跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

EdyでCRM、うまくいくかな?

2005-05-25 02:45:12 | 収集品
ビットワレットとサイバード、共同でEdy会員サービス「Edy‐Style」展開
より。

ビットワレットとサイバードは5月24日、、ビットワレットの電子マネー「Edy」のユーザーを共同で会員化し、新事業を推進することで提携した。Edyの技術基盤「FeliCa」を搭載した携帯電話の機能を活用する広告や、電子クーポン、マーケティング事業を共同で展開していく

んだと。

とはいえEdy利用者全員が対象市場になるわけじゃなくて、サイバードのMobile Walletを改良したEdy-Styleという仕組みを採用したEdy加盟会社が会員証としてユーザーに提供して、それを携帯で使うユーザーがいて初めて利用者としてカウントできる、って親亀→小亀→孫亀市場の話らしい。

Edyを利用できる店舗の数はビットワレットのサイトに掲載されている範囲で6605店舗あるけど、サイバードのプレスリリースによると従来からEdyが利用できた店舗はこのサービスの対象とはなっていないらしいので、プレスリリースに記載されている2000店舗が6/6から新たにEdyが利用できるようになる&Mobile Wallet≒Edy-Styleも利用できるようになる、ってことらしい。

とすると、6/6以降として8605店舗のEdy利用可能店舗が親亀、うち、Mobile Wallet≒Edy-Styleが使える店舗が2000店なんで、対応店舗はEdyが使える店舗全体の23%が当面のターゲットらしい。

で、サイバードのMobile Walletのリリースによると、

本サービスを「Edy」加盟店10,000店へ導入、サービス加入者100万人超の利用を目指します

とあるので、一店舗あたり100人(それって多いのか少ないのか微妙だなぁ)が使うと想定しているらしいんで、当面、2000店で100人づつ会員獲得できたら20万人は確保だね!これが孫亀になるわけだ。

と、思ったら肝心のビットワレットとサイバードの提携リリースでは、

初年度200万人、3年後には1,000万人超の『Edy-Style』会員としての獲得を目指し、3年後の本事業提携による広告関連事業として100億円を見込

と書いてあるんで目標が初年度ですら倍になってるぞ。発表一週間しか違わないのにそんなに増えて大丈夫か?

ちなみに、1000万人あたり100億円の広告関連事業費(売上か?)となっているので、1人あたり1000円分の広告売上立てるつもりなのね。うーむ、できそうなできなさそうな微妙な線だなぁ。

もひとつ、1000万人÷100人/店=10万店舗で利用可能にしてないといけない計算になるんだけど2000店対応から10万店対応までの道のりを3年でやっつけるのはVISAやMaster、JCBにも出来なかった偉業になるんだけど大丈夫か?上場企業がこーゆう大口を叩くのはいかがなものかと。

さらにもひとつ、複数の(事業者の)ポイントプログラムを統合したり互換性を持たせたりするサービスとしては航空会社のマイレージプログラムが有名だけど、あれ、顧客名簿の値打ちがちがうし客単価がそもそもEdyなんかとは比べ物にならないよね。たぶん比較するなGポイントやネットマイルになるはずだけど、あの手のサービス事業者ってうまく言っているところないじゃん?

Edyだとうまくいく、ってのはどの辺に理由があるんだろ?

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