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(仮)日本共産党 松戸市議会議員 うつの史行のブログ

日本共産党松戸市議団 電話:047-366-7403 メール:utuno@wine.plala.or.jp

松戸で原発・放射能問題の講演会を開催

2011-07-07 22:46:50 | 議員活動
「松戸の未来を取り戻す会」(通称:MMT)のブログはこちらです。
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松戸市の放射線レベルのライブ配信はこちらです。

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測定結果地図へのリンクを変更しました。こちらをご覧下さい。
これはgooglemapに各自治体が公表した測定値をプロットしたもののようです。(私が作成したものではありませんが、ご参考まで・・・いままでの私の地図よりカッコイイですね)

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今日は日本共産党の主催で、放射線問題の講演会を開催しました。(18:30~松戸市民劇場)

6月4日に三郷で講演をおこなった、「野口邦和」先生に講師をお願いしました。私は司会をしました。(またも司会議員・・・笑)

基本的には三郷の講演会と同じ内容でしたので以前のブログ記事をご覧いただきたいのですが、ところどころで新しい資料やデータが示されていました。

とくに私が興味を持ったのは・・・
現在の関東の汚染については「セシウム134」と「セシウム137」が中心となっていますが、例えば1μSv/hの線量が測定された場合、「セシウム134」が約73%、「セシウム137」が約27%という割合だという話です。



もしこの通りなら「セシウム134」は半減期が約2年ですから、約3年後には全体の線量は1μSv/hから0.5μSv/hに下がることになります。
松戸市内で1mの最大値が0.498μSv/hでしたが、その内の自然放射線が0.073μSv/h(川口市の基準を参考)と仮定すると、今回の汚染による放射線量は0.425μSv/hになります。(×24時間×365日=年間3.723mSv)
その内の「セシウム134」が73%で0.31μSv/h、「セシウム137」が27%で0.125μSv/hとなります。

「セシウム134」は2年で半減するので、2年後には0.155μSv/h、4年後には0.072μSv/h、6年後には0.036μSv/h・・・と減っていきます。
・・・が、半減期30年の「セシウム137」は余り減りませんね。「セシウム137」の0.125μSv/hを×24時間×365日で計算すると1.095mSvで、わずかですが年間1mSvを超えることになります。その上に減り続けるとはいえ「セシウム134」と「内部被曝」を考えると・・・やはり、地表面の放射性物質は「除染」で可能な限り取り除く方が良さそうですね。

単純に放射線量の測定だけでなく、いわゆる「核種」を判定することも必要ですね。
半減期が短い「セシウム134」が多い(松戸もそうであるなら)というのは不幸中の幸いかも知れませんが、減っていくまで放置するという訳にもいきませんし、局地的に高い場所は市内にもいくらでもあるでしょうし・・・やはり、きめ細かな測定と「除染」が大切であることを再認識しました。

また野口先生からは市内の放射線量について、「例えば公園などで0.5μSv/hくらいの数値であれば、そこで一時的に数時間過ごす分には問題ない」「学校などで問題になるのは、毎日一定の時間は校庭に出ているからである」「プールの水などはできれば1~2週間に一度くらい測定して問題なければ普通にはいることができる」などの考えが示されました。

会場は1Fがほぼ満席、2Fにもお客さんが入りました。皆さん、ご来場ありがとうございました。

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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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お疲れ様です。 (新松戸ママ)
2011-07-08 06:27:15
お疲れ様です。

昨日幼稚園で「月刊さいとう健」という新聞の臨時号が配られました。内容は放射線問題についてです。

内容的には
「今の被爆量は世界的な自然放射線の数値よりも低い」
「バナナ一本30ベクレルの方が怖い(なら規制していただきたい)」
等の…モヤモヤ感たっぷりな感じでした。

でも…これを読んで「やっぱり大丈夫じゃん」と思ってしまう方もいるだろうなと思います。とても残念です。

もともと自然放射線の高い地域で、例えばサッカーなどのスポーツや強風で砂埃がまったとして、放射性物質が飛散して内部被爆につながることがあるのでしょうか??その土地で作られた農作物は今の福島・関東のように汚染されているのでしょうか???
根本的に比べることが正しいのかもわかりません…

下記の団体をみつけました。
http://kodomozenkoku.com/
「松戸の未来を取り戻す会」も参加していきませんか??

ずうずうしくてすみません…やはり個人では弱くて…
返信する
>お疲れ様です。 (新松戸ママ) (うつの史行)
2011-07-08 23:04:48
幼稚園で「月刊さいとう健」が配布・・・何やらそれ自体が問題のような気も。

確かに世界的には放射線量が強い場所があります。そこと比較すれば、今回の汚染はそれほど高くない、とも言えるかも知れません。

自然放射線が高い地域と低い地域では資質的な違いがあります。
地面の鉱物などから出る放射線が関東では関東ローム層によって阻まれるために、関東は自然放射線が低いようです。
関西や東北などは関東より高目だそうです。

ただ、今回の放射線量の高さは地表に付着したセシウムによるものです。
それが飛散して内部被曝につながる可能性はありますが、もともと地質的に自然放射線が高い地域の放射線量の高さとはそもそも原因が違います。農作物も同様です。
また、もともと自然放射線が高い地域で進化した動物は、放射線への耐性が強くなるという話もあります。
単純に数値の比較だけを議論するのは、不毛かも知れません。

毒と分かっているものを「1日10gまでは大丈夫」と言われたって子どもには与えたくない、というのが普通の親の感覚です。
大切なことは「被曝量は少なければ少ないほどよい」ということ、そして「原発事故による、余計な被曝は受け入れがたい」ということを主張することだと思います。

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Unknown (子育てぱぱ)
2011-07-08 23:17:21
後援会の様子についてご報告ありがとうございます。

そうなんです。セシウム134と137の比率と半減期については、今回の放射能問題に取り組むスパンを考える上で、非常に重要なポイントだと思いますが、なぜかあまり話題にならず、不思議でなりませんでした。

これを踏まえてか?はわかりませんが、いち早く船橋市ではセシウムの134と137の土壌に含まれる量bq/kgとご丁寧に線量の内訳までアップしてくれています。

松戸市でもぜひお願いしたいです!!

船橋市↓
http://www.city.funabashi.chiba.jp/information/p015854_d/fil/space230624.pdf
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ありがとうございます。 (新松戸ママ)
2011-07-09 02:15:45
うつのさんも…日々放射能に関する知識が増えていきますね!!

本当は…専門家以外はあまり気にする必要の無い事なんでしょうが…悲しいですね。

でも、線量の高い松戸で育児をしている私などにとってはこのブログはとても頼りにしています。

住み慣れた松戸から引っ越すなんて必要がなくなりますように…がんばります!!
返信する
>Unknown (子育てぱぱ) (うつの史行)
2011-07-10 22:21:42
セシウム134と137について、野口先生も「何故か政府も東電も、それを説明しないんです」と仰ってました。

船橋・・・本当ですね。これはイイ資料です。
やはりセシウム134が多いですね。
1mで0.313μSv/hの小室保育園の砂場で、1500ベクレル/kgですか。
松戸はどのくらいか・・・早く測定器を手に入れてもらいたいものです。

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>ありがとうございます。 (新松戸ママ) (うつの史行)
2011-07-10 22:23:42
何というか・・・複雑ですね。普通にしていたらイラナイ知識です。

でも議員としてしっかり仕事をするには「何事も勉強」なので・・・それに皆さんに読んでいただけると張り合いが出ます。ありがとうございます。
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