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Web2.0を目の敵にしてみる

2005-08-31 15:34:29 | メディア
ことを今週の目標(ってもう水曜日だよ...。)にしてみようかと思ったとたん、伊藤氏がクラシックかつ理想主義的なインターネット論を(いまどき)語ってるという記事見つけたのはいつものCNET。

伊藤氏、いまだにデジガジの顧問やってたんだ...。

いわく、

インターネットの本質として一番重要なのは、オープンであることだという。つまり、どこでも接続可能で、さまざまな情報を引き出せる

はあ、接続性の標準化の話と情報(知財)流通の無料化の話が峻別されていればべつにだからどーした、って話ではあります。てゆうか伊藤氏、10年前と言ってる事が変わってない点についてはブレが無いと評価したいところではありますが、10年前から思考がなんにも進歩していないともいえるので、そこんとこ大変残念です。神童も30過ぎればただの人ってことでしょうか...。

Googleが先週発表したIMの「Google Talk」はオープンソースのJabberベースで開発されており、「再びオープンな技術を採用する動きが見られつつある。こうした動きはこれからも活発になるだろうし、そうあるべきだ」

ネットワーク外部性を持つ財を低コストに普及させる手段としてオープンソースを活用するというのは合理的な選択肢の一つですが、トレードオフとして限界収益が比較的低い点を受け入れる必要があるでしょう。一方でネットワーク外部性を持つ財はWTAが発生しやすく自然独占に向かう財でもあるので、その財による収益を重視する事業主体でカネとか権力持っているところならプロプライエタリな実装、フォーラムスタンダード、公的機関標準準拠といった順序で実装手段を検討するのも当然といえます。

で、オープンソースが先に普及してしまったら、しょうがないからその周辺で同じことをできないか考えるでしょう。要するにコモディタイズしてしまった中心財の周辺でスプロールしてくわけです。(で、放置プレイされた中心財がいつの間にかスラム化していくとか)

伊藤氏のスタンスは昔からオープンマンセーなんで別に不思議な感じはしない発言ではありますし、しゃべったというイベントがデジガジ林氏主催ないたいけなベンチャー経営者志望者ないしベンチャー経営者を煽る会なんで無理も無い、とも思いますが、根拠無しに相変わらずそーゆう主張を繰り返しているんだとしたら無責任な話です...。

途中端折ってしまいますが、

Web2.0と呼ばれる次世代ウェブに取り組む企業でも、「成功しつつあるのは、たいていオープンソースで開発し、周りの人たちとつながっている」とした。また、インターネット業界でも大企業が増えているが、「面白い技術やアイデアは小さな会社からでも多く生まれてくる。これからの10年は、ボトムアップで小さな企業がだんだん育ってくる時代になるのではないか」と述べた

上述した理屈に当てはめると解りやすくなるんじゃないすかね?しかもどこが"成功しつつある"企業にあたるのか明示して無いのもずるいよね。うっしっし。
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2 コメント

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Unknown (sss)
2005-08-31 20:20:11
今後を考えると、技術的には難しいと思いますが、サービスがオープン化というかP2P化していくかもしれないですしね。
うっす (跳箱管理人)
2005-09-05 04:50:13
P2PなのかDRMなのかM2M-xなのかAAA廻りなのかは混沌としてますがなんかかんかでインターオペラビリティは担保される方向なんでしょねぇ...。

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