ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

2015年 ドロミティー Prato Piazza と Monte Specie

2015-08-08 21:25:09 | 旅行:イタリア山バカンス

毎年恒例の夏山バカンス→ ここ

今年はなんと稼ぎ時の7月に1週間もお店を閉めて

ちょっと早めの夏休み思い切って行ってきました!

 

と言うのも昨年同時期に体験した“ 天国みたいな初夏の夏山 ”→ここ

に魅せられてしまい

今までは“7月と8月は絶対にお店は閉めない ”って言い張っていた私も

考えがかわりました

 

人生1回きり

そろそろ人生優先しましょうという事になりましたよ

 

1週間の滞在エリアは毎回おなじみのMoso → ここ

行き方などは過去記事をご覧くださいませ→ ここ

昨年の冷夏の山とうってかわって

幸いにもお天気にも恵まれた1週間

 

7月の初めはまだ山の天気が安定してないことが多く

9月に行くよりお天気が悪い確率が高い中1週間ほぼ快晴の予報

かなりラッキーでした

 

出発前からかなり暑かったベネチア

山も初めて経験する暑さでした

 

で今回は今まで行ったことのないトレキングルートをいくつか計画にいれ

事前に周りの山好きの人たちから情報収集

 

山は登らず平らの道を歩きそして下るのみというのが私達の基本

 

最初に行ったのがこれ

Prato Piazza (プラト ピアッザ )と Monte Supece (スペーチェ山)2307m

 

行き方はDobbiaco(バス停)からBraies湖行のバスにのり約15分

Segheriaにて乗り換え継続良くやってくるPrato Piazza(2000m) 行きのバスにのり

約20分終点下車

 

毎回思うこのエリアのバスの乗り継ぎは無駄な時間がなく素晴らしい

こちろんこれ買って→ ここ

 

バスを降りまずは目的の山小屋へ

ピアッツア(イタリア語で広場と言う意味)と名付けられているのが頷けるほどの

目前に広場のように広がる景色

そこからいろいろ下って行くコースがある中

 

私達は下らず最初のRif. Vallandor(バランドロ山小屋)目指して

トッレキング開始

ほぼ平らな道を景色見ながら歩き始めるとしばらくして

放牧エリアに突入

 一休み中の私達のベンチに向かってやってくる牛

最後は押しのけられました(笑)

 

道は初夏の醍醐味 

自然に咲く花達が綺麗で

ついつい道草ばかり

ゆっくり1時間ほど歩いたでしょうか

目的の山小屋 Rif. Vallandor(バランドロ山小屋)に到着そしてお弁当

 

いつもの宿の奥さんからのアドバイス

Rif. Vallandor(バランドロ山小屋)からMonte Supece(スペーチェ山)2307mまでは

高低差もあまりなく楽に歩けてすごくきれいな景色がみられるからお勧めだよ~と

 

それって私達向きだわ~ということで

地元の人の言う事は間違いない!

行く気満々の私 

でもPiさんなんだか行く気がなさそう

 

ランチ後なかなか動く気配のないPinoを1人のこし

私はさらに上に向かってトレッキング開始

 

なだらかな登りを進んでいくと風景が変わりはじめ

お花畑の景色が飛び込んできました

何処をみても360度お花畑

山にしては気温が高くて霞で見える風景がちょっと勿体ないな~

ピーカンだったらもと綺麗だったに違いない

そしてやっぱりいてるマウンテンバイク野郎達

タフですね~

いつまでも続くお花畑を楽しみながら山頂まじかで

やっぱりありましたこれが

これ何かわかりますか?

実はここアルトアディジェ(南チロル)はイタリアとオーストリアとの国境にあり

先の世界大戦でここは激戦地だったわけです

 

なので山頂近くではこんな戦争の痕跡が今も残っているわけです

 

この中から向かってくる敵に銃撃してたんでしょうね、、、、、

絶対にあってはいけない戦争

 

そしてしばらく歩くと十字架が見えてきました(山頂)

でもなんだかいやな風が吹き始め遠くに見える空が薄暗くなってきました

 

やばい!早くおりないと雷雨になるわと判断した私

まだまだ山頂を目指していく人もありましたが

自分の判断は正しいのだ信じてPinoの待っている山小屋に戻ることに

 

残念!あともう少しで山頂だったのに

逃げる所がなにもない山で雷雨に見舞われたら怖すぎますからね

自然は絶対に侮ってはいけないと昔の上司からの教えです!

 

後で山友達から聞いた情報では十字架の先を少しいくと

ドロミティーのシンボル Tre Cime→ ここ が見えるんだよ~と

うーんこれもまた来年のお楽しみに置いておきましょう!

 

次回はこの旅一番のハイライト掲載予定です!