さて、随分飛んでしまいましたが、ユニバーサルスタジオの記事を進めることにしましょう。
「ジョーズ」では、ほどほどの反応しか示さない双子。(パスのおかげで劇的に進めたというのに!!)
むしろ大人の私が楽しんでいるという、若干ショッキングな事態に陥るが、そこは大人の余裕でスルーする。
お決まりのかぶり物(スヌーピー、一択)を物色するも、気に入った物は少し大きくて断念。
(後々考えても買わなくて良かった。荷物が増えるだけだ)
取り敢えず、先に先に行動しなくては、ということで、11時頃に昼食を。
主人と義姉が上記のスナックを買いに行っている間、双子と私はテーブルを挟んで対峙する。
「ねぇねぇ・・・前向いて乗るジェットコースターに乗りたい」
(新作・フライングダイナソーには身長が足りない為、乗車できないから)
「卯月ちゃん、他には何乗れる?早く乗りたい!」
貴女たちは大人がどれだけ頭を回転させてこのテーマパークを巡っているのか、解っているのかね?
と言ったところで通じるはずもない。
「そうだねぇ・・・おじちゃんが帰ってきたら相談してみよっか。」
と茶を濁す。
20分ほど待っている間に、同じ質問が10回。
私は自分の忍耐スキルレベルが一つ上がった事を知った。
取り敢えず、腹を満たし(大人が食べられるようなものは少ない)、次に向かったのは定番「ジュラシックパーク」。
ここだけは昔も今も混雑しているだろうと予測していたが、混雑のレベルが違う・・・・。
なんだ・・・・これは・・・・・!
ちなみに私はこのアトラクション、経験済み。
しかし過去、スライダーから落ちるときに胸を強打してから、二度と乗らないことを誓っていた。
リアルな口元・・・こんなのが好き。(時間限定でお兄さんが撮影してくれる)
荷物番の私は4人と別れ、完璧な撮影ポジションに着く。<ねえ、バイト代出ないの?
しかし、いつ、彼らがあの波飛沫をあげて落ちてくるのか・・・・それを聞かなくては!と慌てて電話をかけるが、ロッカーに収納されていたらしく繋がらない。
結局、誰だか知らない人達の写真を、アホみたいに撮り続けることで、シャッターチャンスを待った・・・。
(おかげで迫力あるアングルを吟味出来たけれど・・・・)
何十枚も見知らぬ客の写真を撮り続けた私は、彼らに売ればそこそこ儲かるだろうなと感じた。
で・・・・40分ほど待ってようやく、彼らが落ちてきた。
やれやれ・・・四十路前のおばちゃんには辛いよ・・・。
この頃から若干疲れを感じ始めて来ていたが、まだまだ先は長い。
時計が早送りにならないかと思った。
フライングダイナソーに乗る人達の悲鳴を聞きながら、我々は比較的空いていた「バックドラフト」へ。
双子、この映画についての知識はゼロ。
その上、地味なアトラクションを敏感に察知したのか、憮然とした顔を見せる。(笑)
甘いよ・・・・ふふふ。
結果、派手な音と炎に、取り敢えずは満足したらしい。
この後、体験したスパイダーマン4Dよりは良い反応を見せてくれた。
その間かんの私は・・・・・通りのベンチに座りながら、セサミストリートの騒がしい音楽を聴いていた。
このまま、全てが終わるまでこのベンチに座っていたい。
そんな甘えた考えは無情な呼び出し音と共に打ち砕かれてしまうが・・・・。
「そろそろパレードの場所取りや!」
「・・・・・・・・・・・・。」
そう、今回のメインイベントはこのパレード。
15周年を迎えたUSJ。
リニューアルしたばかりのパレードを見なくては、何の為に来たのか解らない。<そうか?
私はギシギシと軋む身体で足を引き摺りながら、次の場所へと向かった。
続く・・・・