「俺、アイツ止めたで」

と言ってました(爆) 　　　　　　

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僕の見解ですが、ジャンボジェット機もいきなり飛び立つことはできません。必ず助走というものが必要です。どの世界でも苦しい時期があって、その後大きく羽ばたくことができます。

という事で・・・

その後、現在に至るまでラグビーを楽しくできた啓光の後輩達、

 

今すぐ能登に来―いっ！！

そんでもって

ヒデさんに挨拶しに来―いっ！！

和倉温泉の焼肉「ひでくら」じゃボケッ！！

 

○内秀○は大好きだったラグビーが大嫌いになり、その傷ついた心を癒すべく、現在は能登で15cmのかわいいメバルや、春秋には80cmオーバーのスズキなど、お魚君たちとたわむれ、その精神治療に日々過ごしている。

 

～終わり～

 

（高校ラグビーに関するデータ、人物、動画などはこちら→クリック）

 

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P・S

WFC2008年はボッチの年間チャンピオンで終わりました。3位に終わったヒデさん、勝つことに対する執着心を人一倍養われたヒデさんの2009年度に対する思いはそれはもう。。。

という事で、

2009年度WFCチャンピオンシップは

中盤までにヒデさん一人を他メンバー全員で寄ってたかって早めに潰す！！　です。(笑)

潰した後、ゆっくり戦いますか。賛成～

 

※「紅蓮たれ」とは、吉川英治著「宮本武蔵」に登場する言葉で、決闘場へ行く時に、気持ちは紅蓮の炎さながら燃え上がるが、頭は冷静であれ、という意味。記虎監督は勝負どころの試合のミーティングにおいて、この言葉を選手に贈っていた。